九州くるま旅 (15)

高千穂峡と祖母山

 

阿蘇山を後にして高千穂峡を目指しました。
この高千穂峡をベースにして祖母山に登るプランです。

途中、南阿蘇にある道の駅「あそ望の郷くぎの」で車中泊しました。
今まで全国数ある道の駅に立ち寄ったり、滞在したりしてきましたが、今回のこの道の駅は、各種施設や設備面、広さやロケーションにおいて、私個人の感想では多分トップクラスに位置するほど素晴らしい道の駅でした。

 

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道の駅「あそ望の郷くぎの」

広大な敷地とゆったりした駐車場スペース。阿蘇五岳が一望。

 

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レストラン、各種ショップとモンベルショップも併設。
阿蘇山を中心に登山、トレッキングなどのお客さんが多いそうです。

 

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広場、ドックランなどを前面にした広いテラス。

 

 

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白川水源

道の駅近くにある南阿蘇の湧水。毎分60トンもの湧水が地底の砂とともに勢いよく湧き上がっていると書かれていました。
この池の底から? なるほど確かに湧き出ていますね。
早速、空のペットボトルに新鮮な湧水をいただきました。(協力金100円カンパ)

 

高千穂峡

 

高千穂峡は宮崎県だそうですが、ちょうど大分、熊本の県境に位置していました。
ガイドブックや観光ポスターなどによく使われる峡谷が有名ですよね。

地元の観光協会のパンフによれば、阿蘇山の火山活動で、噴出した火砕流が侵食されて柱状節理の断崖となった峡谷と記されていました。国の名勝・天然記念物に指定されているそうです。
中でも日本の滝百選に選ばれた「真名井の滝」が人気スポットのようです。

 

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峡谷に架かる橋の上から。

 

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貸しボートの乗って峡谷を観光してみました。
一隻:2000円(30分)

 

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かなり奥深くまで行けましたが、慣れないオヤジのボート漕ぎでは心配なので滝周辺だけで楽しみました。

 

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真名井の滝 

 

 

日本百名山「祖母山」へ!

 

初めて登る山で一番気がかりなのが、登山口までのアクセスです。
一般的に登山の心配事や不安材料は、どれだけ厳しい山なのかということが頭をよぎりますが、私の場合は登山口までうまく行けるかということです。
というのも、登山口までの道路事情によっては相当なストレスを伴うからです。
一般道路→林道→車一台ギリギリの狭い道→砂利道などを通過してようやく登山口にたどり着ける。
登山口についても駐車スペースがあるかないかなども心配事のひとつです。
登山は自分の力量だけですが、車の場合はそうもいきません。なぜなら対向車が来たら万事休すだからです。
過去に何度も経験したことからの心配事なんです(笑)

今回の祖母山登山口までのアクセスもそうした状況でした。
狭い半舗装道路から小さな標識だけを頼りに30分の道のりは、大きなストレスがかかりました。
最後はやはり砂利道でした。対向車が来ないことを祈りながらの運転は手に汗を握ります。

 

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早朝6時、北谷登山口に到着。
なんとか無事に着けたことでホッと一安心です。
先着組の車は2台。すでに登山を開始しているようです。もし週末だったらこの狭い空きスペースでは駐車は無理だったのではないかと思います。

 

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祖母山には、もうひとつ尾平鉱山というメインの登山口があります。
当初、尾平鉱山登山口から入山しようと計画していましたが、高千穂峡観光案内所で北谷登山口を勧められました。
初めての山ですから地元の人が勧める登山道の方がいいのかなと思ったからです。

 

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登りはゆるやかな千間平コースから出発。

 

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天気予報で午前中は晴れマークでしたが、雲行きは怪しくしばらく登っているとポツポツと雨が(涙)
山ですから天気の状況は刻々と変わります。しょうがないですね。

 

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シャクナゲ

時期的にアケボノツツジを期待して行きましたが、残念ながらすでに終わってしまっているようです。
シャクナゲだけが咲いていました。

 

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祖母山頂上 1756.4m (日本百名山)

 

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下山は風穴コース

 

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かなりの急坂を下っていきます。所々にはハシゴが設置されていました。

途中に風穴がありました。入口が狭い洞窟です。こ周辺はかなり涼しかったです。

 

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登山口に到着。所要時間4時間10分。

到着した時、登山ツアーの人たちが出発するところでした。
祖母山は、九州の名峰九重連山や阿蘇山と比べどちらかというとマイナーな山ではないかと思います。
百名山でなければ、多分地元の登山者以外それほど登る人はいないと思います。
しかし、平日にこうしたガイド付きの登山ツアーの人たちが来られる理由は、やはり百名山ということなのでしょうか。
ツアーの年代層は団塊世代の方々で、見るからにそれなりの経験を積んできた人たちのようでした。
こうしたところにも百名山詣での登山者がいるんですね。

 

今回の九州くるま旅では、久住山、阿蘇山、祖母山の三座を連続して登ってきました。
当初予定では、鹿児島の開聞岳と屋久島の宮之浦岳まで登るつもりでしたが、諸事情によって今回はこの三座登頂だけで次回の旅にとっておこうと思います。
関東から遠く離れた九州の百名山6座の内、半分登ることができましたが、日本百名山踏破がいかにたいへんなことかと思う旅でもありました。
百の山を登るだけにしても、それは膨大な時間とそれなりのお金がかかるということなんですね。
やはり退職して自由な時間がないとなかなか出来ないものだと感じました。

 

「九州くるま旅」 つづく

2 thoughts on “九州くるま旅 (15)

  1. すーさん、楽しまれておられるようで何よりです。

    この旅行って奥様も同行されているんですよね?
    登山中は何されているのですか?

    すーさんのプログだけでも楽しいのですが、同行されてる奥様の感じた事も
    プログにされたら面白いと。

    車中泊で、楽しく旅出来るなんて驚きです。
    わたしは、無理や。

    1. ヒロさん

      お久しぶりです。
      コメントありがとうございます。

      妻は、数年前から膝を痛めて長時間の歩行が困難になってしまいました。
      以前は一緒に北アルプスの穂高岳、槍ヶ岳、立山など数多くの山に登ってきました。
      比較的軽いトレッキングなどでは一緒に山歩きを楽しんでいます。
      そういう意味で山の魅力を知っているため、自分は同行できなくても気持ちよく送り出してくれます。ほんとうにありがたく思っています。

      妻は一人で待っている時は、周辺の散策や観光を楽しんでいます。
      又、山の中の登山口で周りに何もない時は、趣味の読書やパズルなどで過ごしています。
      例えば今回の旅では、小倉の松本清張記念館、外海の遠藤周作文学館、長崎の永井隆博士記念館で購入した書籍、小説を読んでいました。
      私が下山してから読んだ本の感想を話してくれます。

      妻とはブログの内容をほとんど共有しています。
      旅先の出来事や観光の感想など、その都度お互い感じたことを話し合っています。

      そうした内容をブログにアップしていますが、ヒロさんのおっしゃるように、
      >同行されている奥様の感じたこともブログにされたら面白いと。

      確かにそうかもしれませんね。妻が感じたこともより具体的に表現したら、もっとリアルに面白いのではないかと思います。
      貴重なご意見ありがとうございます。

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