九州くるま旅 (5)

玄界灘に面する佐賀の旅

 

福岡観光を後にして玄界灘の壱岐水道に突き出る東松浦半島に向かいました。
ここは唐津と呼子という二つの観光地があります。

今回の旅ではお城めぐりも目的のひとつにしています。
九州に入って福岡県では小倉城、福岡城を見学して、佐賀県では唐津城と肥前名護屋城址を訪れてみようと思っていました。

 

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唐津城

遠くからでもひときわ際立った存在でした。唐津のシンボルですね。

 

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唐津城から望む唐津市内

 

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唐津湾と玄界灘が一望。玄界灘には大小さまざまな島が点在していました。

 

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唐津城には多くの外国人客が訪れていました。特に大陸に近いこともあってか中国人の団体旅行者が目立ちました。
こうした所にも押し寄せてくるんですね~。

そんなことを思いながら城内を見学していると、俳句コンクールの入選作品が展示されていました。

「異国語の とびかう天守 秋の風」

 

城内の展示では、昔から捕鯨が盛んだった地域であったことが記されていました。
この捕鯨は、今では国際的にもいろいろ問題になっていますが、昔からの食習慣があったことから地元のスーパーやお土産屋さんではくじら肉の販売が数多くありました。
これも他の地域にない食文化なのでしょうか。

 

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地元スーパーでのくじらの品揃え売場と唐津市内の土産物店

 

 

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唐津くんち
一度は見てみたいと思い、市内にある曳山展示場に行ってみました。
ちょうどこの日は週末(GW)だったことで、全ての曳山が外に出され一般公開のお祭りがありました。
曳山は大きいもので高さ約7mで、重さは3トンほどにもなるようです。
近くで見学できたのはラッキーでした。それにしても迫力満点ですね!

 

呼子の活いかと朝市

 

東松浦半島の最先端に位置する港町呼子は、名物活いかと朝市が全国的に有名です。
又、戦国時代の豊臣秀吉が朝鮮出兵の時の基点とした城、「名護屋城址」があります。

 

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呼子大橋

呼子町から加部島に架かる橋。加部島の「風の見える丘公園」から撮影

 

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道の駅「桃山天下一」とすぐそばにある名護屋城址

 

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城の建物は一切なく、広々とした天守閣跡には石碑が建っていました。
小高い城跡からは玄界灘が一望でき、その周囲には京の都に匹敵する巨大都市が忽然と誕生したそうです。
敷地は17万㎡、招集されたのは全国の大名、武士など総勢20万人ともいわれる大動員だったようです。
今ではそんな面影は一切ありませんが、こんな所に幻の巨大都市があったんですね。

 

 

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夕食に活いか料理専門店「河太郎」に行きました。
なぜ夕食にしたかと言うと理由があります。その理由は後程・・・。

いか活造り定食2700円。いかは剣先イカでした。
いかの中でも王様といわれるほど美味だそうです。

 

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店内には剣先イカが泳いでいました。まさに活イカですね。

 

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透き通った身とコリコリした食感はいいですね~、ゲソはまだ動いていました(笑)

 

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お勧めの食べ方は、塩で食べるのが美味しいと書かれていました。
わさび醤油もいいですが、塩で食べるといかの甘味が一段と引き立つようです。
ゲソは天ぷらにしてくれました。

地元の方に後で聞いたところ、呼子で数あるいか料理専門店の中でもこの「河太郎」が人気があるようです。
活いかはどこの店も同じように鮮度はいいですが、特にいかの天ぷらが評判のようで近県から多くのお客さんが殺到すると聞きました。

なぜ夕方の時間帯に食事に行ったか?
ちょうどGWはじめの週末ということもあって、ランチの時間帯ではとても入店できないほどお客さんが殺到していたことからです。
呼子には十数件専門店があり、どのお店も大規模な店舗です(100~200人収容)。
そのほとんどのお店は駐車場にも入れない状態です。
ちなみに今回食事した「河太郎」は、ランチタイム時はなんと4時間待ちと聞きました
私たちは、翌日朝市に行く予定で呼子に車中泊することになっていたので、遠方からのお客さんが少なくなる夕食の時間帯にいきました。
夕方5時半お店に行ったところ48番の番号札を渡されました。なんと1時間半待ちになりました
それでも4時間待ちよりはいいか、ということで隣の入浴施設でお風呂に入ってきました(笑)

まさに ”九州恐るべし” ですね!
この恐るべしは何度目かな(笑)

 

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夜の呼子港。
港の近くに漁業組合管理の無料駐車場に車中泊。翌朝朝市に行く観光客が車中泊していました。皆さん考えることは同じですね。

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翌朝、港の岸壁で釣りをしている人たちが大勢いました。
釣り人のほとんどは、前日に夜釣りをして翌朝早くから釣りをしていると言っていました。
この人たちも車中泊組みのようです。

 

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呼子朝市。午前7時30分~12時頃まで。

 

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朝8時頃には多くの観光客で賑わっていました。

 

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朝食は、朝市通りにある「よしや食堂」でいただきました。
このお店は事前にリサーチしておいたお店です。朝食はこのお店と決めていました。

朝の時間帯でも観光客がこのお店の名物アラカブ定食を食べに来るようで満席でした。

 

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アラカブ(カサゴ)一匹入った味噌汁です。
魚の出汁が効いた美味しい一品でした。

 

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朝食後、港沿いを散策。

まさに ”いかの町” ですね!

 

この後、東松浦半島を南下して伊万里経由で平戸に向かいました。
いよいよ念願だった、映画「あなたへ」のロケ地薄香港に訪問することになりました。
その他にも平戸城、教会などの見どころが満載でした。

ということで次回は平戸観光をアップします。

 

「九州くるま旅」 つづく

2 thoughts on “九州くるま旅 (5)

  1. すーさん様、九州くるま旅を楽しまれているようで何よりですね。

    本日(5/9)NHKの朝の番組で「呼子朝市に若者が店を出す」と云う内容を放映していました。
    そこになんと上記写真のうにを売っているおばさん(毛の帽子の方)が映ってインタビューを
    うけていましたよ。
    「お客さんは来るけど、出店している方が高齢で店の数が減ってきている」そうです。

    御身体に気をつけて旅を楽しんでください。

    1. 後輩さん

      へ~、NHKで呼子朝市の放映があったんですか。
      見たかったです。
      そういえば、出店されている方の年齢は高かったですね。
      気さくな方ばかりで気軽に話しかけてくれました。こうした会話が朝市の人気の秘密なのかもしれませんね。

      朝市通りのはずれの方で、若い女性の方がお店を出していたのを覚えています。
      手作りのペンダントのような商品を販売していたように思います。
      年配の方に交じって若者が朝市に参加するのも大変いいんじゃないかと思います。
      高齢で出店数が減っていく中、朝市の活性化に結び付いていってほしいです。

      情報ありがとうございました。

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