登山・山歩き その4
花の百名山
十勝連峰の富良野岳へ
ほぼ毎日のように見ている山が、十勝連峰の中でもひときわ目立つ富良野岳です。
前富良野岳を前山に置き、その後ろにどっしり構えている姿は、十勝連峰の主峰十勝岳より大きな存在として鎮座しているように見えます。
富良野岳は、「花の百名山」としても有名だそうです。
今回富良野岳に登った時も多くの花をみることができました。こうした高山植物を鑑賞しに全国から登山者が訪れることも頷けました。
後で知りましたが、その著者(「花の百名山」)の田中澄江さんは代表する高原植物としてエゾノハクサンイチゲを紹介していたそうです。頂上直下にはハクサンイチゲが咲き乱れていました。
登山コースは、十勝岳温泉登山口からかみふらの岳に登り、上ホロカメットク山を往復してから富良野岳を目指す稜線歩きの周回コースです。
所要時間は8時間でした。
稜線上から富良野岳を仰ぎ見る
上ホロカメットク山から望む十勝岳
富良野岳中腹から振り返る十勝連峰
富良野岳直下に咲くエゾノハクサンイチゲのお花畑
北アルプスに匹敵する稜線歩き
北海道の寒い気候からなのか、本土の山岳地帯と比較すると森林限界が低いです。
登山口の十勝岳温泉辺り(標高1200m位)が森林限界のため、樹林帯の中を歩くことなくすぐに視界が広がる登山ができました。
早朝4時30分頃、霧が晴れた中に目指す富良野岳が見えてきました。
十勝岳温泉の登山口から5時10分登山開始。
歩き出すとすぐに富良野岳が見えました。まずはかみふらの岳に登って行きます。
安政火口(爆裂火口)が見えてきました。
振り返れば、眼下に上富良野町や美瑛方面の平野が望めます。
標高を上げていくと富良野岳の全容が見えてきました。
十勝岳の62-2火口から噴煙が上がっています。
登山中、硫黄のにおいがしました。
まずは爆裂火口の上にそびえ立つ「かみふらの岳」に登頂。
かみふらの岳から見る上ホロカメットク山。 そして、上ホロカメットク山頂上へ。
上ホロカメットク山の頂上からは目の前に十勝岳が!
眼下には安政火口(爆裂火口)と登ってきた登山道も見えます。
ここから富良野岳に向けて稜線歩きです! 360度に広がる視界の中の空中散歩です!
この1800m前後の稜線は、北アルプスや南アルプスの2500~3000mの稜線に匹敵するくらいの感じでした。
中間地点にある三峰山で朝食。振り返れば今まで歩いてきた稜線が。
休憩の後、いよいよ富良野岳へ。
ハイマツと高原植物が咲く登山道が続きます。
急いで登るのはもったいないです。ゆっくり景色を眺めながらの登山が好きです。
頂上直下にはお花畑が広がっていました。
多くの登山者が足を止めてカメラやスマホを向けるのも頷けます。
もうすぐそこが頂上ですが、誰も急いで登頂しようとしません(笑)
それだけ魅力的な山なんですね。
富良野岳頂上 1912m
頂上からの景色。十勝岳と今まで歩いてきた稜線が一望できました。
上ホロカメットク山1920m~かみふらの岳1893m~三峰山1866mの縦走路。
頂上直下のお花畑
今回は富良野岳に登ってきましたが、「花の百名山」と言われるだけあって見事なお花畑を鑑賞することができました。
標高2000mの連峰ですが、北アルプスや南アルプスに匹敵する山容を誇っていると思います。
登山といっても単にピークハントだけでなく、高山植物の鑑賞や360度に広がる眺望を楽しみながらの縦走は、更に山歩きの魅力を広げるものだと思いました。
今回の北海道の登山はこれで終了です。
来年もまた北海道に来て登山・トレッキングを楽しみたいと思ってます。
「北海道ロングステイ 富良野編 (15)」へ つづく
北海道最後の登山、天気も良く沢山の花々が咲いている山歩き最高でしたね。
幾つもの山の案内有難う御座いました。後はいろんな所の観光ですか、楽しんで下さい。
紀州のカモシカさん
コメントありがとうございます。
今回は天気に恵まれて大変良かったです。
天気が良ければ花の美しさや景色も倍増しますね。
さて、北海道最後の登山と言ってしまいましたが、帰りにアポイ岳に登ってみたいと思ってます。これも天気次第ですが、花がきれいということなので。
北海道富良野編まだつづきますので、また立ち寄ってください。
よかったですね~
噴煙も面白かった。
標高は高くないけど、雄大ですね。
アポイ岳行かれるのですね!
私も登ってきましたが、行ったときは端境期で花はなかったです~
でも、それなりに楽しめました。
家犬さん
コメントありがとうございます。
確かに標高は高くありませんが、
雄大と言う言葉が当たってますよ
ね。北海道の山は、まさにそうし
た感じでした。
アポイ岳に登られたんですね。
天気が良ければぜひ登ってみたい
山です。花が咲いていればと思っ
てます。