北海道ロングステイ 富良野編 (3)

TVドラマ・映画のロケ地を訪ねて

 

倉本聰氏の富良野三部作の舞台へ

 

皆さんもよくご存じのTVドラマ「北の国から」の舞台になったのが富良野ですよね。
又、このドラマシリーズに続いて脚本・演出されたのが、寺尾聰主演の「優しい時間」、中井貴一主演の「風のガーデン」でした。
「北の国から」が放映されている時はテレビで観ていましたが、後の二作は当時仕事が忙しかったせいか観る機会がありませんでした。
退職してからDVDを借りて観てみましたが、とても感動するドラマでした。

今年3月、倉本聰脚本の舞台演劇「走る」を観に行きました。
この演劇についてはブログでも紹介していますので、お時間があれば覗いてみてください。

この時すでに富良野市のお試し暮らしの許可を得ていたので、富良野に行った時には真っ先にこのロケ地を訪れてみようと思っていました。

「北の国から」の物語の舞台になったのが麓郷(ろくごう)、「優しい時間」と「風のガーデン」の舞台になったのが新富良野プリンスホテルでした。
私たちが現在借りているお試し住宅から車でどちらも20分という近距離です。

 

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JR布部駅(ぬのべえき)
この布部駅には、倉本聰氏直筆による、「北の国 此処に始まる」という看板が掲げられていました。
駅舎内には、主人公の黒板五郎、純、蛍の三人が、この駅に初めて降り立った写真も掲載されていました。
「ああ~、此処がそうだったのか」と、当時の物語がよみがえってきました。

 

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五郎の石の家

 

「北の国から」の舞台になった麓郷(ろくごう)は、富良野市郊外の山間部にありました。
この麓郷エリアの中には、当時ドラマで使われた五郎の家が観光用として保存されています。
有料で見学できる場所は、「拾ってきた家」「麓郷の森(丸太小屋)」「石の家」の三か所でした。(三か所周遊券1200円)

 

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拾ってきた家。

 

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廃車のバスを利用した家。
一歩中に入ったらリビング、個室、寝室、キッチン、風呂、トイレなど普通の民家と変わりません。
よくよく見ると廃材などを利用した建物になっているんですね。驚きました。

 

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中央部分がトラックのコンテナが利用されていました。
窓は車のウィンドウや空き瓶、天井は卵入れのダンボール、小物入れは冷蔵庫のドアなど・・・。
ちょっとインテリアも工夫されていて、レトロな雰囲気の内装です。
大人の隠れ家っていう感じの建物でした。

 

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風力発電と石を積んだ家(石の家)です。
こちらも木材と石を中心にした洋風の雰囲気がある建物でした。石で固めたお風呂もいい感じで、あの時のドラマが浮かんできました。

早朝にも関わらず大勢の観光客が訪れていました。
このドラマはもう30年前のもので、当時の物語を懐かしむ観光客の年齢層は60代以上の方々ばかりです。
そんな観光地ですが、中国人観光客のグループや若いカップルが目立ったのはどうしてなんでしょうか? 驚きです!
例えば、富良野周辺で言えば、旭山動物園、美瑛のパッチワークの路、青池、フラワーガーデンなどの有名観光地なら分かりますが、30年前の日本のドラマのロケ地に何でわざわざ来るの? という疑問が浮かんできます。
この後、中国人観光客がまず訪れることはないだろうと思っている穴場的な場所(公園、ワイン工場、お寺?など)にも必ず小グループの姿を見ました。
彼らの共通している点は、札幌ナンバーのレンタカーで来ていたことです。
すでにメジャー観光地巡りは行き尽くした旅行者なんでしょうか。
このことは、3週間北海道くるま旅をしていて何度も目撃した光景でした(笑)

 

「風のガーデン」「優しい時間」ロケ地へ

 

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「風のガーデン」の主な舞台となった庭園がそのまま残されていました。
この森の奥に主人公白鳥貞美(中井貴一)が一時期過ごしたキャンピングカーも保存されていましたが、立ち入り禁止で遠くから見るだけでした。
そんな物語の一コマも保存されているんですね。

 

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グリーンハウスの中もドラマで使われた小道具(ピアノ、椅子など)が保管、展示されていました。

 

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カンパニュラ               ルビナス

 

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ジギタリス                アムソニア

聞きなれない珍しい花の名前だったので、花のガイドパンフを見ながら庭園内を観て周りました。

 

 

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「優しい時間」の舞台になったカフェ「森の時計」は、現存のままカフェとして営業されていました。
観光客の方々は皆さんご存知のようで、ほぼ満席状態でした。
運よくカウンター席が空いたのでラッキーでした。マスターにお断りして写真を撮りました。
ドラマのマスター役は、主人公の寺尾聰です。

 

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ドラマと同じように客に珈琲の豆を挽かせてくれます。
私も珈琲好きでいつも豆を挽いていますが、雰囲気のいいカフェで挽く豆だと美味しい珈琲が飲める気がします。

 

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ドリップで一杯づつ丁寧に落としてくれます。

 

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今まで飲んだ珈琲の中ではトップクラスの味でしたね。
雰囲気がよかったかもしれませんが。
味わい深くスッと入っていく感じで、後味がスッキリとした美味しさでした。

 

映画「愛を積むひと」ロケ地

 

こちらは美瑛にあると聞いていたので行ってみました。
現在は、「フェルム ラ・テール美瑛」という菓子・パン&レストランが隣にあり、ロケ地周辺が整備されていました。

 

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北海道美瑛で第二の人生を歩む熟年夫婦の物語。主人公佐藤浩市、妻樋口可南子。

 

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舞台となった家はそのまま保存されていました。
主人公が家の周りに積んだ石も残されています。積み重ねただけの石ですが、しっかりとした石の塀になっていました。

 

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隣には今年6月1日にオープンしたレストランがあり休憩です。

 

富良野に来て早々、テレビドラマ、映画の舞台になったロケ地を訪れてみました。
まずは見てみたい場所に来れたので満足、満足です!

次回は、この時期絶対見逃せないガーデン巡りです。
ファーム富田をはじめとする数か所のガーデンを訪れてみました。
メインのラベンダーは、桜で言うと三分咲きといったところでした。これからが見ごろですね。

 

「北海道ロングステイ 富良野編 (4)」へ つづく

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