福島、山形のくるま旅 (1)

地図を片手に寄り道しながらのアナログ旅

くるま旅の魅力は、何と言っても時間に制約されず自由気ままに車を走らせ、各地方の観光地やグルメを楽しむことができることですね。

今回は、福島県いわき市に住む友人に会いに行くこと、ついでに吾妻山に登ることを目的に4日間の夫婦くるま旅に出かけました。                         友人と会う日時と場所、山の場所を地図上で「点」とすれば、それを結ぶ「線」は自由に引けます。ナビでルートを決めますが、気に入らなければ他のルートを選択したり、寄り道したりUターンしたりもできます。その結果、くるま一台しか通れない山道に入り込んだり、田んぼの農道を走ったりしますが、ガイドブックにない発見と出会いがあります。ナビという便利なシステムができましたが、地図を片手にしたアナログ旅も実に面白いものです。先を急がない自由な時間があるからできるものなんですね。

IMG_5508 IMG_5509 IMG_5510   福島のいわき市までの道のりは、常磐自動車道を走らせれば楽に行けますが、それでは面白くない。地方の田園地帯を走りたいということで東北自動車道矢板ICから74号線を使いました。途中、喜連川道の駅に立ち寄り、地元で採れたての甘~い新鮮トマトをゲット。くるまを運転しながら水がわりに食べるのもいいものです。

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IMG_5515  IMG_5514   途中、那珂川にかかる橋を通過した時、川で大勢の人が釣りをしていました。     「もしかして鮎釣りしているかも? そういえば橋の手前で鮎ののぼりを見かけたよね」そんなことを話していたら、突然カミサンが「鮎の塩焼き食べた~い!早くUターンUターン」と大騒ぎ。                                 早速、川の近くで鮎の塩焼きを食べさせてくれるお店におじゃまして獲れたて焼き立ての鮎をガブリ。炭火焼ですから実に芳ばしい美味しさです!(1尾350円)            Uターンした道を戻り、また鮎釣りの光景を目にしながら橋を渡りました。その橋の名は「若鮎大橋」でした。

IMG_5519  IMG_5520   更にくるまを走らせると、今度は「奥久慈だいご」の道の駅。助手席に座るカミサンが、  「しゃもが食べた~い!寄って寄って」と大騒ぎ。ここでは、しゃもは食べませんでしたが、りんごの香いっぱいのソフトクリームが美味しかったです。

これでは、いつ目的地のいわき市に着くかわかりませ~ん。今日中に着けばいいんだから、先を急がないゆっくりのんびりしたアナログ旅もくるま旅のいいところです。     途中、近くに大子町の「袋田の滝」があります。ここはまだ来たことがなかったので、ぜひ立ち寄ってみようということで行ってみました。

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IMG_5529  IMG_5535   入場料を払ってトンネルの中を進みます。滝まで観光しやすいように整備されています。  滝の正面には観覧台があり、エレベーターを利用して高さを変えながら見学できるようになっています。平日でしたが、大勢の観光客が訪れていました。

 

元気いっぱいの「復興商店街」を訪ねて

いわき市に住む友人と再会した後、TVニュースなどのマスコミでも紹介されていた「復興商店街」に行ってみました。                            この商店街は、景勝地の塩屋崎の近くにあります。一昨年、友人宅を訪れた時に比べ街並みや道路は整備されていましたが、この塩屋崎付近の海岸沿線は、まだまだ津波による震災の爪痕が深く、工事中のため立ち入ることはできません。

IMG_5537  IMG_5539   復興商店街「とよマルシェ」(豊間地区の商店街仮設店舗)               この商店街の食堂で食事をして、お魚屋さんで水産物のおみやげを購入しました。      食堂のご主人は、今年1月から市の津波被災者向けの災害公営住宅が完成して、住民が戻りつつあることを笑顔で話していました。又、今年8月には、震災以降はじめて商店街主催のお祭りを企画していること熱く語っていました。                そして、「こうして多くの観光客の皆さんが来ていただくことが、なによりも街を元気にしてくれる」とおっしゃっていたことが印象的でした。

 

IMG_5540  IMG_5541   さて今夜は、道の駅「よつくら港」に車中泊です。港に面した場所にあるので目の前が海です。とてもきれいな建物で海鮮レストラン、カフェ、地元のおみやげなど販売しているお店がたくさんある施設です。                            着いた時には、すでに車中泊組みの車が十数台駐車されていました。

 

「福島・山形のくるま旅」 つづく

                  

 

 

       

2 thoughts on “福島、山形のくるま旅 (1)

    1. 家犬さん

      旅の中でいろいろな出会いがありました。そのへんのところもお話ししていきたいと思います。

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