ランニング教室

講師~エリック・ワイナイナ

基本フォームのトレーニング!

 

川越市にある市民スポーツセンター「ピコア」に通い始めて3年になります。

私のような年代になると健康を意識し、何らかのかたちで身体を動かすことを習慣にしている人は多いと思います。
市営のスポーツ施設をはじめ、民間のトレーニングジムや女性専用のカーブスなど今や全国的に展開されています。
それだけ健康への意識が高まっている証なのでしょう。

私が通うセンターでは、各種エクササイズ教室、筋力トレーニング器機、ランニングマシン、プール、そして体育館とお風呂も併設され、総合的なトレーニング設備と憩いの場が整っています。
又、施設に隣接された公園には、ランニング専用ロードが整備されています。

 

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エクササイズ教室は毎日開催され、日々のメニューがタイムスケジュール化されています。
体操、各種ストレッチやエアロビクス、ヨガ、気功やフラダンスまで開催されています。専用フロアには各種毎回30人以上の参加者が集っているわけですからその盛況ぶりには驚きます。

そんなスポーツセンターの顔触れは、主に平日はシニア族、週末は若者や家族連れが目立ちます。
全国どこの施設においても多分変わらない光景ではないでしょうか。
私も含め時間に余裕のあるシニア世代(60~70代)が、平日のスポーツセンターを占拠する?事態になっているのは、どこのスポーツ施設も同じだと思います(笑)

 

先日このスポーツセンター主催で「ランニング教室」(無料)が開催されました。
講師がエリック・ワイナイナということだったので早々申し込みしました。

エリック・ワイナイナといえば、多分皆さんも聞いたことがあるかと思います。
彼はケニア出身の陸上長距離選手でオリンピックに3度も出場しマラソンの銀・銅メダリストでもあります。
日本ではコニカミノルタの選手として活躍し、東京国際マラソンや北海道マラソンで優勝したり、又、社会人駅伝などでもその名が知れ渡った選手です。

へ~、そんな長距離界で有名な人が川越に来るの?、それも直接指導アドバイスしてくれる講師として?
そんなわけで年甲斐もなく参加してみました。参加者は50人ほどでした。

 

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エリック・ワイナイナと彼の専属コーチの中島靖弘氏が、今回のランニング教室の講師でした。

ちなみに中島靖弘氏は、湘南ベルマーレスポーツクラブのトライアスロンコーチだそうです。
へ~トライアスロンコーチ!? それじゃ後で声をかけてお話してみようと思いました(笑)

 

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限られた時間内(2時間)での教室は、”ランニングの基本” についての話に集中しました。
特に、”ランニングフォーム” のあり方が繰り返されました。

最初に参加者からランニングに関して多くの質問が出されました。
例えば、長距離を走って苦しくならない走り方、早く走れる方法、呼吸のしかた、足や足首の使い方、トレーニングのしかた・・・。

後で分かったことですが、これらほとんどの質問に対する答えは ”正しいランニングフォーム” なんですね。
だから徹底してこのフォームについての話と実施トレーニングでした。

言われてみれば、どんなスポーツにおいても基本フォームが重視されます。
例えば、野球においては無駄のない投球・スイングフォーム、ゴルフやテニス、スキーなどでもしかりですね。
陸上のフィールド競技でも走り幅跳びや棒高跳び、槍投げや砲丸投げなども確かにそうです。
よくよく見れば ”きれいなフォームはスッキリ無駄な力が入っていない” ことに気づきます。

 

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まずは一流選手の走り方を見ました。
エリック・ワイナイナが何度も走って見せてくれました。
参加者の皆さんは写真を撮ったり動画撮影して、その動きを記録に残しました。

普段何気なく見ているマラソン競技でも、こうしてランニングフォームだけを意識して観察してみるといろいろなことがわかりますね。
そのフォームは、縦ブレ・横ブレがまったくないことに気づきます。又、足の運びも身体と真っすぐに着地して蹴り上げていることがわかりました。

 

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まず教えていただいたのは、”腕の振り” でした。

えっ腕の振り?、走ることとは直接関係がなさそうな腕なの?
走り方の基本は、まず正しい腕の振り方だそうです。

腕を真っすぐ振り上げて下ろすことを繰り返し、今度はグルグル回しながらスキップするトレーニングをしました。
前から回す、次は後ろから回す、そして交互に回しながら走る運動でした。
腕の振りは常に足の動きと連動しているということだそうです。

又、ただ腕を振るというだけでなく、”腕を引く” ことが大事だとレクチャーされました。

 

そんなことで、今回の基本的ランニングのポイントは、

■胸を張って背筋を真っすぐ伸ばす(猫背や前かがみはダメ)~肩甲骨を絞る感じのフォーム

■腕を真っすぐ振りしっかり後ろに引くこと~腕振りは推進力に変わる

■足の着地は身体と真っすぐに着地し蹴り上げる

 

一流選手がマラソンレース試合前のトレーニングで、腕を振ったり肩を回しながらジョギングしている姿をよく見かけます。
こうしたトレーニングは意味のある方法なんですね。

後で知ったことですが、ランニングは身体の前の筋肉を使っているようですが、実際はスピードを出して走るには後ろの筋肉が重要になるそうです。
スポーツジムなどには筋力トレーニング器具が各種あります。その中には「背筋トレーニング器具」もあります。こうした器具も役立つのでしょう。

 

今回のランニング教室では、いかに上半身の使い方が大事かということがよくわかりました。
早く走ること、持久力をつけることは脚力だけでないことなんですね。

最後にエリック・ワイナイナを先頭にして一周600mのコースを皆でランニングしました。
一周、二週、三周・・・え~、なかなか終わりませ~ん。タフな人はしっかり付いて行きますが、私は付いて行けず徐々にズルズル後方へ(笑)

そんなランニングの途中では、中島コーチが一人づつ走るフォームをチェックしアドバイスしてくれました。
私の場合、腕振りをしっかりしているつもりでしたが、実際には上下の振りだったようです。自分では気づかないことなんですね。
「腕をもっと後ろに引いて!」というアドバイス、あ~、そうなんだ~と気が付きました。
この後二週目、三周目は、「そうそういい感じ、その調子」という声が飛んできました。

教室終了後、各自のスマホでエリック・ワイナイナとのツーショットする時間が設けられました。
帰り際、中島さんともお話する機会がありました。いつかどこかのトライアスロン大会でお会いすることがあるかもしれませんねと。

教室が終わってから2日間、肩甲骨を中心にした背中の筋肉が痛かったです。
それだけ使われていなかったということですね(笑)

2 thoughts on “ランニング教室

  1. すーさん 様

    >「腕をもっと後ろに引いて!」というアドバイス
    ウォーキングに取り入れてみました。
    足が自然と前に出ますね~!
    かなり意識的に腕を後ろに引いてやってます。
    上半身が熱くなります。

    最近、インターバル速歩をやってます。
    3分間全力で歩いて、3分間脱力しながらゆっくり歩くやり方でこれを5回繰り返します。
    このやり方が血圧低下や太ももの筋力増加になるとの情報をラジオでやってまして・・・
    うでの振りを変えた事で肩周りも軽くなりました。
    情報ありがとうございます。

  2. 後輩さん

    いや~、後輩さんがおっしゃっていること、実は今回の教室でも話されていました。

    >ウォーキングに取り入れてみました。

    一つ目は、まさにこのことなんです!
    普段歩いている時も意識的に肩甲骨を絞るように胸を張って歩き、腕を引くようにしてウォーキングすることが大事なことだと話されていました。
    こうしたフォームがランニングの時に生かされてくるそうです。

    もう一つは、インターバルトレーニングだそうです。
    持久力をつけたい、早く走れるようにしたい、この2点の効果的なトレーニングはインターバルだと話していました。
    ランニングの場合、100mを全力で走って、その後ゆっくり100mを戻り、また100mを全力で走ること。これを5回ほど繰り返すそうです。
    かなり厳しいトレーニングですが、ダラダラと長い距離を走るより効果的だそうです。
    確かこのことは、TV番組のランニング教室でも話されていました。
    インターバル速歩も同じ効果が期待できるんですね。

    ちょっとしたフォームの修正や練習方法によって効果が得られるようですので、お互いこうしたトレーニングを積んでいきましょう。

    コメントありがとうございました。

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