東北の登山とくるま旅 (5)

知恵と工夫の町おこし

感動の田んぼアート!

 

私たちが住む埼玉県には行田市という町があります。
この町は、和田竜著の「のぼうの城」(映画化)で有名になった忍城(おしじょう)があります。
又、市内の「古代蓮の里」(公園)には、田んぼアートがあり、水田をキャンパスにして色彩の異なるいろいろな稲を植えて完成させていく文字や図柄に驚きました。

そんな田んぼアートが、青森の田舎館村(いなかだてむら)にあることを知り訪れてみました。
この田舎館村の田んぼアートは二ヶ所で展開されていて、第一会場が村役場、第二会場が道の駅にありました。

 

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田舎館村役場の前に広がる田んぼが、第一会場の「田んぼアート」です。
お城を形どった役場は、最初ちょっと異様な感じを持ちましたが、このお城から見下ろすことができるのが田んぼアートだったことから、見終わった後、ユニークで面白い造りだな~と思いました。

 

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役場(お城)の4階には田んぼアートを見下ろせる展望デッキがありました。
かなり広いスペースですが、観光客が大勢来ることからこの広さでも足りないようです。
訪れたのが早かったためゆっくり鑑賞できましたが、平日雨の中でもこの後続々と団体ツアーの観光客が来ていました。

 

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2つの田んぼアートが作られていました。
今年のテーマは「ヤマタノオロチとスサノオノミコト」だそうです。
毎年テーマを変えて作られるようです。

 

2017年田んぼアート1  ➡  IMG_6488

2017年田んぼアート2  ➡  IMG_6493

6月4日田植えの風景              9月28日私たちが訪れた時の風景
※田舎館村HPより

 

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6階天守閣からの風景。
4階展望デッキからの眺めと幾分違って細長く見えました。
これは、原画を遠近法を使って展望デッキから見る角度に最適化しているからだそうです。
田んぼを測量して杭を打ち、13種類の稲を使って田植えをするそうですから大変な作業なんですね。

 

 

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過年度の田んぼアート写真と昨年(平成28年)の「真田丸」

 

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近くで見てみましたが、図柄が全く分かりませんでした。
初めて見る稲ばかりです。こんなに多くの稲があるんですね。

 

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近くの道の駅にある第二会場(車で5分程度)
かなり大きな駐車場ですね~。週末になれば観光客が押し寄せるようです。
第一会場と同じように、平日でも交通整理員や警備員が常駐していることからその人気が伺い知れます。

 

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ここでも近くで見るとどんな図柄か分かりません。
さて、何が描かれているんでしょうか。分かりますか?

 

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答えは桃太郎でした。

 

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その他、園内には石のアートも作られていました。テーマ「惜しまれる人」

 

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こちらも近くで見ると全く分かりません。細かな石を集めて並べられているだけでした。
当初、接着剤などで張り付けられていると思いましたが、ただ置かれているだけです。
かなり細かな作業ですね。驚きました!

 

全国をくるま旅していると、地方の各市町村が町おこしや地域活性化のためにいろいろ取り組んでいることが分かります。
そんな中、このような素晴らしい作品を制作し、全国から観光客が大勢訪れている光景をみると、知恵と工夫で地域活性化につながってくるんだということを改めて感じるものがありました。
莫大なお金をかけて、単に「箱もの」を作るだけでは人は集まらないという教訓ではないでしょうか。
毎年テーマが変わり、来年もまた来てみようというかという価値はあると思います。主に県内や近隣市町村からの観光客ですが。
又、地元村民の方やボランティア、体験ツアーの方が参加し、自分たちで作り上げるという一体感、達成感も生まれるのではないでしょうか。
そういう意味では一回に限らず継続性のある素晴らしい企画(町おこし、地域活性化)だと思いました。

 

 

青森りんごとアップルパイ

 

この時期、青森市郊外の畑は一面りんごがたわわに実っていました。
ちょうど収穫の時期でもありました。

 

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車を走らせていると収穫されたばかりのりんご集積場がありました。
こんな光景は初めてだったので、思わず車を停めて撮ってみました。
多分、加工用になるりんごだと思いますが、青森らしい光景ですね。

 

私たち夫婦はアップルパイが好きです。
2年前青森県を訪れた時、アップルパイで評判のお店に何軒か行ってみました。
弘前から青森市内にかけてアップルパイの食べ歩きです。
この時、特に美味しかったお店を発見したので、今回もまた訪れてみました。

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そのお店は、青森駅近くの青森県観光物産館アスパム内にある「スイーツファクトリーパムパム」です。

 

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サクッサクッという食感とほんのり甘いりんごの味がなんともいえません。
出来立てアツアツが一番ですが、冷めても美味しかったです。
青森でかなり有名な専門店やパン屋さんにも何軒か訪れて食べ比べしてみましたが、このお店がリーズナブル(210~260円)で最も美味しいと感じたお店でした。
ぜひおすすめしたいお店です。

 

「東北の登山とくるま旅 (6)」へ つづく

 

2 thoughts on “東北の登山とくるま旅 (5)

  1. すーさん様

    今晩は、故郷は稲が刈り取られた田もあり秋が深まってまいりました。
    今日は中秋の名月で、時々現れるお月様を楽しんでます。
    良い旅をなさったのですね。
    私達も神奈川に住んでいた頃は、旅と言えば東北を目指していました。
    盛岡の福田パンはお邪魔したことがあり、大きなパンだったことを覚えています。
    冷麺も食べましたね。
    ジャズのお話も楽しかったです。
    主人にこの町でジャズなんて聞けるのかしら?
    と言ったら駅前の(いなば)かなと言っておりました。一度行ってみようかなと思ってます。
    空気が澄んで来たら主人が満観峰に登ってみようかと言っております。
    私に登れるかしら…でも頂上で富士山が見えたら幸せです。
    私共には行くことのできない旅行のお話楽しみにしております。

  2. キジ&シロ母さん

    コメントありがとうございます。
    駅前の「いなば」ですか~、いや~懐かしいですね~。
    私が子どもの頃からあった喫茶店ですよ。
    残念ながらこの店はジャズ喫茶ではなく、ごく普通の純喫茶です。
    2年前、母の介護で実家に滞在していた時、清水の友人と待ち合わせた場所でした。
    何十年振りかで入ったことがあります。多分40年振りだったと思います(笑)

    満観峰は行ったことがありません。
    静岡市と焼津市、藤枝市エリアの間にある大きな山ですよね、
    太平洋の海岸まで続いている山ですから、頂上からの眺めはいいと思いますよ。
    もちろん富士山を見るには絶好の山なんじゃないかと思います。
    天気の良い日にでもぜひお出かけしてみたらどうでしょうか。

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