リンドウの咲く月山
八月の半ば過ぎ、山は群青で、牛の背のようにゆったりと伸びていた。どんな山でも頂上のあたりはいくらか鋭く立っているものだが、月山にはそれがない。撫でたような緩やかな線であった。出羽三山とは、羽黒山、月山、湯殿山のことだが、羽黒と湯殿は山としては論じるに足らない。ひとり月山だけが優しく高く立っている。 優しく、それが月山である。北の鳥海の鋭い金字塔と対照するように、それは優しい。 深田久弥著「日本百名山 月山」より
月山と鳥海山に登る目的で庄内平野を訪れたのは2年前でした。その時は天候悪化のため登山は諦め酒田市、鶴岡市の庄内地方の観光に切り替えた旅でした。 そして、昨年再チャレンジということで、鳥海山ゼロtoゼロ(海抜omから登り、海抜omに下る)を達成しましたが、月山は残念ながら天候不順により断念。 東北の日本百名山登頂に向けた今回の旅の最初に選んだのは、三度目の正直の月山からでした。しかし、今回も天から見放されたのか? 朝から小雨の降る中、登山口の姥沢口に向かいました。
姥沢コース。湿原の中、頂上に向けて木道を登っていきます。深い霧のため残念ながら景色が望めません。
登山道沿いに咲くエゾリンドウ。鮮やかな青紫が心を和ませてくれました。
月山の山頂は一般的な頂上ではありませんでした。鳥居をくぐりお祓いを受けて頂上に建つ月山神社に参拝することで登頂になります。神社内は撮影禁止のため、外から撮影しました。頂上付近は霧に覆われ、雨が降りしきる中、月山神社を後にしました。 再び訪れる時は、ぜひとも晴れ日を狙って来たい山ですね。
日本海沿いを秋田に向けて~
月山下山後、2年連続で訪れた庄内平野を通過して、日本海沿岸に近い「道の駅にしめ」に車中泊。夏休み最後の平日とあって駐車場は空いていました。同じ車中泊組みのご夫婦と隣り合わせになり、くるま旅のお話しや情報交換させていただきました。旅慣れたご夫婦ということもあり、道路事情、道の駅や温泉情報など実際に体験されてきたリアルな話は、貴重な情報です。道の駅や高速SAなどで車中泊されるシニアの方々は必ずいます。 そうした方との交流は、同じ仲間同士ということで親近感があり、気さくにお話できるものです。
「道の駅にしめ」 お隣どうしで車中泊されたご夫妻は同じ埼玉県の方でした。大型キャンピングカー(バスコン)で東北くるま旅をしていました。これだけ大きい車ですと、どんな場所でも駐車スペースに気を使うとおっしゃっていました。
日本海沿いの酒田街道(羽州浜街道)を北上して秋田市へ向かう。
この後、秋田市内観光と男鹿半島に向けてくるまを走らせました。 はじめての秋田市内です。秋田といえば竿灯まつりですね。お祭りはすでに終わっていましたが、どんなものか一度は見たいということで秋田民族芸能伝承館に行ってみました。
「北東北のくるま旅」 つづく
雨の月山、お疲れ様でした。
でも花の写真や登山の様子がわかり、それなりにいい味がありましたよ。
移動しながらのアップは大変なことは、経験でわかります。
ありがとうございます。
家犬さん
昨日、秋田市内から男鹿半島のキャンプ場で車中泊しました。
キャンプ場ではバーベキューを楽しみました。
今日は、男鹿半島を周り、青森の十二湖(白神山地)に来ています。
明日は、十二湖トレッキングです。
家犬さんが経験された南米旅行中のブログアップの大変さ、よくわかりました。夜は疲れているのでブログがなかなかはかどりません。