結婚式の「フラッシュモブ」?
子どもの保育園時代から30年近く親交のある友人家族から結婚式に招待されました。 結婚式を挙げるその家族の娘さんは、私の娘と保育園の頃からの幼馴染でした。 今でも家族ぐるみでお付き合いしている家族ですので、私たち夫婦と娘の3人で披露宴に出席しました。 会場は都内の六本木ヒルズのホテルです。首都圏の埼玉に住んでいるとはいっても、都心のそれも六本木ヒルズ?と聞いただけでヒルんじゃいました。 働いていた頃でも滅多に行ったことのない場所で、退職してからはほとんど都内に出ない生活を送っていましたから迷ってしまうんじゃないかな、という心配があったほどです。
結婚披露宴の出席は数年振りです。 現役の頃は会社関係の結婚式がほとんどでしたが、退職後は親戚の叔父さん、叔母さんという立場での出席が多くなってきました。 披露宴の進行(ストーリー)は、昔と比べ基本的に大きく変わったりはしませんが、演出面での華やかさは年を追うごとに盛り上がっているような気がします。 特にサプライズということでは、意外性や驚きを演出して新郎新婦のみならず客席の招待された方々を喜ばせてくれます。
結婚式の当日の夜、自宅に帰ってきた時なにげなくテレビを付けたところ、テレビ朝日の「SmaSTATION」(スマステ)で結婚式の特集版がありました。 番組の中では、最近の披露宴の流行り企画が紹介されていました。 この番組を観て今日出席した披露宴を思い返しながら「なるほどな」と思う場面がいくつか頭をよぎりました。 退職以降、世間とは距離を置くような生活でしたから「今時の流れ」をひとつ勉強になったような気がしました(笑)
フラッシュモブ~披露宴のコックさんや給仕さんが突然踊ったり、又、仲間の余興に突然新郎が参加して新婦や出席者を驚かせるパフォーマンスだそうです。
「フラッショモブ」 「公共の場所に、見ず知らずの人たちがネットなどで集まり、集団行動をし、その後立ち去る」という行動。最近ではその意味が広がり「踊るはずのない大勢の人が一斉に踊りだし、一定の目的を遂げて解散する」という意味でも用いられている。 これをダンスフラッショモブと呼びます。特にプロポーズや結婚式の余興にフラッショモブを取り入れる人が多くなっています。 フラッシュモブがプロポーズや結婚式で用いられるようになったのは、サプライズ性が高く感動する要素が含まれているからです。 「フラッショモブ」のサイトより
「結婚式でよく使われる曲」が流れ、新郎や新婦の名前を歌詞を替えて歌ったり、キメのセリフを言ったりすることも流行りのようです。
結婚式でよく歌われる曲ベスト。今の若い人たちにとっての人気の歌はわからない曲もありますが、歌詞を口ずさんでみると結婚式に合ういい歌がありますね。
ということで、出席した披露宴を思い返してみると、これらのパフォーマンス(フラッショモブ)が全て詰まったものでした。「なるほど!」と今時の流行りを教えてもらった楽しく和やかな素晴らしい結婚式でした。
誕生日サプライズ
結婚式がお開きになって、娘から「新宿でちょっとお茶でもしていこうよ」というお誘いがありました。 昨年結婚した娘は都内に住んでいます。ダンナも休みだから久しぶりに一緒にお茶しようということになり、その足で新宿に向かいました。 誘われた場所は西口の超高層ビルのホテルの52階でした。田舎のおじさん、おばさんが来るような所ではありませんが、若い二人は時々来ているようで慣れていました。
52階からの夜景の眺めは素晴らしいの一言でした。 場違いなためかキョロキョロするのもちょっと恥ずかしいくらいです。 連れていかれた所は大人の雰囲気が漂うジャズバーでした。ライブでの軽快なジャズソングは、なんともいえない心地でした。
そんなジャズを聴きながらおしゃべりをしていると、歌っていた歌手が突然「バースデイソング」を歌いだしました。 「へ~、誰かお誕生日のお客さんがいるのかな」と思いつつ振り返ると、なんと目の前にバースデイケーキが運ばれてきました。
一瞬なんのことかわかりませんでしたが、「そうか!私の誕生月か~」と、娘夫妻からのサプライズでした! 周りのお客様や給仕の方からの拍手にまみれ、慌てて頭を下げた次第でした。 今日の結婚式でのサプライズは、客席から見ていて面白く楽しいものでしたが、いざ自分がその主人公になるとは思いもよりませんでした。 これこそがサプライズなんでしょうね。