くるま旅で出会うラーメン
地方ならではの「思い出のこの一杯」
ここ最近東京を中心とする関東地方では、ラーメンブームということもあり、新しいラーメン店がどんどん出店しています。そして、麺やスープ、トッピングなども進化し続け、麺好きにとっては嬉しい限りです。 そんな麺好きにとって、くるま旅に出かけた時はその土地ならではのラーメンを食すことがなによりも楽しみのひとつです。地方に行くと昔からその味を守った伝統的なラーメンに出会います。 今年もくるま旅をする中で多くのお店を訪問し、感動の一杯を味わうことができました。そうした中で特に思い出に残るラーメン店を振り返ってみました。
今年最高の一杯~喜多方「源来軒」
喜多方ラーメンといえば関東にも進出し全国的にも有名なラーメンです。 そんな喜多方の元祖と言われるお店が「源来軒」です。昨年はじめて行って感動したため今年会津方面にくるま旅をした折に再度立ち寄ってみました。このお店以外にも喜多方の人気店で食したことがありますが、どの店も美味しく大変レベルが高いことに驚かされます。 今年一番美味しかったラーメンを挙げるとすれば、躊躇なくこの源来軒のラーメンです。
昔ながらの醤油味「白河ラーメン」
では二番目に美味しかったラーメンは?と問われたら、白河ラーメンの「とら食堂」を挙げたいと思います。 喜多方と同じように醤油ベースと手打ち麺が特徴で、あっさりとしたスープは飽きがきません。こちらのお店は、まさに地方ならではの「オラが郷土のラーメンだ~」と言うように、開店から地元の常連客でいっぱいになります。はじめてこのお店に行くとしたら、多分途中で迷って辿り着かないのではないかと思われる場所にあります。田んぼの中を道を走ると忽然とその店が現れます。こんな不便な所でも、美味しいと聞けば地元の方はもちろん遠方からもわざわざ来る価値はあると、食べてみて納得しました。
あなどれない東北のラーメン!
ラーメン年間消費金額(外食費)全国一位は、なんと東北の山形市です。 山形県には、米沢、山形、赤湯、庄内(鶴岡、酒田)などの各エリアごとに、独特のラーメン文化が根付いています。 そんな激戦区の中で、今年は山形市内にある「寅真ら~めん」を訪れました。 このお店は山形ラーメンの代表格ということもあり、次から次へと客が絶えることのない人気です。私たちも30分ほど待ってようやくテーブルにつきました。 おすすめは、特性しょうゆラーメンと辛味噌ラーメンです。相席になった地元のお兄さん方とラーメン談義に夢中になりました。やはりラーメン王国ということもあり、皆さんラーメンに関してはこだわりを持っているようです。
津軽平野の煮干しラーメン
青森、弘前のラーメンのスープは、煮干しが特徴です。こちらも昔からのラーメン文化が根付いているように思われました。 私は煮干し味のスープが一番好きです。関東地方の煮干しスープの代表格といえば大勝軒(永福町系)があります。このラーメンに魅せられ麺好きになったくらいでした。 ということで、今年弘前を訪れた時に「中華そばにぼし」に行ってみました。 弘前にも多くのラーメン店があり、どのお店も煮干しがベースになっています。お店に入る前から煮干しの香りが漂ってきます。
秋田は比内鶏スープ
秋田といえば比内鶏ですが、これをスープにしたラーメンがあるかと調べてみました。 やはりありました。くるま旅で秋田市内を訪れた時に「本家あべや」に行きました。 このお店は比内鶏を使った料理店ですが、メニューに比内鶏ラーメンがあります。 比内鶏自体高額で普段なかなか手に入れることはできませんし、食べることさえできません。そんな比内鶏を使った出汁のラーメンは、なんとも贅沢な一杯でした。
ということで、今年も地方を巡るくるま旅をしてきた中で、その土地ならではのラーメンに出会うことができました。これも旅の楽しみのひとつだと思います。 さて、来年はどんなラーメンに出会えるか、今からワクワクしてきます。
※連絡:今回ブログで写真を添付する予定でしたが、「メディア追加」の不具合により写真を付けることができませんでした。早急に問題を解決して後日改めて添付します。