道東の釧路・根室へ
旬のサンマとカニ、カキを求めて
3年前の北海道夫婦くるま旅以降、コロナ禍により北海道はもとよりくるま旅自体控えてきました。
昨年から今年にかけてワクチン接種や予防対策が進み、次第にwihtコロナの雰囲気の中、観光をはじめ各種イベント活動が活発化し始めてきました。
こうした中、今回は北海道の道東へ飛行機を利用して久しぶりの家族旅行を楽しんできました。
観光シーズンの夏休みが終わったこの時季、旬のサンマとカニを求めて釧路、根室方面へのグルメ旅でした。
秋といえば、サンマはよくわかりますが、カニは冬場じゃないの?
北海道の主に根室半島付近で獲れる花咲ガニはカニには珍しく旬は夏から秋にかけて。おいしい昆布が獲れる道東では、それをエサとするカニも当然おいしくなります。漁獲量の大半を誇る根室市では、毎年7~9月ごろに漁が解禁されます。日本では道東しか獲れない「幻のカニ」といわれる花咲ガニ。旬の時期、冷凍ではない浜茹でを一度は食べてみたいですね。
「tenki.jp>グルメ」サイトより
北海道のカニといえば、毛ガニやタラバガニが最も人気がありよく知られていますが、花咲ガニ?
以前、北海道旅で何度か花咲ガニを食す機会がありましたが、殻が硬く、トゲも鋭く多いため、どちらかというと敬遠してきました。
又、冷蔵された冷たさもあってか、どうしても馴染めない感じでした。
それが、旬の獲れたてのカニが ”浜茹で” ともなれば話は別ですね~。ぜひ食べてみたくなります。
根室駅前にあるカニ専門店「かさい商店」さんへ
事前に電話確認したところ、午前8時頃から茹で始める情報を得たので、時間に合わせてお伺いしました。
店先ではすでに食べている観光客がいました。
店内には茹でた花咲ガニが陳列されていました。しかし、私たちが求めるのはこの冷たいカニではありません。
茹で立ての熱々が食べた~いということです。
一般的な「浜茹で」は、茹でたカニを一度冷却してから提供(販売)されるそうですが。
ご主人にお願いして厨房の茹で釜を見せていただきました。
茶褐色の花咲ガニが茹でるとすぐに真っ赤になってきました。この鮮やかな赤は実に美味しそうです。
特別に大きなカニを選んでもらって熱々の花咲ガニが出来上がってきました。
店員さんがハサミを持って切り方、食べ方を丁寧に教えてくれました。なるほど、これだったら硬い殻や鋭いトゲに触らなくても、意外と簡単に食べれますね!
太い足や爪先までびっしりと身が詰まっています。甲羅の中にあるみそはたっぷり食べがいがありました。
茹で立ての熱々なので熱さで手が赤くなってしまうほどでした。これこそまさに ”茹で立て” ですね。冷たいカニより絶対旨い!
今まで食べた花咲ガニはいったい何だったんだ、と言うくらいの美味しさでした。毛ガニやタラバガニを完全に超えた味でした。
やっぱり、旬であること、新鮮であること、茹で立てであること、そして現地で食べていること、こうした条件が揃ったからこその旨みなんでしょう。
この後、近くの鮮魚センターに行きました。
目的は「生サンマ」です!
根室駅から車で5分、目指すお魚屋さん「魚信」さんに到着。
店内に入るといきなりサンマが陳列されていました。なんと1尾100円。本場根室のサンマ獲れたてです。
生の本マグロもありました。
値段を見てビックリ! えっ、なんと100g498円です。関東で販売されている価格の半値です。それも中トロ、大トロどれも同じ価格でした。
これは買わなきゃ損。ということで大トロを購入。
なぜこんなに安いの?とご主人に聞いてみたところ、根室では日々たくさんの魚が獲れていることからそれほど珍しくなく、関東のような需要はあまりないとのことでした。つまり、需要と供給のバランスから安く販売されているようです。
今回の旅行は、ゲストハウス一棟を借りました。
そんなことで、この鮮魚店でサンマやマグロを刺身用に切ってもらいました。本来100円のサンマを刺身に捌いてもらうことはできませんが、マグロも購入したということで何とか頼み込んでお願いしました。
魚信さん、ありがとうございました。
眼の前に湿原が広がる浜中町のゲストハウス
家族で利用するのであれば、こうした一棟借り利用も便利ですね。
以前、北海道くるま旅で利用した市町村の「お試し住宅」に似た感じでした。滞在に必要な家財道具一式すべて揃っているので助かります。
多人数であれば、ビジネスホテルなどに泊まるより割安だと思います。
ゲストハウスに帰ってきてからのランチタイム。
鮮魚店で刺身にしてもらったサンマと生マグロ。ウニも購入してきました。
今朝出がけにご飯をセットしておいたので、早速「海鮮丼」パーティでした。
厚岸のカキ
午後は車で30分ほどの厚岸へ。
厚岸といえば、全国的にも有名なカキの産地です。
厚岸漁協直売店「エーウロコ」
カキは年間通して獲れるため、いつも新鮮なカキが販売されています。
マルえもん、カキえもんなどのブランド名で数種類のカキが水槽に陳列されていました。M180円~LL230円まで大きさによって価格が決まっているため買い易いです。
LLサイズは大きいですね~、食べ応えがありそうです。それにしても安いです。
カキを購入して早速夕食の準備にとりかかりました。
今夜はカキフライと炊き込みご飯です。
カキフライは大粒2コまとめて一つのフライにしちゃいました!やっぱりでかいな~。
炊き込みご飯は、カキのエキス(汁)をたっぷり入れて炊き上げました。
出来上がった炊き込みご飯にバター炒めしたカキをのせて出来上がり!この方がプリプリ感が味わえました。
今朝根室で買ってきた花咲ガニはカニ汁に。
今日は、北海道食べ尽くしの一日でした。
この時期の道東の味覚はいろいろあって楽しませてもらいました。
「北海道グルメ旅(後編)」へ つづく
すーさん様
>早速「海鮮丼」パーティでした
>カキフライは大粒2コまとめて一つのフライにしちゃいました!
>出来上がった炊き込みご飯にバター炒めしたカキをのせて出来上がり!
>今朝根室で買ってきた花咲ガニはカニ汁に
いや~~、もう「ヨダレ」がダラダラもんですわ~!
マグロのお値段にビックリです。
カキのプリプリ感が伝わりますね。
サンマは新鮮だからこそのお刺身ですね。
いや~~ボリュウム感がすご~い。
大型のサンマが気仙沼に水揚げされていた頃は、私もサンマをさばいて刺身で食しておりまし
た。
後輩さん
そういえば仙台(気仙沼)もサンマが獲れますよね。
>私もサンマをさばいて刺身で食しておりました。
へ~、それはすごいですね。私は魚をさばくことができないので羨ましいです。
やっぱり獲れたての鮮度の良いサンマは刺身がいいですよね。
旅行最終日に釧路の回転ずし店で生サンマの握りを食しました。こちらも美味しくいただきました。
この時季になると関東でも食べられますが、獲れたてと現地の気候・雰囲気が味を引き立ててくれるのではないかと思います。
コメントありがとうございました。
こんばんは
先日は色々とお気遣いして頂きありがとうございました。
”北海道グルメ旅“羨ましいですね。
美味しそうな海産物
私は蟹の中では花咲ガニが一番好きです。(蟹ではなくヤドカリ仲間だそうですけれども)
安いマグロやサンマ 大皿に盛られたウニ
それから 厚岸の牡蠣 みんなが喜ぶ海の幸ばかりで 楽しそうな夕食が想像できます。
宿泊されたところも湿原の1軒家らしく 自然の中で心地よい眠り着けましたか。
道東と言えばミルクランド
私もミルクランドへ旅したいと思っております。
山鯨笹蟹さん
>私は蟹の中では花咲ガニが一番好きです。
そうだったんですか!
ブログにも記しましたが、私の場合、花咲ガニはどちらかというと蟹の中でも4番手位に位置していました。しかし、今回の花咲ガニを食べて1番手に躍り出ました。
山鯨さんは、そんな花咲ガニの美味しさを知っていたんですね。
今回の旅では、標茶町、中標津町、別海町まで足を延ばしました。
広大な草原には牛が放牧され、まさに北海道だな~という気分を満喫しました。
そんな放牧地でいくつかの「チーズ工房」の看板を目にしました。新鮮なミルクを使ってチーズが作られているんですね。
チーズを目にすると、カミサンとも山鯨さんのことが話題になりました(笑)
またそちら方面に旅した時には、ぜひ立ち寄らせていただきます。
コメントありがとうございました。
北海道でのグルメ旅羨ましいです。
浜中町のゲストハウス、素晴らしいロケーションですね。
これは良い情報ですので、姉に伝えます。
それにしても新鮮な魚介類!!!
我が家の近くではまだまだ成長不良なサンマしか見かけません~
マイワシかと間違えるくらいのサイズです。(イワシもおいしいですが)
Roseさん
私も初めてこんな素晴らしいゲストハウスを利用しました。
場所は霧多布湿原ですので、ネットなどで調べればわかると思います。
眼の前にある湿原では、時にタンチョウヅル、鹿、キタキツネなど見られるそうです。今回は見ることができませんでしたが、運よく早朝にハウス前の木でエゾリスを見ることができました。
ハウスでは食材さえ持ち込めばどんな調理もできます。食器類、調理器具、調味料まで揃ってました。お風呂も目の前の湿原が一望できる間取りになっていました。
ハウスは一棟6人まで泊まれるようです。4人以上であれば通常のビジネスホテルより一人単価は安くなると思います。
ただ、車でしか行けない場所です。
現地のサンマは思っていたより小さかったです。昨日近くのスーパーで2尾398円で販売されていましたが、同じような大きさでした。
最近は不漁続きと聞いているのでしょうがないですね。地元で獲れたて新鮮という点では良かったと思います。
コメントありがとうございました。