ご当地専門店の味を!
あなたは「単品派」「定食派」?
私たち夫婦は全国くるま旅に出かけた時、その土地で昔から親しまれている ”ラーメン、焼きそば” を食すことが楽しみの一つにしています。
評判のお店がある、気になるお店がある、老舗のお店がある、などの情報を基に数十キロも車を走らせることは何ら苦にしません。
例えば、
九州の旅では、博多から佐賀に向かう予定をわざわざ1時間かけて内陸の久留米まで足を延ばしました。
とんこつラーメン発祥の地でぜひ「久留米ラーメン」を食べてみたいという一心からです(笑)
更に、この旅の帰路でどうしても「日田焼きそば」を食べたい!という思いから、わざわざ進路を変えて日田市に向かいました。
全国的にも有名な「日田焼きそば」
焼きそばは、ラーメンと同様に全国各地で昔から愛され続けているソウルフードです。
ラーメンのように目立った話題はないものの、各地を旅していると必ずと言っていいほど「やきそば」と書かれた暖簾を見かけます。
こじんまりした店構えで、「ああ~、昭和の時代から営業しているお店だな~」という感じは一目で分かり、ついついその暖簾をくぐってしまいます。
鉄板でジュージューと焼く音とソースの香りが漂い、一気に食欲が増してきます。
どのお店もほとんど同じように作られるシンプルな食べ物ですが、”その土地の味?” なのでしょうか、それそれ異なります。
不思議ですね。だからこそ奥深く、面白く、飽きない食べ物なのでしょうか。
ソースは、昔から醤油と同じようにその土地で作られているものが意外と多いです。
お店のご主人に聞いてみると、やはり地元やその周辺で作られたソースを使っていると話していました。
だから、その土地ごとに味が違い、その味が地元の代表的な味覚になっているのでしょう。
最近では、やきそばブーム?ということで、都内に専門店が多数出店しているようです。
そんな中、話題の某人気店に夫婦で行ってみました。
ネットのサイトなどでは、オーナー自ら厳選した麺、ソース、具材を使用してこだわりの逸品ということのようです。
しかし、食べ始めると何か違和感を感じました。もしかして化学調味料?、途中で箸が止まってしまいました。
せっかく吟味された食材を使われているようですが、決めてとなるソースに旨み調味料を入れるのはいかがなものなのか。
今では様々な食品に化学的な調味料が使用されています。こだわりがあるのなら無添加のソースを使ってほしいと願うばかりです。
先日、TV番組の「ケンミンショー」で焼きそば特集が放映されました。
この時のテーマは、「焼きそば定食」のお話でした。
「焼きそば定食」?
関東にお住まいの人は、あまり馴染みのないメニューのようです。
しかし、大阪では当たり前のメニューだそうです。
関東では、焼きそばは「単品」で注文するものですが、大阪では、これにご飯と味噌汁・香の物が付いた「定食」が一般的?だそうです。
この時の番組では、神奈川県の石原良純、埼玉県の土田晃之が出演して話していました。
「え~、定食?、ありえな~い!」「ご飯と一緒に食べるの?、ウッソー!」など驚きのコメントでした。
皆さんはいかがですか?
私は静岡県出身です。中学・高校生の頃、部活の帰りなどに近くの食堂(焼きそば・お好み焼き屋さん)でご飯と一緒に食べた記憶があります。
現在、埼玉(川越市)に住んで40年近くなりますが、周辺の食堂では「定食メニュー」も時折見かけます。
更に、カミサンは生粋の埼玉県人(北関東方面)です。焼きそば定食は当たり前のメニューで、子どもの頃から親しんでいたそうです。
そんなケンミンショーを観ていたら、カミサンはいきなり
「え~、つっちー(土田晃之)は埼玉出身でしょ!、ウッソーこの人知らないの~」と。
面白いものですね。
同県出身でも当たり前の人がいれば、ありえないと言う人もいます。
これは県という広い範囲のことで、もっと狭いエリアでみた場合、その特徴があるのかも?
食文化というものは、意外と狭い範囲の中で育まれているのかもしれません。
埼玉県北部に位置するいわゆる北関東圏は、昔から小麦の産地でした。
以前、「うどん」のブログでも紹介しましたが、大阪と同じように ”粉もん文化圏” です。
うどんをはじめ、フライ(お好み焼き)、焼きそばは日常の食生活の一部になっています。
群馬県の「太田焼きそば」は全国的にも有名になりました。
そうした土地では、ご飯と一緒に食べる習慣もあるようです。(エリアによっては違うかも?)
カミサンとそんな話をしていたら、「美味しい焼きそばが食べた~い!」と。
しかし、このご時世、不要不急の外出は自粛?ということで、以前食べて美味しかった「中山屋の焼きそば」を取り寄せようということになりました。
「中山屋」の焼きそばブログ
昨年 ”ツール・ド・ニッポン霞ヶ浦” に参加した帰りに立ち寄ったお店。
というのも、店内に「全国配送承ります」の掲示を見ていたからです。
コロナ騒動の中、お店の営業も厳しいものがあると思います。直接行くことが出来ないのであれば配送してもらおうと。
お店で食べた時の画像と店内に張り出されていた配送承り掲示板。
早速電話注文しました。
6食セット1350円、12食セット2700円(どちらもソース付)
注文して2日目に届きました。
特性の蒸し麺12食、ソースは3本(麺4食分に1本) 送料込みで4130円。
具材は春キャベツだけで調理しました。
キャベツと麺をフライパンで炒めます。そして特性ソースをかけながらジュージュー焼きます!
食欲をそそるソースの香が漂ってきました。
じゃーん!、出来上がりました。
「ん、単品ですか~」
「いえいえ違いますよ!」
「焼きそば定食で~す」(笑)
もちろん単品でもいいんですが、この日はカミサンがどうしても「定食」にこだわり、ご飯と豚汁も付けちゃいました。
我が家の夕食でした(笑)
そんなことで地域や家庭によって様々な食文化の違いというものがあります。
自分ではこうした食べ方が当たり前と思っていたことが、実は全く違う食べ方や違う調味料を使っていたりして面白いものです。
例えば、市販のルーで作られる家庭のカレーにしてもそうです。
そのまま食べる、ソースをかけて食べる、いやいや醤油をかけるよ、といった具合にその家庭や個人によって様々ですよね。
以前、こうした地方ごとに異なる文化や食の違いについてブログアップしたことがあります。
下記に2つのブログを添付しておきましたので、時間があれば覗いてみてください。
すーさん、元気そうでなによりです。
今、三重に住んでいますが、就職した会社が大阪の会社だったので、
関西文化圏に染まっていました。
また、5年間、大阪へ単身赴任していましたので、やきそば定食は
懐かしいです。
大阪では、お好み焼き定食やたこ焼き定食も普通でした。
週に2回くらい、会社の帰りにお好み焼きへ通いましたが、最初に
トンペイ(豚肉入り卵巻)を注文して、お好み焼き、シメは、
焼きそばが、定番コースでした。
(当然、一人では食べきれないので、仲間と食べに行きます)
記事を読んで、関東の方から見ると不思議な光景かなと思いました。
ここ三重は、名古屋のテレビを見ると東海三県として中部地区に
入りますが、大阪のテレビでは近畿地方に入れる変わった場所です。
そのため、食文化も混在です。
赤味噌(豆味噌)と麹味噌(米味噌)を使い分けている文化です。
文化の違いは大きいですね。
ちなみに、有名になった伊勢うどんは、三重県全体ではなく、
伊勢市以南だけの食べ物です。
となりの松阪や津では、伊勢うどん屋さんはありません。
ご参考までに。
外出自粛で、ストレスも溜まる一方ですが、もう少し皆でがんばり
ましょう。
あらちゃんさん
就職された会社は大阪だったんですか。
それじゃ焼きそば定食はもとより、お好み焼き定食も当たり前のように利用されていたんですね。
たこ焼きまでも定食があるんですね、初めて知りました。驚きです!
カミサンとくるま旅する中、愛知・三重・岐阜などの中京エリアも独特な食文化が根付いていますよね。
特に名古屋を中心にした赤味噌文化は、関東圏からすると独特だな~と思ったりします。
カミサンはどうしても合わないと言ってました(笑)
そういうことは、他県や他文化圏からすればお互い様なんですが(笑)
でも、そうした食文化というものは大事にしていきたいものです。
伊勢うどんは、伊勢市以南なんですか~。
他県からすれば、三重県全体だと思っていました。教えていただきありがとうございます。
ブログでも記しましたが、やはりこうした食文化は意外と狭い範囲(エリア)で育まれているんですね。
普段暇な私たち夫婦ですが、長引く外出自粛はやっぱり辛いものがあります。
緊急事態宣言はGW明けまでがひとつの区切りとしているようです。
その間に出来るだけ終息に向かってくれればと願うばかりです。
お互い身体には気を付けましょう。
コメントありがとうございました。