川苔山

登山仲間8人と晩秋の奥多摩

常宿「荒澤屋」にて忘年会

 

コロナ感染が拡大する中、「こんな時期によく行くよ!」と言われちゃいそうですね。
確かに第三波として広がりつつある真っただ中、東京都では外出自粛要請が告知されました。

今年の山岳会の活動は早春の御前山(奥多摩)、秋の燧ケ岳(尾瀬)二座だけにとどまり、山オヤジたちにとっては何かムズムズした状態が続いていました。
今回の第三波ではメンバーの何人かは家族に反対されて断念した仲間もいました。このようなことも致し方ないことです。

そんな状況下でも、やっぱり仲間たちと山に登りた~い、忘年会で酒が飲みた~いというワガママオヤジたちがいるので、これもまたしょうがないことです(笑)

ということで、恒例の忘年登山はいつものようにホームグラウンドの奥多摩へ1泊2日の行程で行って来ました。

 

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「川苔山」登山口の青梅線鳩ノ巣駅

晩秋の奥多摩はすでに紅葉も終わり、枯れ葉散る登山道が続いていました。

 

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関東地方の軽登山のメッカとして人気のある奥多摩は、「関東ふれあいの道」など数多くのハイキングコースがあります。
ただ、どのコースも多摩川渓流から一気に上がる地形のため、初級者であってもなかなか手ごわいです。

今回の川苔山は、登山口からの標高差1000m、3時間の行程ということから中級者向けのコースです。
この時期は午後3時を過ぎると日が陰り、樹林帯の登山道は薄暗くなってくることから早出早着のプランが必要です。

昨日までは晴天が続いていましたが、この日は朝から曇り空。ガスで視界が遮られ展望は望めませんでした。

 

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川苔山頂上1363m

頂上付近の気温は3℃。ひえ~寒い!
雲っていなければ富士山、雲取山などの名峰が望めますが残念!

登って身体を動かしている間はそれほど寒さは感じませんでした。
しかし、頂上での昼食休憩はいっきに汗が冷え始め、ウェアを着込んでも寒さが一段と身に染みてきました。
この時期の登山はこまめな汗拭きとレイヤードで体温調整するのが肝要ですね。

そんなことから昼食も早々に切り上げ下山。

 

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百尋の滝

川苔山登山の目玉は「百尋の滝」(ひゃくひろのたき)です。
高さ40mから流れ落ちる滝は圧巻。この滝だけを見に来るハイカーもいるほどです。

 

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渓谷沿いの登山道からは何か所か小さな滝が見れました。
川の水もとてもきれいでちょっとしたハイキングには持ってこいの場所です。

 

 

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奥多摩「荒澤屋」旅館

下山後、奥多摩登山の常宿「荒澤屋」に宿泊。
この日の宿泊客は私たちだけでした。旅館側もコロナ感染の密を避ける配慮から、私たち1組だけの宿泊にとどめてくれたようです。
ありがたいことですね。

会社時代から10年を超える登山同好会であってもほとんどのメンバーは定年退職者ばかり。
継続雇用で働き続けている人が大半ですが、カイシャという組織に縛られず損得勘定や忖度もない交流はこの世代の特徴ではないでしょうか。
そんな気持ちの上での余裕と登山という共通した趣味が長い付き合いを支えていると思います。

この時期の忘年会ですから多少の配慮を考えて?という気持ちもありましたが、いざ宴会が始まればそんなことはどこかに飛んでいってしまいました。
酒が入れば今までと変わらない交流会が深夜まで続きました。

しょうがないオヤジたちだな!(笑)

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