食べ歩きシリーズ
「町中華」は日本独特の食文化
中華料理の代表的な一品にチャーハンがあります。
中華店の定番人気メニューであるラーメンに次ぐ料理といっても過言ではないと思います。
私たちが住む各地域には必ずと言っていいほど「町中華」がありますよね。
日本全国夫婦くるま旅に出かけた時、どんな小さな町でも必ず見かけました。私が住むご近所にも数軒あります。その中の一軒はお気に入りのお店で40年近く利用しています。
赤い看板、赤のれん、店内のカウンターも赤で統一されています。そんな町中華は、庶民的な価格で飽きない味を提供してくれます。
ここ最近、スーパーなどには中華料理に関連する品揃えが豊富に揃いはじめています。それは簡単に出来る中華料理を売り物にした調味料入りの商品であったり、レトルト食品であったりします。それだけ日常的な料理として人気が高い証拠だと思います。
しかし、そうした商品にはいつも物足りなさを感じ、中華屋さんで食べる料理にはほど遠い味です。
例えば、家庭で簡単に出来そうなチャーハンにしても絶対的な味の差があります。
中華屋さんには豊富なメニューがありますが、ラーメンとチャーハンを食べればその店の味がよくわかる。又、ラーメンとチャーハンが美味しければ、他のメニューも間違いなく美味しいと言われたりします。
これは、イタリアンレストランでペペロンチーノを食べれば、その店の味がわかると言われるのと同じ意味なのかもしれません。
もちろんこれらのことは一般論であって確かな事ではありませんが。
チャーハンやペペロンチーノには一つ共通したものがあります。
それは、”シンプルな味付け” です。シンプルだからこそ調理が難しい、シンプルだからこそその味の違いがよくわかるというものでしょうか。
私も何度か今まで食べ比べてきましたが、このことは意外と当っているように思います。
チャーハンは、”パラパラチャーハンがいい!” という人が多いです。確かに一粒一粒のお米がしっかり味わえることがいいのでしょう。
しかし、一方で ”しっとりチャーハンが好きだ!” という人もいます。これもまた人それぞれ好みがありますよね。
そんな美味しいチャーハンを求めて食べ歩きしました。
ここ2年ほどコロナ禍で都内に出かける機会はめっきり少なくなりました。ただ、講演会や演劇、ライブコンサートなどのイベントがある時には事前に調べて訪ねています。
神楽坂「龍朋」(りゅうほう)
都内でチャーハンといえば、やはりこのお店が話題のようです。
チャーハン以外の他のメニューも美味しいということで人気があるようですね。
昨年、都内でライブコンサートがあった時に行ってみました。
場所は神楽坂駅から徒歩1分。黄色い看板が目印で赤ではなかったですね。
小雨が降る中、やはりランチタイムの時間帯は行列ができていました。人気店ですからこうした状況も想定内です。
メニューは普段私たちがよく食べる中華丼、麻婆丼、回鍋肉など庶民的な品ばかりで、千円以下のリーズナブルな価格帯でした。
チャーハンの王道といった風格がありますね~。700円
具材はネギ、チャーシュー、卵だけでとてもシンプル。どちらかというとしっとり系でしょうか。
チャーハン独特の香ばしい香り・味が口の中に広がっていきました。いくら食べても飽きない味が人気の秘密のような気がしました。
スープは一般的な味付けとは異なりました。普通は鶏ガラと醤油ベースのあっさりした味ですが、この店はラーメンスープ?といった感じで豚骨・鶏ガラ・かつお節などのダシが効いてました。
個人的には醤油ベースが良かったかな?と思いました。いずれにせよ、一度食べたらまた食べなくなる逸品でした。
TV紹介で話題に? ”板橋チャーハン”
以前、TV番組「マツコの知らない世界」で ”板橋チャーハン“ が紹介されました。
又、つい先日「アド街ック天国」で ”板橋ときわ台” の放映があり、この時 ”町中華店” が紹介され、その時のメニューもチャーハンでした。
そんなことから、しっとり系の板橋チャーハンを食べてみたい!、もう一度あの店へ! という思いで行って来ました。
ちょうど板橋で演劇があったことから、2店舗制覇してきました。
2015年、「マツコの知らない世界」で紹介された大山の「中華料理丸鶴」の味が忘れられず再訪しました。
7年前、「マツコ・・・」の放映直後行った時(夜の部17時~)は大行列でした。今回は昼の部(11時~)に訪れました。
ちょうど12時のお昼時、店頭には椅子が置かれていましたが、待っているお客さんはいないようでした・・・?
しかし、店内はすでに満席状態。やっぱり人気があるんですね。
相席に座ってチャーハンを注文。
周りを見るとすでに食されているお客さん、注文の品が来てさぁこれから食べようとするお客さんのメニューは、なんとぜ~んぶチャーハンなんです!
レタスチャーハン、チャーシューチャーハン、チャーハン大盛など、「ちょっとこれは!何なの?」というほど珍しい光景です。
それだけチャーハンが支持されているお店なんですね。
待つこと数分、チャーハン(700円)がきました。
このお店の特徴は、なんといってもチャーシューです。ゴロゴロとしたチャーシューがたっぷり入っています。チャーハンというよりチャーシューを食べている感じで、これがまたクセになるくらい美味しいんです。
普通のチャーハンでもご飯とチャーシューが1対1という感じですが、数人のお客さんがチャーシューチャーハンを注文し、更にはその大盛を食べている人がいるんですから驚きでした。
でも、この旨さだったら納得します。
次回はチャーシューチャーハンを頼もうと思いました(笑)
この日の演劇は夕方5時からということで、早めの夕食をしようと思いアド街ックで紹介されたときわ台の中華店に行ってきました。
「中華料理慶修」
まさに庶民的な「町中華」を感じさせる店構えです。
メニューは、麺類、定食類、丼もの、単品料理などごく一般的な中華料理一覧です。
店先にロードバイクが2台? 後で店内で知ったことですが、若者カップルがなんと川崎からツーリングで来たそうです。TVでこのお店のことを知ってか?わかりませんが、わざわざ遠方から来られたんですね。
チャーハン(600円)
チャーハンもスープもシンプルな味付けで、パラパラとしっとりの中間的なチャーハンでした。一般的な町中華王道の飽きない一品ですね。
店内にあった専門雑誌「町中華」を手に取ってみると、なんと表紙にこの「慶修」が載ってました。
又、BS-TBS「町中華で飲ろうぜ」でも紹介されたそうです。
気さくな女将さんが、「ここ最近取材が多かったですよ」と話していました。
中華料理は私たちの食生活においては切っても切れない存在になっています。全国至る所にある「町中華」、これも日本独特の食文化の一つではないでしょうか。
普段毎日のように食すそんな中華料理は、家庭ではどうしても出せない味があります。だからこそ「町中華」が愛され続けていると思います。何よりも手軽に食すことができ、そして庶民的な価格で味わえるのですから。
「たかが○○、されど○○」は、まさにチャーハンに当てはまります。
そんなチャーハンのことをブログに書いていたら、チャーハンがまた食べたくなった~(笑)
おはようございます。
チャーハンと言えば 大学時代、雀荘で近くの町中華からの出前を取り麻雀をしながらよく食べ
たのを思います。
当時は 味より空腹満たすことが一番ででした。
今 覚えているその店の味は 具材は他店と特に変わらないですが 一言で言ってオイリーなチ
ャーハン
通常店の3倍の油で炒めており 当時私も若かったですから何の違和感もなく完食してました。
最近では すっかり町中華に行くことのなく 外食の中華と言えば 全国チェン店の中華料理店
ばかりです。
久々に 町中華巡りをしたくなってきましたね。
すーさんのブログで 学生時代のチャーハンの味を思い出しました。
山鯨笹蟹さん
お久しぶりですね。お元気そうでなによりです。
私もそうでしたが、若い頃は脂っこい料理を平気で食べていました。今では無理ですね。
学生の頃から今でもよく食べている中華はラーメンとチャーハンです。それだけ庶民的で飽きのこないメニューだと思います。
お店によって味の違いがありますよね。自分の舌に合った味であればその店に通います。それほどこだわりを持つことはありませんが、せっかく外食するんだったらお気に入りの店で食べたいという思いがあります。
これを機会にぜひ町中華巡り楽しんでみてはいかがでしょうか。
新しい発見があるかもしれません。
コメントありがとうございました。