自分の住む街再発見 

         

退職以降、くるま旅で各地方の観光都市、城下町、宿場町などを訪れる機会が増え、そうした街中散策は楽しみのひとつになっています。
歴史的な建造物、伝統のある商家や蔵造り、時代を感じさせる街並み、寺社仏閣などの見学、又、その土地ならではの伝統工芸に触れたり、特産物やグルメ料理を食すことも大きな楽しみです。

私たち夫婦は、川越に住んで35年になります。
川越は周辺地域や他県から見ると、小江戸・城下町と呼ばれるように今では地方の観光都市のひとつで人気があるようです。
私たちのように実際に住んでいる住民にとってはそれほどピンときませんが、意識しながら改めて見たり、今まで訪れた観光地などと比べたりすると、やはりすごく面白い街だなと思うばかりです。

 

　　

一番街通り（3月2日撮影）　　　　　　　　　川越のシンボル「時の鐘」

日帰り観光（又は2日程度）として最も特徴的な点は、見どころが一定のエリアに凝縮されていることだと思います。
このため移動時間が少なく、集中して観光できる利点があります。
歴史的な街並み（蔵造り、大正昭和の町屋など）、寺社仏閣、川越城址などが市の中心部に集中していることで、見る・食べる・遊ぶ（るるぶ）ことが飽きずに楽しめることだと思います。※ガイドブック「るるぶ」の宣伝ではありません（笑）
又、都心からの交通の便（1時間以内）が良いこともあり、平日でも気軽な服装で観光客がかなり訪れています。

 

これからの時期、おすすめの「川越の歩き方」

 

今ではインターネットやガイドブックであらゆる観光情報が入手できる時代です。
川越散策においても、これらのツールを使えば効率的に見て回れると思いますので、あえてこの場での詳細の案内は控えたいと思います。

川越の見どころは、大きく分けて4つの観光エリアがあります。
まずメインとなる「一番街通り」は、時の鐘を中心にした蔵造りの街並みです。
時代を感じさせるこの通りには、物産品、食事処、カフェ、お土産屋さんが集中し、菓子屋横丁があるのもここです。
この通りと同じような場所として「大正浪漫夢通り」があります。
その他、「喜多院」「本丸御殿」の観光スポットがあります。

観光スポットがいくら凝縮されているとはいっても、日帰りでこれらのエリアをゆっくり観てまわるとなるとそれなりの時間がかかります。
そこで、これからの時期の歩き方として、サクラの花見も一緒に楽しもうツアーはいかがでしょうか。
ということで、「喜多院」を中心にした散策をおすすめします。
この喜多院は、境内（無料）にサクラが咲き誇り、徳川家ゆかりの寺院で拝観コース（400円）もあります。ゆっくり院内や庭園を観てまわるのもいいと思います。

昨年のブログ「喜多院のお花見」

その後、大正浪漫通りから一番街通りに繰り出し、見る、食べる、遊ぶに専念したらどうでしょうか。

この大正浪漫と一番街通りでは、2つの歩き方をご提案します。
ネットやガイドブックには、通り沿いの有名なお店屋さんが主に紹介されていますが、ここであえて裏通りにちょっと足を向けてみてください。名付けて「路地裏散策」です。
一般的に観光客の皆さんはメインストリート沿いに歩きますが、この路地裏が意外に面白いです。こじんまりした小物屋、ちょっと小粋な古着屋、駄菓子屋、カフェ、はたまたディープなお店？があったりして、冷やかし半分穴場的な雰囲気を味わってみたらいかがでしょうか。

 

　　

もう一つは、「食べ歩き」です。
伝統的な蔵造りの建物の中で懐石料理などのランチが、千円～2千円の間でリーズナブルに楽しめますが、これはこれとしてゆっくり食事してください。
ここでの提案は、ちょっと小腹がすいたら歩きながらつまみ食いを楽しんでみてはいかがでしょうか。変わり種おにぎり、だんご、いもアイス、手焼きせんべい、地場産ソーセージなど・・・。
こちらも小銭程度で地元B級グルメを楽しむことができるので観光気分も倍増します。

 

　　

　　

ということで、川越散策のキーワード「サクラ」「路地裏」「食べ歩き」でした！
3月末頃にはサクラも咲き始めると思いますので、これからの時期ぶらり川越散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。又、お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

川越ジモティーオヤジからの提案でした。