コロナ禍でアウトドアブーム?
テントを背負って山歩きプラン
コロナ禍が続く中、人との接触を極力避けるためアウトドアが注目されています。
中でも宿泊を伴うものであれば、家族・少人数のバンガローやテント泊などが人気のようです。
テレビ番組では、「ヒロシのぼっちキャンプ」(BS-TBS) をいつも視聴していますが、こうしたソロキャンプが今再注目されているそうです。
こうした社会状況からか、スポーツ専門店以外のホームセンターでも年間を通してキャンプ用品の品揃えが充実してきています。
夏ともなれば拍車をかけるようにチラシ掲載、売場面積が拡大しています。
「山と渓谷」6月号とホームセンター「カインズ」のチラシ
登山本の「山と渓谷」をはじめとする各種専門誌も「テント泊」特集が目立って増えてきています。
登山シーズンで山小屋の密状態を考えれば自然とテント泊にシフトしていく状況もよくわかります。
又、コロナ禍による対策として山小屋の宿泊人数規制や予約をしなければ宿泊できない実情もあるでしょう。
私の場合、今まで山中で宿泊を伴う登山は数多くありましたが、そのほとんどは山小屋でした。
ソロ登山が多かったことから特に予約なしで宿泊できるメリットがありました。又、テント装備の重量を考えると、宿泊費用がかさんでも軽量を選択してきました。
そんな中でもテント泊登山は過去2度ほどありました。
はじめてのテント泊は、9年前の雲取山登山(奥多摩)の時でした。自宅から比較的近いことと行程が短かったことからでした。
2度目は甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳の時で北沢峠にテントを張りました。
2013年8月 北沢峠の長衛小屋キャンプ地
登山前日にテントを設営して泊。翌日甲斐駒ケ岳登山後に二泊目、3日目は仙丈ケ岳登山後にテントを撤収して帰路。
このような登山の時はテントを張りっぱなしで行動できるのが利点です。
この登山以降、テント泊はしていませんでした。
今年5月、南九州の山旅で日本百名山3座登頂したことで99座になりました。残りは大山だけです。
そんなことから、これからの登山スタイルを見直してみようかなと思っていました。
単に登頂だけを目的とせず、好きな山岳地帯のトレッキングに切り替えようと考えています。ゆっくり自然に向き合い景色を楽しむ山歩きができたらいいな~と。
その一つの手段がテント泊でした。
そんな思いで長年しまっていたテントを引っ張り出してみました。
あれ~、テントの張り方どうしたっけ? う~ん、張ることできるかな~と、ちょっと心配。
モンベルのステラリッジテント
用具は、グランドシート、インナーテント、フライシート、フレーム2本、ペグがあり、なんとなく思い出してきました。
フレームは折り畳みになっているので一本一本つなぎ合わせていきました。
インナーテントのスリーブに伸ばしたフレームを通しました。
自宅の裏が共同菜園になっているので、その場所を借りて張ってみました。
最初はとまどいながら作業でしたが、組み立てていく段階で思い出してきました。意外と簡単でしたね。
入口はファスナー式で二重です。虫よけなどの網戸?があるので快適です。
入口のフライシート(黄色のシート)を延ばせば荷物を置くことができ雨除けになります。
このテントは二人用なのでそれなりのスペースがあります。ただ、二人横になるとやっぱり狭いかも。
今年の夏はテントを背負ってトレッキングを楽しもうと思っています。
ソロ登山は天気をみながら日程を決められるのが利点です。
日本百名山登頂の目途が立った今、登山スタイルは変化していくように思います。