古いアルバム

親の遺品整理で保管してあるもの

思い出の家族アルバム

 

昨年母が亡くなり実家は義理の姉が暮らしています。

兄(長兄)は定年退職後実家を継ぐ予定でしたが、その直前にガンのため63歳で亡くなりました。
義姉は兄の意志を継いで母のいなくなった実家に一人で過ごしています。
もう一人の兄(次兄)は農家に婿入りして姓は変わりましたが、今でも兄弟の繋がりはあります。
母が亡くなった時、次兄と共に葬儀の準備を進めました。喪主は三男の私が務めることになり、その後の法事関連も引き続き行っています。

以前、義姉から家族の古いアルバムを手渡されました。長兄が実家を継いでいればそのまま保管されていたと思います。しかし、長兄が亡くなったのであれば残った私たち兄弟が預かるのはごく普通のことなのでしょう。
そんなことで、今私の手元に親のアルバムがあります。父母が若かった頃、私たち兄弟三人の子どもの頃からの古いアルバムが数冊ほどあります。

 

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昭和30~40年代のアルバムは白黒写真でした。

 

一般的に親の遺品整理の時、最後に残るのはアルバムが多いと聞きます。確かにこの処分というのはなかなかできないものがあります。目で見てわかる家族の思い出が詰まったものですからそう簡単に処理できないです。
今ではスマホで撮った画像はデータ化して保存できます。又、画像データをCDやUSBメモリなどに保管することもできます。
もちろんこうした古い紙アルバムをデータ化する方法はあるでしょう。しかし、そこまですることもたいへんですし、データ化した後その紙アルバムを処分することさえ躊躇するのではないでしょうか。

 

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昭和50年頃になるとカラー写真が主流に

 

アルバムは「子どもが小さかった頃の写真が多い」ことに気づきます。
親のアルバムも私たち兄弟三人の子どもの頃が最も多かったです。又、今度は自分たち家族写真も子どもが幼かった頃の写真が圧倒的です。
それは子が巣立っていけば当然写真は少なくなり、今度は孫の写真が多くなってくるものなんでしょう。

私たちが60~70代になる頃から親の介護や葬儀、お墓、法事、遺品整理、家の処分など多くのことを大なり小なり経験します。
私もこの8年の間に母と義父母の介護に関わった後、上記のような経験をしてきました。
こうした体験から今度は ”自分たちはどうなんだ?、どうしておくべきか” ということにつながっていきます。これらのことを今では一般的に「終活」と言われていますが。

そんな親の古いアルバムをどうしようかと思っていますが、同時に自分たち家族のアルバムのことを考えてしまいます。大きなダンボール一箱分もあります。
これも今処分できるものではありません。しかし、自分たちが亡くなった時、娘が同じようなことを繰り返すのではないかと想像します。

親の古いアルバム、そして自分たち家族のアルバムを今どうするかは決められませんが、いつかは決めなくてはならないでしょう。

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