ジャパンキャンピングカーショー2020

くるま旅での過ごし方、遊び方・・・

ユーザーに合わせた車種の多様化!?

 

2年振りに幕張メッセで開かれた「キャンピングカーシヨー」に行ってきました。
7年前に退職と同時に購入したキャンピングカーは、このショーで見つけた車でした。
走行距離はすでに67500Kmですから、年間1万Kmペースでくるま旅を続けた計算になります。

キャンピングカーに限らずあらゆる車は、時代と共にどんどん進化してきています。
数年の間ですが、「ああ~、こんなにも変わってきているんだな~」と実感したショーでした。
それは、一言でいえば ”顧客のニーズが多様化し、それに合わせた車種が開発されてきている” ということでしょうか。

 

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以前来た時とは比べ異常な入場者数でした。
入口は長蛇の列! 最後尾はどこだろうと探すほどで、ようやく見つけたのが100m後方でした。
それだけ人気が高まってきているのでしょうか?
若い世代も多く、家族連れも目立ちました。

 

今回見学した中で感じたことは、

■主流のキャブコンとバンコンは、機能性とインテリアに特化。

・完全固定型のベットルームとリビング空間が充実してきている。
椅子を折りたためば寝床になるような車は影をひそめ、いつでも横になれる快適なベット。
固定型の豪華なソファと乗車人数が増えても対応できる広い空間。

■ミニバンキャンパーと軽キャンなどの車種が拡大。

・低価格で通常の自家用車としても利用できる。
短期くるま旅やキャンプ、つり、マリン・スノースポーツなどの遊びのシーンに活用できる車。

■エアコンの標準装備。

・四季をとおして快適なくるま旅ができる。
くるま旅の場合、比較的寒さには対応できるが、夏場の暑さには厳しく不便。

以上、3点が印象的でした。

 

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今までの日本キャンピングカーの代表的なキャブコン(キャブコンバージョン)
ベースはトラックで荷台に住居をのせるタイプ。
価格は700~800万円台が一般的。

 

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キャブコンの室内。エアコンも標準装備。

 

 

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日本のキャンピングカーのキャブコンと二分するバンコン(バンコンバージョン)
バンタイプの車(主にハイエースやキャラバンなど)を住居スペースに改装した車。
最近ではバンコンでもルーフタイプの車が増えてきている。
価格は500~700万円くらいが一般的。

 

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運転席と助手席がリビングスペースに向くことができる工夫がされている。
バンコンでも乗車人数が増えてきているのが特徴。

 

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ゆったりした固定のソファとベットルームのエアコンは標準装備。

 

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軽キャンピングカー(軽キャン)
軽自動車をベースにした車。最近のキャンピングーでは最も需要が伸びている車種のひとつ。
価格が安く燃費が良いことと狭い道や車中泊など気軽に移動できる点が人気なのでしょうか。
価格は300万円代。

全国くるま旅をしていると、シニアおじさんの一人旅をよく目にします。
又、釣りなどの趣味にも使われているようです。

 

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最近拡大してきたミニバンキャンパーと小型バンコン。
通常の自家用車として利用できるのが特徴。
週末を利用しての短期くるま旅、家族でのキャンプやマリン・スノースポーツに便利。

こちらの車は、主に若者や家族連れのお客さんが下見していました。

私たちがくるま旅している時に気づくのが、こうしたミニバンで長期旅をしているシニア夫婦が意外と多いです。
今や全国に道の駅、温泉(日帰り入浴)、コンビニがあるので、ミニバンような車でも不自由はないと思います。
車中泊に飽きたらホテル・民宿などに泊まりながら旅を続けてもいいのでしょう。
そうしたご夫婦を見かけることが何度もありました。

 

くるま旅の多様化

 

一時期、海外・国内移住やロングステイ、又、団体ツアーが流行る時代がありました。
様々な経済状況を経て、一極集中から多様化へと大きく変化してきたように感じます。
「くるま旅」でもそうした事情は同じで、”車を利用した旅のしかた” も様々なかたちで変化してきているように思います。

例えば、

■長期くるま移動で全国を一周する旅
■観光地や温泉巡り、その土地のグルメを狙って周遊する旅(短期・中期)
■趣味に合わせたくるま旅(登山、つり、キャンプ、スキー、サーフェン、スキューバー・・・)
■四季の花々を求める旅(桜前線、紅葉前線、高山植物、植物園・・・)
■車中泊だけに限らずホテル・民宿などを利用しながらの長期・中期旅
■以上の様々な組み合わせで出かける旅

これに費用(予算)や時間、そして体調と相談しながらプランが立てられていくと思います。
そう考えるとくるま旅のしかたというのは、膨大なパターンに分けられていくのでしょう。

くるま旅はそういう意味で、世代を問わず更に様々な方向に進化し多様化していくと思います。

 

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最近、若者の車離れや高齢者ドライバーの事故多発などによる免許証返納が進んでいます。
若者の車離れとはいっても、それは社会の様々な変化によるものなのかもしれません。
若者の所得が低いこともありますが、特に首都圏においては電車・バスなどの公共交通機関の発達、更に、休日の過ごし方の多様化(関心事、趣味など)もあると思います。
車を単なる移動手段としてしか利用しない場合もありますが、趣味・嗜好の特化” ということでは、こうした「くるま旅・キャンピングカー」もその例外ではないと感じます。

そうした現象が、今回のキャンピングカショーで集中的に現れていたのかもしれません。

今年は、九州南部方面のくるま旅を計画しています。
退職して7年全国くるま旅といっても、まだまだ訪れていない土地はたくさんあります。
又、一度行った所だからもういいだろうということはなく、今度は季節を変え、ルートを変え、グルメも探して行ってみようと思えば飽きることなく楽しみが増えていきます。

元気なうちにそんなくるま旅を続けていこうとカミサンと話し合っています。

4 thoughts on “ジャパンキャンピングカーショー2020

  1. キャンピングカーショーに行かれたのですね。我家も金曜日に行って来まし
    た。今年は九州南部方面を予定されているのですね。我家は4月に東北、5月に四国
    四国を予定しています。こちらで拝見させて頂いた車中泊ルートを是非参考に
    させて頂きます。車中泊の旅の途上でいつかお目に掛る事が出来たらなと期待しています
    しています。その節は車中泊に限らず登山の事等含めて色々教えて頂ければ有
    難いです。宜しくお願い致します。

    1. ムクさん

      ムクさんたちも行かれたんですね。
      私は2月1日(土)に行ったためかたいへん混雑していました。
      ゆっくり見学できる雰囲気はなかったですね(笑)

      今年は東北と四国旅ですか!
      くるま旅のブログが少しでもお役に立てれば幸いです。
      ぜひ楽しんできてください。
      いつかどこかで偶然お会いすることがあるかもしれませんね(笑)

      コメントありがとうございました。

  2. 蛇口銅さん

    はじめまして
    キャンピングカーにご興味をお持ちなんでしょうか。それともキャンピングカーでくるま旅をされているのでしょうか。
    時代の変化によってくるまの使い方やその装備などが変わってきますよね。
    自分たちの希望に沿ったくるま旅を続けていきたいものです。
    ぜひまたお立ち寄りください。

    コメントありがとうございました。

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