「家族はつらいよ」「エベレスト神々の山嶺」
久しぶりに映画館に足を運んできました。 以前から観たかった山田洋次監督の「家族はつらいよ」と原作夢枕獏氏の「エベレスト神々の山嶺」が、3月12日に同時封切されました。 映画の封切は決まって週末の土曜日ですが、私たち夫婦が行く曜日は毎回月曜日です。 平日の月曜日は、劇場内が空いていてゆったりと観やすい席が確保できます。
今回、観たい映画が同時封切だったため、午前中は「家族はつらいよ」、午後から「神々の山嶺」を観てきました。 この日は朝から雨でこの時期としては肌寒かったことから、多分かなり空いているだろうと思ってゆっくり出かけましたが、とんでもない!なんとチケット売り場は長蛇の列! 皆さん考えることは同じで、並んでいるのはシニアの方々がほとんどでした。 両映画とも今まで経験したことがないほど満席状態でした。
劇場内に響く観客の笑い声
映画「家族はつらいよ」は、ご存じのとおり山田洋次監督が「男はつらいよ」シリーズ終了から約20年ぶりに手がけた喜劇です。 昨年上映された同監督の「東京家族」で一家を演じたキャストと全く同じ顔ぶれでした。 皆さんそれぞれ個性のある俳優さんばかりで、実にある味のある演技で面白かったです。
ストーリーの内容が熟年離婚騒動ということをテーマにしていることから、特にシニアの方々の関心を高め、男性においては今までの自分の言動に対して振り返ることもあり、又、女性(奥様)にとっては、大きく頷く場面もあったのではないかと思います。 観ている観客自身が、自分たちのことと置き換え観ることができるストーリーでした。
昔、寅さん(男はつらいよ)や喜劇映画などで劇場内が観客の笑い声で溢れていた頃がありました。今では同じような喜劇映画でも周りを気にして笑いを抑えることが多いのではないでしょうか。 山田洋次監督の映画(喜劇)は、笑いの場面で観客が期待したとおりの演技やセリフがでてくることで、観る側にとって「その先の笑いがわかる」ことの安心感があります。 周りのオジサン、オバサンたちと一緒になって、久しぶりに声に出して笑える映画でした。 「男はつらいよ」と同じように、ぜひシリーズ化してほしい映画だと思います。
エベレストの山並みを展望してみたい!
観終わった後、ゆっくり食事をして午後からの「エベレスト・・・」を観ました。 午前中の映画とは打って変わって、こちらは手に汗握る連続でした。
以前、原作の夢枕獏氏に一度お目にかかったことがありました。 もちろんお話しすることはなく遠くから見ただけでした。 一昨年、モンベル主催の「冒険塾」に参加した時、「夢と冒険」というテーマで夢枕氏の講演を聞いたことがあります。 氏の著書は今まで読んだことがありませんでしたが、この時を機会に原作「神々の山嶺」を読んでみました。 その後、登山専門誌の「岳人」に「創作ノート・山への想い」がシリーズ化され、この原作を作っていく過程がつづられていました。 この本が映画化される!ぜひ観てみたいと思っていました。
私も登山を愛好していますが、同じ登山を題材にしているこの物語は全く別の世界です。 一言で「登山」というジャンルには、かなり広い意味があります。 私たが日ごろ親しむ登山と比べて技術、知識、装備など全くかけ離れた存在の登山です。
物語の内容は別として、登山を趣味にしている者のひとりとして、世界の屋根といわれるチベット高原にはぜひ行ってみたいという思いがあります。 ヒマラヤの高い山を登るというのではなく、チベット高原をトレッキングしながら、かなたに望むエベレストの山並みを見てみたいです。 そんなチャンスがくるかどうかはわかりませんが、夢は持ち続けていきたいです。
ということで、カミサンと二人で1日2本の映画を観てきました。 予告編で佐藤浩市主演の「64-ロクヨン-前編/後編」が6月に公開されるようです。 こちらもぜひ観たい映画です。
Himalさん
コメントありがとうございます。
最近では早期退職して残りの人生をエンジョイされている方が少ない中、Himalさんは実行されたんですね。そういう仲間がいたことにとても嬉しく思います。
ネパールに2年住んでいたんですね。すごいですね!
本格的な登山はできませんが、エベレストをぜひこの目で見たいです。
情報ありがとうございます。
東海自然歩道を歩いているんですか、ロマンがあっていいですね~。
私も百名山踏破したらロングトレイルに挑戦したいと思っています。
先日、友人から東北の「みちのく潮風ロングトレイル」のことを知りました。
また新しいチャレンジも増えました。
これからもまたぜひこのブログに訪れてください。
コメント楽しみにしています。