メン食い鉄道 絶景の旅
「駅メン」B級グルメ注目のジャンル!?
コロナ禍の中、テレビを観る機会が増えています。
好きな番組といえば、旅や地方グルメに関する放送や登山、陸上、サイクリングなどのスポーツ系が多いです。
どちらかというと、作られたドラマ関連よりドキュメンタリー風の番組の方がリアル感があり好んで視聴しています。
私たち夫婦は同じような趣味をもっているためこうした番組を毎週録画しています。
グルメ系の番組では、以前ブログでも紹介しましたが、BS系の「孤独のグルメ」「迷宮グルメ異郷の駅前食堂」「郷愁の街角ラーメン」「コウケンテツの世界幸せゴハン紀行」などがあります。
これらの番組は比較的不定期放送なので、週間のテレビ番組予定表を時々チェックして録画予約しています。
最近ではグルメに関する多くの番組が放送されていますが、ほとんどが有名タレントやお笑い芸人がレポーターを務めることからバラエティ番組的な要素が濃いです。
紹介したいグルメそのものにもっとフォーカスした制作であればと思っているのですが・・・。
先日、番組表をチェックしていたところ、「麺鉄」というタイトルの番組に目が留まり視聴しました。
”鉄道と麺” を組み合わせた旅番組で単発不定期放送のようです。
私たち夫婦の旅はくるまで出かける旅がほとんどですが、こうした地方鉄道にも興味があります。
旅の途中でわざわざその鉄道に乗って往復することも体験したことがありました。
”乗り鉄”、”撮り鉄”、”収集鉄” と様々な鉄道の楽しみ方があるが、最近鉄道ファンの間で注目されているのが「駅そば」だ。
昔から忙しいサラリーマンに「安くて早い」と重宝されてきたが、地域文化と融合することで独自の発展を遂げ、個性的な一杯が続々全国に誕生している。
鉄道ファンはもちろん、B級グルメ界でも注目のジャンルとなり、リーズナブルな値段と場所が駅構内、駅前という利便性から、新たな食べ歩きグルメとして注目の一品となっている。
この番組は鉄道大好き芸能人(六角精児と市川)が、各路線と沿線の魅力を紹介し、その路線を代表するそば、うどん、ラーメンなどの「駅メン」をいただく。
BS-TBS「麺鉄」HPより
第一弾 冬の北海道 留萌本線&根室本線編
有名シェフの料理や高級レストランではなく、地元で長年愛されてきた庶民グルメが郷愁を誘う番組でした。
駅の食事と言えば、「立ち食いそば」があります。
改札口付近やホームの中にあったりして、電車に乗り降りする時、なんともいえない食欲をそそる醤油の匂いがいいですよね~。
私は、町中で店を構えるおそば屋さんより、どちらかと言うと立ち食いそばのほうが好きです。
注文するメニューは決まって天ぷらそばです。
「安くてうまい!」貧乏性なんです。
第二段 冬の北海道 釧網本線編
第一・二段は、冬の北海道編でした。
退職後、2016年から4年連続北海道くるま旅を続けてきたので、番組で紹介された駅に立ち寄ったことがありました。
「えっ!この駅にラーメン、パスタがあったの?」という具合に、知っていれば食べてきたのに!と思いながら視聴しました。
次回、また北海道を訪れた時には、必ず立ち寄ってみよう!とメモしておきました。
こうしたことが、地方グルメ旅の面白さであり楽しみの一つになってくると思います。
この「麺鉄」番組は、麺類を中心にした鉄道旅ですが、駅弁もまた楽しみです。
くるま旅だからといっても、先ほど記したようにわざわざ駅まで行って駅弁を購入することも何度かありました。
そんな駅弁に出逢った北海道くるま旅のことをついでに紹介します。
2016年 室蘭本線母恋駅の駅弁「母恋めし」
母恋駅に早く行かないと売り切れてしまう「母恋めし」をゲットするため午前中に行きました。
名物ホッキガイをメインにした数量限定の駅弁した。
2018年 函館本線森駅の駅弁「いかめし」
森駅には売店がありませんでした!?
気を取り直して、地元の製造会社「元祖いかめし阿部商店本店」まで行ってきました。しかし、玄関には「きょうはおわりました」の札。がが~ん!
ドアの張り紙には、近くのローソンで販売しているとのことで、やっと手に入れました(笑)
2018年 函館本線長万部駅の駅弁「かにめし」
長万部駅前の「かにめし本舗かなや」に立ち寄って「かにめし」をゲット。
このお店の隣に「自由席」と書かれた部屋がありました。部屋の中は特急列車の車内を模した席があり、そこで自由に食べられます。
電車に乗った気分で駅弁を! 面白い演出でしたね~。
この番組の第一弾根室本線の放映では、釧路の「つぶ焼きとラーメン」を俳優六角精児が紹介していました。
「えっ、この店いったことがある!」と思わず画面に見入りました。
このお店は、「つぶ焼きとラーメン52年 かど屋」という老舗店です。
2019年 釧路の歓楽街にある「かど屋」さん。
メニューはつぶ貝とラーメンのみのお店で、地元民はじめ観光客にも人気のあるお店です。
夜ともなれば美川憲一の「釧路の夜」が聞こえてきそうな昭和を感じさせる歓楽街でした。
番組が「麺鉄」ということから、つぶ貝と同時に「釧路ラーメン」を紹介したのでしょう。
スープは見た目濃そうな色をしていましたが、すすってみれば実にあっさりとした味でした。こうした飽きのこないラーメンだからこそ、今でも地元の人たちに支持されていると思います。
今回は北海道編でしたが、各地方に出かけた時にはぜひ地元の駅にも立ち寄ってみたいと思いました。
「駅メン」!
そば、うどん、ラーメンなどまだまだ奥深さを感じます。
知られていない麺類に出逢う旅、そんなテーマで出かけてみたくなる番組でした。