地元「歌ごえコンサート」

昭和歌謡メロディーと共に~

シニア100人参加のXマスイベント!

 

全国には様々なアマチュア音楽クラブ・サークルがあります。
特に若いころ音楽に慣れ親しんだ人たちが、シニア世代になってから地元の有志とバンドを組んで音楽活動する光景を見聞きしたります。
又、楽器を演奏できなくても懐かしのあの頃の思い出の歌を歌いたいということから、親しい人たちとカラオケに集ったり同好会を結成したりしています。

こうした活動や集いの情報は、各市町村にある公民館や会報で知ることができます。
音楽に関することだけでもコーラス、ピアノ、マンドリン、ギター、ハワイアンズ、ハーモニカなどがあります。
その他、バンドを組んで演奏会を発表する倶楽部活動もあります。

そう考えてみると、音楽を趣味にしている人たちが大勢いることに気づきます。
例えば、川越市の中でも私が暮らす狭いエリアの中だけでも5つほど知っています。その人たちは公民館を利用して定期的に練習したり、時には市民を対象に発表会などされています。

そんな音楽倶楽部活動にカミサンも2年ほど前から「手話」を通してご近所のバンドに参加するようになりました。
そのバンドは、昭和歌謡を中心にした歌ごえ演奏を中心に、ボーカル、ギター、ベース、カホンと手話を取り入れた音楽グループです。
ボーカルとその演奏に合わせて「皆で歌おう、口ずさもう」をコンセプトにしていることから、観客も含めた全員参加の歌ごえです。
コロナ禍の頃は聴いてもらうだけの活動でしたが、最近では皆が一緒に歌うイベントになってきています。

 

そんな音楽活動のイベントで、先日「皆で歌おう!クリスマスコンサート」が開催されました。
地域の公民館行事の一つとして企画されました。チラシや回覧板で案内されて、更に口コミなどで広がり100人の観客が集いました。
昭和歌謡を中心にした歌ごえコンサートということから、参加された方々はほとんどがシニア世代です。
そして参加費は無料です。

 

20231223_132141

公民館会場

 

私も前日は会場の飾りつけなどの準備をお手伝い。当日は受付、ビデオ撮影を担当しました。

昭和歌謡といってもその期間は長いです。戦前から戦後の復興、高度成長期を経てオイルショックやバブル期まであります。
参加者の多くは60~80代の高齢者。平均年齢でいえば75歳位といったところでしょうか。こうした年代からいえば、参加者が若かりし頃の1960~70年代の曲が最も好まれるのではないかと思います。
又、そのジャンルとしても一般的な歌謡曲や演歌、フォークソング、ニューミュージックまで幅広いです。

今回の歌ごえは多くの人たちに人気のある歌謡曲とフォークソングを中心にした選曲でした。

 

20231227_102457

プログラムは2時間半の5部編成

ほとんどの曲が手話を交えての歌ごえの他にフラダンス、替え歌コーナー、Xマスソング特集など趣向を変えたイベント。
2時間半という長い時間でも飽きない企画が組まれていました。

曲は、
1960年代の「さよならはダンスのあとに」「銀色の道」「学生時代」「四季の歌」「旅人よ」
1970年代の「なごり雪」「翼をください」「いい日旅立ち」
1980~90年代の「人生いろいろ」「川の流れのように」「サライ」「糸」 など18曲

大多数の人たちが知っているヒットメロディーが中心でした。

 

20231223_142531   20231223_142904

フラダンスコーナー

フラダンス同好会のメンバーによる「ホワイトクリスマス」「きよしこの夜」「アロハ・オエ」の曲に合わせて華やかなダンスが披露されました。

 

このようなかたちで音楽を楽しむ企画は、普段私たちの生活の中では意外と少ないと思います。
一般的なアマチュア音楽コンサートは演奏者側の曲目で構成されます。それは聴いてほしい曲、自分たちが好きな曲だったりします。聴く側にとってはそれはそれで楽しめるもので、こうしたイベントが大半を占めています。

一方、今回のような ”皆で歌おう企画” は、観客が主役のような気がしました。又、手話で手を動かしてみる、フラダンスを観て目で楽しむといった多彩な内容が良かったのではないかと思いました。
それは100人が参加したという状況をみても明らかでした。

参加者のアンケートの感想は、

「ほぼ知った曲で一緒に声を出し楽しいひとときでした。いきいきセカンドライフを受講しました」

「暗いニュースの多い昨今、身近な場所で楽しい時間でした」

「新宿の歌声喫茶に通っていた20代の頃を思い出しました。また来年も参加します」

「会場に来たお客さん全員が歌える機会がとても嬉しかったです。声を出せて歌えたことがよいクリスマスになりました。青春時代の歌が懐かしいです」

「一緒に歌っていいですよと言って下さったので、久しぶりに懐かしい歌をたくさん歌えました。幸せな2時間半でした」

 

シニア世代の生き方・過ごし方を考えるに当たって、一つの例として演奏者・観客も含めここにもヒントがあるように思えました。

2 thoughts on “地元「歌ごえコンサート」

  1. >暗いニュースの多い昨今、身近な場所で楽しい時間でした

    楽しいひと時を過ごされたようで何よりです。
    昭和の歌は懐かしさでいっぱいです。

    毎日テレビに映し出される戦時下の悲惨な映像に心が塞ぎがちになりますが、
    身近で起こる小さくても心温まる出来事には感謝する気持ちを持ち続けてたい
    と思います。

    今年も様々な話題をありがとうございました。

    1. ローズさん

      最近、テレビで「昭和歌謡」が放映される番組が増えていますよね。
      若い世代や外国人などにも人気が高まっていると聞きます。
      昭和歌謡の特徴は、親しみやすいメロディーと歌詞にあるように思えます。日常生活の中にある誰もが経験したことやその想いに共感する詩がいいのかもしれません。
      又、中にはメッセージ性のある歌もあります。自分たちも歌っていて一体感が出るように感じることがあります。

      テレビの昭和歌謡番組はいつも録画しています。普段の録画番組は観た後に消去しますが、昭和歌謡に限っては保存したままで後日また視聴しています。
      いつでもあの頃に戻れることなんでしょうか。

      今年はたくさんのコメントをいただきありがとうございました。
      こうしたメールで様々な話題についてお話できるのも楽しみのひとつです。
      また来年もお話しましょう。
      よいお年をお迎えください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。