地元川越の柿農園

ずっしり1個500gの大きな柿!

 

私が住む川越は、小江戸蔵造りの町として賑わいがあります。
昨年からのコロナ禍で外国からの観光客は減ったものの、都内から電車で1時間以内で来られることから平日でも多くの日本人観光客が訪れています。

そんな中心地から一歩郊外に足を向ければ今でも田園地帯が広がっています。
以前ブログでも巨峰畑、いちごのビニールハウス栽培、野菜の無人直売所などで紹介したことがあります。

ブログ:野菜直売所    ブログ:いちご栽培    ブログ:ぶどう農園

 

いちごやぶどうの季節が終わり、本格的に秋の気配を漂わせる時期になれば、今度は柿や栗などのシーズンに入っていきます。
栗は畑の一角や山のふもとの丘陵地など全国いたるところで見られます。又、柿は農家や個人の家の生垣などでよく見られたりします。
そんな光景を眺めるといよいよ秋だな~と感じますよね。

 

私が日々通う市民スポーツセンターの周辺は民家がなく田園地帯が広がっています。
その一角に網で囲った果物畑?がありました。いつも横目で見ながら通過しますが、なにやら黄色の果実が栽培されているようです。最初は柑橘類かな?と思っていましたが、よく見るとなんと柿でした。

えっ、こんな場所に柿農園!?
柿の栽培といえば、観光写真などでよく見る山麓や丘陵地に広がる大規模農園をイメージしますが・・・。
というのも、柿の木が小さいんです。
柿の木の一般的なイメージは、大きく広がった枝にたくさんの柿がたわわに実っている光景なんですが。

 

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一本の柿の木は背丈ほどで、地面からではなくポットで栽培されています。
よく見ると一本の木にそれほどたくさんの実が成っていませんね~。

農園のご主人にお聞きしたところ、3年前から栽培を始めて昨年から出荷したそうです。

 

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今まで見たことがないずっしりした大きな柿でした。
1個400g~500gの大きさです。

 

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黄色っぽい柿が「太秋柿」(たいしゅうがき)、赤い色の柿が「早秋柿」(そうしゅうがき)
市販の「たねなし柿」と比べるとその大きさがよくわかります。

太秋柿、早秋柿どちらも100g120円で販売されていました。1個500円前後といったところでしょうか。
市販されている一般的な柿に比べ割高ですが、大きさ(量)からいえばそれほど大きな差はないと思います。

ご主人にお話を聞くと、

一般的な柿栽培に比べ農薬などの散布量が抑えられること、ポット栽培のため肥料が少なく集中的に効果があること、余分な水分が吸収されない、生育が早いなど健康面や収穫、環境にやさしい栽培ができるようです。

そういえば、最近の葉物野菜やトマト、いちごなど直接地面の栽培からポット型の栽培が盛んに行われています。

 

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今年5月、ご近所のいちご農園で収穫後の苗取りボランティアをした時の画像。
最近のいちご栽培もこうした棚植えのやり方が主流になってきているようです。栽培がしやすく、管理・収穫面でも労働負荷が少ないと聞いています。

 

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太秋柿は歯ごたえのあるシャキッとした感じでほんのりとした甘味があります。
早秋柿は柔らかく一段と甘味が増します。どちらも種なしです。

両方ともかなり大きいので一般的な柿に比べやっぱりその量が違いますね。

 

私たちが住んでいる地域には、ちょっと目を凝らして見れば意外に多くの農産物があります。
川越に限らずどの地域においてもそうした光景があると思います。ただ私たちが知らなかっただけなんですね。

皆さんの地域にもそんな農産物がたくさんあると思います。

2 thoughts on “

  1. すーさん 様

    >1個400g~500gの大きさです。
    是非食べてみたいですね~。

    私は干し柿が大好物です。
    我が家の庭にある柿の木から収穫した柿で作っています。(45歳頃から)
    毎年11月下旬から干し始めて12月中旬から食べ始めます。
    渋が抜けた頃の柔らかいやつが旨いですよ。
    冷凍保存すれば2ケ月間位は美味しく食べられます。
    残りのものは、しっかり干して固くしてブランデー漬けにして食べています。

    干し柿を作り始めた頃は青カビが発生して全滅した年もありました。
    当時の職場の先輩に作り方を教わると、色々アドバイスを頂きました。
    実践しているのは
    1.皮をむき、紐を結んでから熱湯に30秒ほどつける。(熱湯消毒)
    2.吊るした柿の表面に雨よけシート(雨は通さないが光は通す)を掛けて干す。

    上記を実践してからは上手くいっています。
    1.はカビ防止 2.は干し柿の表面が綺麗に仕上がります。

    1. 後輩さん

      へ~、干し柿ですか!それはすごいですね。
      私も干し柿大好きなんですよ。もちろん食べるだけですが(笑)
      家の柿の木から収穫したものでしたら愛着があって作り甲斐がありますね。
      よく田舎の農家の軒下に吊るされている光景を思い浮かべます。そんな光景が自宅にあるなんていいですよね~。
      ブランデー漬けですか、そうした食べ方もあるんですね。想像するだけでその美味しさがわかるような気がします。
      干し柿の作り方もいろいろコツがあるようですね。そうして苦労して作ったものでしたら美味しさ数倍?になると思います。
      今年もぜひ美味しい干し柿作ってください。

      コメントありがとうございました。

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