味噌ラーメン

後を引く一杯「三ん寅」

札幌「すみれ」系の味に納得!

 

中学生の頃、私が生まれ育った静岡の片田舎に一軒のラーメン店が開店しました。
当時、ラーメンといえば中華食堂が一般的で、専門店は珍しかったことから街中で話題になりました。
そのお店は北海道の「どさんこ」というチェーン店でした。
私たちの年代の人にとっては、たぶん懐かしいな~と思う方は大勢いると思います。
部活の帰り友人に誘われ初めて入った時のことは今でも記憶に残っています。当時としては珍しくカウンターのみの座席でした。
メインは味噌ラーメン。麺を覆い隠すほどのもやしがてんこ盛りに驚きました。今までラーメンといえば醤油の中華そばが一般的だったことから、「こんなラーメンがあるんだなぁ」と衝撃を受けました。
今では全国に多種多様なラーメンがあり、日本の食文化の代表的な食べ物になっています。

北海道の三大ラーメンは、函館の塩、札幌の味噌、旭川の醤油が有名です。
20年以上前、カミサンと二人で北海道旅行した時、札幌の有名店「すみれ」というラーメン店に行きました。この頃から都内を中心にラーメン食べ歩きをしていたことから、札幌の人気ラーメン店を事前にリサーチしておきました。
「すみれ」の味噌ラーメンは、今まで出会ったことのない味でした。都内でも味噌ラーメンを食べる機会はあり、同じ札幌系の「はせがわ」(池袋)という専門店がありよく食べていました。しかし、そのお店も閉店してしまい本場の札幌味噌ラーメンを食べることがなくなりました。

退職後、北海道くるま旅で札幌に訪れた時「すみれ」に立ち寄るようになりました。又、その系列店の「彩味」にも2回ほど食べに行きました。どちらかというと、私たち夫婦はこの「彩味」の味が気に入ってました。

ブログ:2018北海道B級グルメ編   ブログ:2023北海道行列のグルメ店

 

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水道橋「三ん寅」味噌ラーメン

 

最近都内でも本場札幌味噌ラーメンを食べさせてくれる専門店が数多く出店しています。
そんな中、先日水道橋にある「三ん寅」(さんとら)に行って来ました。

このお店は、老舗「すみれ」で17年間修業した店主が暖簾分けして水道橋に出店したそうです。
BS-TBS「ラーメンを食べる」の放送で知りました。
調べてみると、ラーメン専門誌のTRYラーメン大賞2020-2021にて味噌部門第一位を受賞したと掲載されていました。
ちょっとこれはしっかり準備して行かないとかなり並ぶようだな~と思いました。

 

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開店11:00。開店40前に行くとすでに2人待っていました。ということで3番目に並びました。
オープンした時点で20人の長蛇の列ができていました。さすが人気店のようです。

注文はもちろん一番人気の味噌ラーメンです。
カウンター席には関東のラーメン店には珍しく「S&Bコショー」が!。実はコレ、北海道のどのラーメン店でも定番の光景です。なぜなのか?はわかりませんが、必ずありました。

 

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味噌ラーメン950円

上の画像(彩味)と器の盛りかたが同じような印象ですね。老舗「すみれ」の系統を引き継いでいるのでしょう。

 

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スープはやはり「すみれ」の味に近いです。少し店主の個性も取り入れているようですが、基本の味は変わらない感じでした。
ただ、歳のせいかちょっとラードが強い感じでした。若い人にはちょうどいいのかもしれませんね。
この味は他の味噌ラーメンにはない ”後を引く独特な旨味” があります。これも ”技” ではないでしょうか。
麺は北海道の西山製麺の黄色い中太麺でした。この麺も味噌に合う独特な食感です。

 

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もちろん最後のスープまで完食! 丼ぶりの底には「感謝」の文字が。

食べ終わって外に出ると、なんとまだ20人以上並んでいました。
最近はラーメンが人気のようで、こうした光景は時々目にします。

今回、開店前から並び始めて食べ終わるまでの時間は、1時間20分でした。多分この位の時間はかかるでしょう。
ラーメン一杯食べるにもけっこうエネルギーがいりますね。

たかがラーメン、されどラーメンですね!

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