焼肉文化

毎年GWのバーベキュー

豚カシラ肉の食文化圏!?

 

GWの時期は、毎年ご近所の友人宅でバーベキューパーティーが開催されます。
今年も15人ほど集まりお昼頃から深夜まで続きました。

バーベキューといえばお肉が主役です。
肉の種類や焼き方、食べ方などその地域や家庭で様々だと思います。それだけ多様なスタイルがある食文化の一つではないでしょうか。
例えば、関東という大都市圏では一般的に韓国風の焼肉店が多く、それをベースにいろいろアレンジされたメニューがあります。
主に牛肉、豚肉がメインですが、地方に行けば鶏肉やモツ(ホルモン)が主流といった所が多々あります。

そんな多様なスタイルがある中、 ”焼き鳥” もまた日本独特な焼肉文化です。
焼き鳥はほぼ全国的に共通したもので、串に刺した鶏肉を炭火で焼くのが一般的です。
又、 ”焼き鳥と言って豚肉が刺さっている” のも可笑しなものですが、これも焼き鳥(串刺し)という総合的な呼称なんでしょう。

例えば、数年前北海道くるま旅に出かけた時、室蘭に立ち寄りました。
この地の名物は ”室蘭やきとり” だそうで、市内の「やきとり店」に入って注文しました。この時、出てきたのが豚肉と玉ねぎを交互に刺したやきとり?でした。

又、北見市も焼肉店が多い町として有名です。昔から畜産業が盛んだったことから豚ホルモンといった内臓肉がよく食べられているそうです。
通常、焼肉といえば牛カルビや牛タンが好まれるかもしれませんが、地方ではその土地の特徴(養豚、養鶏など)が生かされた食文化が根付いているのでしょう。

 

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室蘭「鳥辰本店」の ”室蘭やきとり”

ブログ:2017北海道ロングステイ くるま旅編

 

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鹿児島のさつま地鶏 地鶏料理「みやま本舗霧島店」

ブログ:2022南九州の山旅

 

私が住む川越は、東京と北関東圏の中間にあることから両方の食文化が入り混じります。
近くに東松山市が隣接しているため、豚肉を中心としたやきとり文化が昔から盛んです。タレは ”辛みそ” が主流です。
その中で最も親しまれているやきとりは、 ”カシラ” です。これは豚の頭の部位で、東京方面では、 ”コメカミ” と呼ばれています。

カミサンの実家が熊谷で食堂を営んでいました。
メニューにやきとりがあり、注文が入ると七輪で炭火をおこしカシラ肉を焼いていました。つまり、やきとり=カシラがこの地域では一般的でした。

近くのスーパーではカシラ肉が販売されています。全国のスーパーの品揃えとしては、多分珍しい光景ではないでしょうか。特にGW時期頃から焼肉の消費量が高まることから、モツと一緒に陳列される量が増えてきます。

 

七輪で焼く!

 

私たち地元の仲間の間では、バーベキューと言えば「七輪」です。
30年以上前、同じ保育園で知り合った家族同士が集った時は、必ずといっていいほど七輪を囲んで焼肉パーティーをしていました。

この七輪は、火を起こすのも後始末も簡単で便利な道具です。又、持ち運びも手軽ということから川原などでのバーベキューも便利で周りを汚す心配がありません。
なにより炭火でお肉が美味しく焼けるのがいいですね。

 

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スーパーで購入したカシラ肉はすでに一口大になっているため、後はネギを差すだけで準備完了。

 

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鶏ももやつみれ、豚バラ、レバーなど、串に刺したやきとり型のバーベキューです。

 

外食店の焼肉は一般的にガスコンロが多いです。これも火加減や効率などを考慮すればガスの方がいいのでしょう。
又、鉄板などでジュージューと焼く焼肉もあります。普段家庭で食べるのであれば後始末も楽です。

七輪を使用する焼肉はちょっと手間がかかりますが、大勢で火を囲んだパーティーにはもってこいです。
何といっても肉の味が引き立ち美味しいからです。

私たちはこんなスタイルの焼肉パーティーなんです。

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