生桜えびと生しらす

地方グルメ~静岡の食文化

日本で唯一の桜えび秋漁解禁!

 

10月29日、桜えびの秋漁が解禁しました。(漁期は春と秋の年2回)
桜えびは、日本で唯一静岡の駿河湾で獲れる貴重な海の幸です
この桜えびは、輸送中のストレスでアンモニアを発生しやすいため、生のまま出荷されることは少ないそうです。
県内であれば短時間で輸送できるため、この時期地元のお魚屋さんの店頭に「生桜えび」が並びます。                           又、生しらすも駿河湾で獲れる名産品です。漁期は3月下旬~翌年の1月中旬頃までだそうです。今年は、夏期の不漁が続いていましたが、ようやくこの頃獲れるようになって、生桜えびと生しらすが同時に店頭に並んでいました。

 

2015しらす2  2015しらす1

この2品で650円でした。早速どんぶりに盛ってみましたが、ボリューム満点です!
通常、食堂などでは1500円前後するのではないでしょうか。新鮮な生の海の幸、最高の美味しさでした。

 

2015桜えび2

お寿司屋さん(回転寿司も)に行けば軍艦巻きにしています。(この画像は転用)

 

その土地の名産物をその土地で食すこと!

 

日本全国どの地方に行っても、その土地ならではの産物があります。
昔は、冷凍・冷蔵技術や輸送手段も発達していなかったため、なかなか流通されていませんでした。今では、こうした技術や流通の発達、更にインターネットなどにより簡単にその商品を手に入れることができるようになりました。                 しかし、鮮度劣化しやすいデリケートな食材を「生」で輸送し市場に出回せることは、まだまだ難しいかもしれません。又、出回ったとしても、「生」で食す習慣がなければ売れません。

桜えびやしらすは、ほとんどが加工(乾燥、釜揚げなど)してから商品化されています。
昔から静岡では、こうした食材を「生」で食す文化があったため、今でもお魚屋さんやスーパーで販売されています。                               東京などの首都圏からみれば、珍しい、なんと贅沢な、と思うかもしれませんが、地元ではこれが当たり前なんです。逆に、首都圏で「生」を販売しても多分売れないでしょう。
観光などで訪れて、その土地で食べるからこそ価値があるのではないでしょうか。
こうしたことは、生桜えびや生しらすに限ったことではないと思います。日本全国たくさんあると思います。                                    通販などで取り寄せて食べるのもいいかもしれませんが、その土地の名産品をその土地に行って食すことの方が、何か充実した気持ちになり、美味しさも一段と増すのではないでしょうか

旅の楽しみのひとつは、その土地のグルメを食すことだと思います。
静岡を訪れる機会がありましたら、生桜えびと生しらすをぜひご賞味ください。

 

6 thoughts on “生桜えびと生しらす

  1. シラスも桜えびも美味しいですね。
    どちらかと言うと、生はシラスが好きで、時期によって違うのでしょうが、静岡のシラスの方が神奈川より小ぶりで私は好きです。
    静岡のどこかでタクシーに乗ったら、桜えびは酢味噌で食べると美味しいと言っていましたが、すーさんはどのように食べますか?

    1. Taibunさん

      コメントありがとうございます。
      生の桜えびでしたら、やっぱりかき揚げです。乾燥の桜えびより一段と香が良く、ふっくらとした身が美味しいです。あとは、わさび醤油でごはんと一緒に食べるのが好きです。
      酢味噌は、はじめて聞きました。今度はぜひ酢味噌で食べてみたいです。
      情報ありがとうございます。

  2. お久しぶりです。Roseです。日本に戻ってから早、7か月が過ぎましたが、未だに日本時間に慣れるためにあたふたしています(-_-;)すっかりスローライフが身についてしまったようです。
    先週紅葉を見に四万温泉に夫と行ってきました。紅葉を見ながら、露天風呂に浸かってきました。雲一つない空と真っ赤なもみじでしょうか・・・四季のある国ならではですね。

    ところで、この桜えび、義父の出身が由比でしたので、義妹から冷凍桜えびが届きます。
    春菊とこの生の桜えびのかき揚げを作って、近所の友人たちとうどんか蕎麦と一緒に
    戴きます。

    本当においしいですね。皆さん、この時を待っていてくれます。

    時々安い干しエビをスーパーで見ますが、ほとんどがフィリピン産の物です。

    そのほかに静岡の物では焼津の黒はんぺんもおいしいと思いますよ。
    確かに旬のものをその時に頂くというのが一番かもしれませんね。

    私の今住んでいるところは何が名物かな???

    1. Roseさん

      コメントありがとうございます。
      日本には四季があって、その時期になると食すことができる旬の食材がたくさんありますね。目で楽しみ、舌で味わい、それを肴に周りの人たちとその話題で盛り上がることができます。そういう意味で、季節や旬の食べ物は日本独特の文化として素晴らしいものがあると思います。
      黒はんぺん、大好きです!これも地方ならではの食べ物ですね。これを食べると子どもの頃を思い出します。帰省した時は必ずお土産に買って帰ります。
      地方に行けば、その土地ならではの美味しい食材があります。その土地で食べるからこそ価値があると思います。旅の楽しみのひとつですね。

  3. こんにちは。
    この間はありがとうございました。
    最近、大阪に行く機会があり、手土産にしらすを買っていこうと地元の藤田商店(島田で人気の海産物店)に寄ったところ、関西の人はちりめんを好むよと言われ、ちりめんにしました。
    静岡茶も持参しようと思い、近所のお茶屋さんに寄ったときも、関西の人はほうじ茶を好むよと言われ、ほうじ茶にしました。
    余談ですけど、みかん、和菓子、黒はんぺん、鮪の角煮なども一緒に持っていき、とっても喜ばれました。
    専門店の人にアドバイスしてもらって助かりましたが、地域によって好みにも違いがあるということを改めて実感しました。

    1. shoutyanさん

      お元気ですか?その節はありがとうございました。
      先日、実家に10日間ほど帰っていました。来月また行きますので、その時にはまた顔を出しますよ。
      次回は、ゆっくり飲みながらお話しましょう。楽しみにしています。

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