オヤジたちのいも掘り 10月26日
小江戸と呼ばれるわが街は、昔から芋の産地として有名です。江戸時代、十代将軍徳川家治に献上したところ、色が美しく味が良かったことから「川越いも」の名が高まったとのことです。川越から江戸まで十三里の陸路で運ばれたことから「十三里」と呼ばれたそうです。当時の江戸っ子からは「栗(九里)より(四里)うまい十三里」ともてはやされたようです。
すでに退職した会社時代の友人から「いも堀りに行かない?」とお誘いの連絡がありました。子どもが小さい頃、保育園の催しでのいも堀大会以来です。芋で有名な街に住んでいながらほとんど縁がありませんでしたが、今では時間だけはたっぷりあり二つ返事です。 ということで、完全リタイアオヤジ二人で「いも堀り」に行ってきました。 畑仕事など家庭菜園には全く無縁な私にとってはいも堀りの道具がありません。友人が長靴と手袋を用意してくれました。ありがたいですね。
日曜日ということもあって、秋空のもと大勢の家族やグループの方々が来ていました。 テントでは地元の採れたて野菜が格安で販売されています。帰りに大根、キャベツ、長ネギ、ほうれん草など買ってきちゃいました。毎日食事を作るオヤジにとっては、ありがたいですね。
このシャベル???。普通のシャベルじゃないね!普段、園芸や家庭菜園をしないため、シャベルがどっかにいっちゃいました。そこで倉庫の中で見つけたのが、娘がちいさかった頃のおもちゃのプラスチックシャベルです。土がやわらかいのでこれでも充分に掘れましたよ。シャベルより手のほうが掘りやすかったです。
ほんの数分でこれだけ収穫がありました。形はちょっと変形していますが、自分で掘った芋は何か愛着があります。帰ってからご近所におすそ分けしました。 さつま芋には多くの種類がありますが、これは紅東(ベニアズマ)です。ほっくりとした甘味のあるお芋で~す。
新鮮な秋野菜を食す!
掘ってきたお芋と直売されていた新鮮野菜で早速調理しました。鮮度抜群の採れたて野菜は、いろいろ手の込んだ調理よりも簡単にひと手間かけるだけで美味しい料理ができるんですね。
さつま芋は天ぷらにしました。一番簡単に出来て素材のうま味がはっきりわかります。
葉付き大根(泥付き)の葉っぱが新鮮だったので、細かくみじん切りにして残っていたちりめんと一緒にゴマ油で炒めました。ちりめんに塩味があるので少ししょう油をかけるだけで簡単に出来ますね。やっぱりご飯の上にのせて食べるのが一番美味しいです。これだけでご飯一膳食べられちゃいます。
大根は、シーチキン(まぐろ)と一緒にしょう油とみりんで味付けして煮物にしました。 仕上げに、これも直売品の長ネギをたっぷり入れて出来上がり!
材料費は、さつま芋(タダ)、大根半分(50円)、長ネギ(1本分50円)、シーチキン(1缶120円)合計220円。 格安の秋の味覚を堪能した一日でした!
後で友人から「芋はしばらく干しておいたほうが、甘味が増すそうだ」というメールあり、知らなかった~。