北海道最後の夜は函館で
喫茶「想苑」でジャズライブ!
8月末に北海道に渡り、知内町でのお試し住宅暮らしとくるま旅を続けてちょうど一ヶ月になりました。
旅の始まりは小樽からでした。
道南の知内町を目指してゆっくり南下し、知内・函館で過ごすこと2週間。それからオホーツクの能取湖目指して札幌、旭川、網走。その後、昨年一ヶ月過ごした清里町に立ち寄り、釧路、大雪山、平取町を経て再び函館に戻って来ました。
北海道での走行距離は約4000Kmに及びました。
道南の渡島半島に入る頃、台風17号が発生して日本海を北上してくるという予報がありました。
今回の旅では、函館から青函フェリーで本州に渡る予定でいたので、台風が来る前に乗船することにしました。
そうはいってもフェリーの場合、電車と違い予約が必要です。
ちょうど三連休に当たっていたので乗船できるかどうか分かりません。最も乗船率が高い深夜の時間帯であれば大丈夫だろうと思い、最終便の23:30に予約を入れることが出来ました。
青森港着は深夜3:30ですが、どこでも寝ることができるくるま旅の場合は全く気にすることのない時間帯なんです。
そしてこの乗船時間が、後になって功を奏したというかラッキーな時間だったのです。
最後の一日、時間はたっぷりあるのでお風呂に行きました。
くるま旅をしていると日帰り入浴温泉(スーパー銭湯)を頻繁に利用しますが、時々 ”町の銭湯” を探したりします。
昔ながらの銭湯は、最近すっかり減少してきています。
そんな中、元町に1軒見つけました!
大正湯(440円)
外観はちょっと派手ですが、なんとも言えないレトロ感たっぷりの銭湯です。
いや~、こういった銭湯探していました! 実にいいですね~。
これも旅の面白さであり良さだと思います。ゆっくり旅の汗を流しました。
ちなみにこうした町の銭湯は、一般的に石鹸やボディソープ、シャンプー・リンスは置いてないので、利用する場合は持参してください。
私たちは、くるま旅なのでいつも入浴セットを持っています。笑
入浴の後は、元町の教会群の散策。坂の上からの夜景もきれいでした。
そして、北海道の最後の夜は、函館のジャズ喫茶「想苑」でゆっくり過ごそうと決めていました。
この「想苑」については、今回のブログ(5)で紹介しましたが、マスターと奥様がとても気さくな方でジャズを聴くというより、お互い気が合って話し込んでしまったという喫茶店でした。
そんなことから、北海道を離れる前に挨拶をしていこうということで再訪しました。
実は、初めて訪れた時に奥さんから函館の中華料理店「李太白」(りはく)のことを聞いていました。
「函館に来たらぜひ李太白に行ってみて。特に五目焼きそばと麻婆豆腐がとても美味しいから!」
という情報でした。
そうした美味しいグルメ情報は絶対に見逃しません!笑
知内町滞在中にジャズ喫茶「想苑」のご主人と奥さんお勧めの中華料理店「李太白」に行ってみました。
評判のお店ということでお昼の時間帯は満席でした。
五目焼きそばと麻婆豆腐
地元の人が勧めるだけあって二品とも実に美味しい逸品でした!
北海道最後の夜にジャズ喫茶「想苑」に行くことを決めていましたが、一ヶ月前に訪れた一見の私たちのことを果たして覚えているだろうか?という不安?もありました。
そんな思いもあってか、パフォーマンスで「李太白」の箸袋を無言で見せたらどうかな?
そしたら思い出してくれるかな~と。
元町散策の後、「想苑」にお邪魔しました。
カウンター内にいたご主人と奥さんに「こんばんは~」と挨拶してから、李太白の箸袋を差し出し「美味しかったですよ!」と一言。
お二人とも一瞬戸惑い気味に私たちを見て、その後すぐにニッコリと迎えてくれました。笑
ヤッター!
たまたまこの日は、18時30分から地元ミュージシャンのジャズライブがあるということでした。
なんとラッキーなことか!
ライブ時間は21時頃までということだったので、青函フェリーの乗船に十分間合います!
函館や札幌を中心にジャズ活動している若手の永田さん(Tp)や蛇池さん(Sax)などのクインテット。
普段はジャス喫茶として営業しているスペースなので店内は狭いです。
お客さんは30人ほどでした。若者から年配者まで年齢層は幅広く、特に若い女性の姿が目立っていました。
ライブは休憩を含め2時間半たっぷり聴かせてくれました。
料金はワンドリンク付2500円ですから安いですね。
ご主人と奥様が、若手ミュージシャンの育成と地元ジャズファンのために場所を提供して、定期的にライブコンサートが行われているようです。
北海道最後の夜は、素晴らしい締めくくりで函館を後にしました。
「2019北海道ステイandくるま旅」 つづく