大井川下流域の島田市最高峰へ
冬の晴天の中、南アルプス聖岳を展望
日本列島低気圧の影響で大雪になる地域もありますが、ここ静岡、特に中部エリアでは冬でも温暖な気候が続いています。風は冷たいですが、日中は暖かな日差しの中で過ごすことができます。
大井川鉄道は、静岡県島田市の金谷駅と川根本町の千頭駅を結ぶ地方鉄道です。
蒸気機関車(SL)が走る路線としても有名です。鉄道ファン以外にも初夏から秋にかけては、大井川沿いの絶景と温泉を求めて全国から観光客も殺到するようになりました。
私が子どもの頃は、こうした観光客が来るようなことはなく静かな田舎町でした。夏になれば大井川での水遊び、釣り、キャンプなどして過ごした思い出があります。
そんな大井川流域には、ハイキングに適した山がたくさんあります。大井川鉄道を利用して日帰り、半日で往復でき、絶景を楽しむことができる「八高山」(はっこうさん)に行ってきました。
八高山 標高832m
左方向、雪をまとった南アルプス聖岳方面(八高山頂上から)
ゆるやかコースは、登り2時間半~3時間位の行程です。
福用駅から出発
八高山へのハイキングは、大井川鉄道「福用駅」からはじまります。
週末はSL列車が走っています。最近では、こたつのお座敷列車もあるようです。
駅舎内に案内板がありました。登りはゆるやかなコース(コース②)、下りは急登コース(コース①)で下りてくる予定です。
福用駅前の通り。 ここから八高山へ。
木立の中を整備されたハイキングコースが続いています。
茶の木トンネル。お茶の木が伸びてトンネル風になっています。
「木立トンネル」 針葉樹の木漏れ日の中、気持ち良い山歩きです。
突然視界が広がり八高山が目の前に飛び込んできました。南アルプスの山並みも眺望。
馬王平(まおうだいら)からの眺望。雲がなければこの場所から富士山がくっきり見えるのですが残念!。
(富士山は、写真右の山並みの右奥に見えるはずです)
八高山頂上832m。登山道では誰一人会うことはなく、またしても自撮りです。
眼下には大井川と家山 南方は遠州灘と浜松方面を遠望
一等三角点の山
八高山山頂には、一等三角点がありました。
この三角点は、三角測量を行う時に地表に埋定された基準点のことを三角点といいます。
簡単に言えば、三角点の二点間の距離と二つの角度がわかれば、残り二辺の距離を導くことができるというものです。同様の方法で高さも求められます。
測量を行う上で明確な目標となる地点がいいことから、特徴的な山容のある目立つ山に設置されることが多いようです。 三角点設置の詳細は省きますが、けっして著名な山のピークに設置されているわけではありません。又、三角点は山頂にのみあるということもありません。
ちなみに槍穂高岳連峰の最高峰奥穂高岳には三角点はありません。(槍ヶ岳は古い三角点で現在使われていないようです)
下山はかなりの急坂を下って来て白光神社裏手に着きました。
先日蓬莱橋から望んだ八高山です。写真中央奥の突き出た山。
ということで、大井川流域の南アルプスが見える山に行ってきました。今回は残念ながら富士山が望めませんでしたが、次回また天気の良い日に登ってみようと思います。
自撮り、お疲れ様でした。
見ていても楽しくなります。
ゴマたっぷりのおにぎりがおいしそう~
誰にも会わない山は、贅沢な気がしますね。
家犬さん
ワハハッ!そうなんですよ。一人寂しく自撮りで~す!
登りから下山までたった一人の登山は過去何度もありましたが、すべてが独り占めという感じですからやっぱり贅沢ですよね。
低山でもいい山がたくさんありますから、これからも登っていきたいと思います。