キャンピングカー白書2022

販売売上、過去10年で3倍!?

キャンピングカー購入後10年を経て

 

2020年からのコロナ禍でアウトドアレジャーが盛んになってきています。
個人のキャンプはもちろん、バンガローやテント宿泊施設も充実している様子がTV、ネット、雑誌などで紹介されています。
これも生活の多様化と共にコロナ禍が一つの引き金になったということなのでしょうか。

 

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11/14日朝日TV羽島慎一モーニングショー
キャンピングカーとテント泊の報道。番組ではキャンピングカーの中でも最近人気の軽キャンやトレーラーハウスなどが紹介されていました。

 

退職後10年経ちました。
退職と同時に購入したキャンピングカーも10年経ち、時の流れは早いものです。
北は北海道から南は九州まで、ほぼ全国をくるま旅してきてきました。走行距離は75600km。
まだ訪れていないエリアもあるので、これからまたプランを立てようと思っています。

 

今年、日本RV協会から「キャンピングカー白書2022」が発表されました。

白書によると、累積保有台数が過去最高の「136000台」に達したそうです。この台数が多いのか、少ないのか?、あまりピンときませんが、過去からの推移をみればよくわかります。

※以下、添付したグラフは日本RV協会の2022白書から。

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私が購入したのが2013年ですから、5万台ほど増えていました。こうしてみるとその需要は大きく伸びていました。

 

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保有台数の増加に伴って、2021年の販売売上総額が635.4億円となり、10年前に比べ約3倍になったようです。

売上構成の中で最も成長が著しいのは、8ナンバーのキャンピングカーで新車・中古車ともに対前年比で100%を超える成長率となりました。(新車:122.4%、中古車:108.6%)
8ナンバーは、シンクや調理器具などの装備が整った車種が多いことから、昨今の新型コロナウィルス感染症や防災対策として、キャンピングカーの存在意義が見直された結果、購入者が増加したのではないかと考えられます。
日本RV協会

車にはナンバープレートの上段に番号があります。例えば、一般の乗用車は「530」「330」とか排気量や車体の大きさなどで区分けされています。
キャンピングカーの場合、例えば「830」など8から始まる番号で特殊車両扱いになっています。他にもパトカーや救急車、消防車、ゴミ収集車、クレーン車などの特殊車両も8ナンバーです。

キャンピングカーとしての8ナンバーは、「一定の基準を満たしたシンク、コンロ、ベットなどを有する」ということで、一般のワンボックスカーやバンなどとの違いがあります。

それにしても販売金額が10年で3倍ということですから、かなり成長している様子がうかがえます。

 

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以前、くるま旅で訪れた「庄内夕日丘オートキャンプ場」(山形)

一般的にテント泊を中心としたキャンプ場が多いですが、ここ最近は車を乗り入れることができるオートキャンプ場も増えているようです。
キャンプ場で車中泊するもよし、車の脇にテントを張るのもよし。車にキャンプ用品を全て積み込んでおけば、移動することなく設営に便利です。

 

キャンピングカーを所有し10年を振り返ってみると、本当に必要な装備は、冷蔵庫、電源、ベット(常設)くらいなものです。
今では全国どこにでもコンビニ・スーパーや日帰り入浴ができる施設があります。コンロやシンクがなくても全く不自由しません。
欲を言えば夏場における空調設備(エアコン)です。冬場はヒーターがあり重ね着すれば寒さを防ぐことができますが、暑さだけはどうしようもありません。
一晩中エンジンをかけっぱなしで、クーラーというわけにはなかなかいかないものです。

 

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キャンピングカーの装備品として、最も関心が高かったには「電源システム」だったそうです。

これをみて、やはりそうだよなと思いました。
一般のキャンピンカーには、走行充電バッテリーが装備されています。これによって車のエンジンをかけなくても長時間の電源が確保できます。
照明はもちろん各種電気機器は使えますが、使用容量の高い機器は難しいです。より快適なくるま旅をするためには電源システムの充実が必要になってきます。

こうした設備投資によって、キャンピンカー本体の価格が高くなります。
エアコン、リチウム電池、ソーラーパネルなど装備したキャンピングカーは、装備していない車に比べ100~200万円高になっていると感じます。
又、そうした設備の維持費(メンテナンス)というのも考慮に入れる必要があると思います。

このような設備というのは個人の価値観によるものですから、特に必要ないと思えばそれはそれで十分楽しめるものだと思います。
キャンピンカーでなくても、例えば、それなりのスペースのあるワンボックスカーやバンタイプの車種は工夫すれば十分快適なくるま旅ができるのではないでしょうか。
それは、実際に全国くるま旅をしてきてわかった私たち夫婦の体験からです。

 

いずれにしても、このようなレジャーにおいては多様化が進んでいると感じます。
自分に合ったスタイルで楽しめればそれが一番いいと思います。最近ではレンタルも充実してきているので、何度か試してみてから購入を検討することをお勧めします。

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