信州の登山とくるま旅 (3)

行程時間に余裕がない?

空木岳登山断念!

 

今まで登山口まで行って登山を諦めたり、途中まで登って下山してきたことは過去何度かありました。
主にその理由は、天候の急変や登山道の悪路などによるものでした。
先日の御岳(入山禁止)は、事前情報を把握していなかったためのもので例外でしたが・・・。

登山をする上で事前情報はたいへん重要なものです。
行程スケジュールのプランニング(登山計画)はもちろんですが、特に現地の状況をできるだけ知っておくことは必要なことだと思います。
登山口までのアクセス、登山道の状態、積雪状態、渡渉時の水量、エスケープルートなど・・・。

今回の空木岳登山もそうした現地情報をしっかり把握していなかったため断念することになりました
登山口までの林道工事(途中まで)のことは事前の情報で知っていましたが、どのくらいの時間がプラスされるかは現地に行って確かめないと分からないものでした。
一般的な登山の標準時間は地図(山と高原地図など)で確認できますが、工事などによるう回路の時間はわかりません。
今回の所要時間は、空木岳往復11時間30分の行程ですから、早朝5時出発して夕方4時30分になります。
一日の行程時間としては、今までの経験上長い時間になります。
これにう回路の時間が最低一時間(予想)プラスされますから、早くても多分夕方6時頃になってしまいます。

実際この登山口まで狭い林道を車で走り行ってみました。
時刻は夕方5時半。林道周辺はまだ明るさが残っていますが、樹林帯の中は真っ暗でした。
当然下山してくる登山道は樹林帯の中ですから足元さえほとんど見えない状態です。
夕方6時まで様子を見ていましたが、日が落ちてすでに林道も真っ暗な状況でした。
ヘッドランプを使用して下山することもできますが、やはり無謀な登山になることが判断できました。
計画の甘さがありました。
夕闇に包まれる中、即刻林道を下りました。

次回、チャレンジする時は、木曽駒ケ岳の千畳敷から稜線を縦走する1泊2日(小屋泊まり)の行程にしようと思いました。
不安のある登山は諦めた方がいいですね(笑)
これが単独行だから即判断できますが、パーティー登山の場合は難しいものがあると思います。
※ブログ「パーティー登山」

 

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空木岳登山を諦め、夕闇迫る林道を下る途中からの駒ヶ根市内の風景。

 

 

信州秋の味覚とコスモス街道

 

駒ヶ根を後にして、今夜の宿泊地塩尻の道の駅「小坂田公園」に向かいました。
予定していた登山を諦め、次の行動がしやすいのはくるま旅の利点なんでしょうか。
宿泊する宿も決めることなく、道の駅さえあればどこでも泊まることができるんですから気持ちの上でも気軽なものです。

翌日はゆっくり帰ろうということで、くるま旅(車中泊)にとって涼しい気候の中ぐっすり眠ることができましたが、早朝7時頃、公園に設置されたアナウンス拡声器から大音響の「ミサイル発射・・・」の放送が。
いきなり何事だ~!と飛び起きました。
これがJアラートなんですね。スマホにも連絡通知が入っていました。
後で分かりましたが、このJアラートの放送は、北海道、東北県と中部エリアでは新潟、長野県まで流されたようです。

 

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塩尻から松本方面の山すそに延びる「しののめの道」をドライブ。
小高い麓を走る道路からは北アルプスの山並みや塩尻、松本市内が一望できました。
すすきやコスモスが咲き乱れ、もう秋の気配が漂っています。

 

2017果実1  2017果実2

2017果実3  2017果実4

途中の物産店で旬の果物や野菜を大量に購入。
採れたての新鮮な野菜果物はどれも格安で美味しそうです。

 

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帰りは諏訪湖に立ち寄ってみました。
ここにもたくさんのコスモスが咲いていました。

 

ということで、今回は信州の登山を中心に木曽路、伊那路を周る3日間のくるま旅でした。
登山は計画していた3座の内1座しか登れませんでした。これもその時々の状況に合わせてですからしかたがないですね。
これからも時間はたっぷりありますから、またいつの日か来ればいいと思っています。

 

「信州の登山とくるま旅」 おわり

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