10年前の娘とのアメリカ旅行

思い出のスタジアム

大谷翔平がドジャースに移籍した話題は大きな反響を呼んでいます。
TV、新聞、ネット上で連日のように報道されていますね。こうした話題も同じ日本人として誇らしく思います。それと、何といっても人間として誠実感あふれ、とても親しみやすいところが野球ファン以外の人たちを大きく魅了しているのでしょう。

私は大リーグについてはそれほど興味深く野球ニュースを観ることはありませんでしたが、大谷が活躍する姿を見たくて連日TVのスポーツニュースを観るようになりました。多分多くの人たちも同じような思いで視聴していたのではないかと思います。

働いている頃、西武球場によく足を運びました。
同じ埼玉にある球団ということもありましたが、働いていた会社が西武系列のグループ企業だったことから応援していました。
まだ子どもが幼かった頃、家族でメガホンや旗など応援グッズを持って出かけたものでした。当時は森監督率いる常勝球団だったこともあり応援のしがいがありました。試合で負けた時は、がっかりしながら帰ったものでした。
こうしたスポーツの世界はやはり勝ってナンボということですよね。
大谷はエンジェルス時代素晴らしい個人成績を残したといっても、本人にとってはスポーツ選手として　”勝ちにこだわる”　”勝てる球団”　を模索していたのかもしれません。

10年前、娘から「退職のお祝いにアメリカに行かない？」と誘われました。
この時カミサンから「娘と一緒に親子二人で旅行する機会なんか滅多にないわよ！」と言われ、8日間の旅に行ってきました。
ロサンゼルを起点に、ルート66ドライブ、ラスベガス、グランドキャニオン、ユニバーサルスタジオなど観光地巡りを楽しみました。

ブログ：アメリカ旅行

旅行に行く前、娘がプランを立てている時、「大リーグのドジャース戦観戦しようか？」と言われました。せっかくロサンゼルスを中心にした旅なんだからぜひ観戦しようということでチケットを購入しました。
娘は自宅のパソコンで早速ドジャース戦開催状況を確認。ちょうど滞在時期に開催されることを知り座席も含めて予約しました。

ドジャー・スタジアム

夕方からのナイター戦を観戦
日本の球場よりかなり大きいかったことに驚きました。シートは内野席の三塁側でほぼ目線の高さで観戦することができました。

ファンはドジャースカラーのブルーのウィンドブレーカーなどで応援。

日本のプロ野球観戦との大きな違いは各回ごとの攻守交代時間のパフォーマンスにありました。
まず電光掲示板に観客席の様子が映し出されました。
アナウンスで「レッツ・ダンス！」「レッツ・キッス！」「レッツ・〇〇！」・・・。こんなアナウンスの合図で観客が「踊る」「キスする」場面が大きく映し出されました。
観客はこの画面を見て大きな拍手や自分たちもそれにならって踊り出すといった具合です。
スタジアム専属のカメラマンが各所に配置され映像をリアルに大画面に流すというサービスなんでしょう。

このような雰囲気を見て感じたことは、野球だけを観戦するというより　”この時、この瞬間をすべて楽しもう！”　というアメリカ人らしい気質に驚きました。
攻守交替時間は短いですが、その短時間を利用してこのパフォーマンスが毎回行われました。又、７回が始まる前は多少時間がとられることから球場全体がお祭り騒ぎといった感じでした。
大リーグの野球観戦は「ショー」なんですね。観戦時間の２時間半はアッという間でした。

今回、大谷がドジャースに移籍したことで10年前の娘とのアメリカ旅行を思い出しました。
日本のプロ野球ファンも熱狂的に応援する人たちが大勢います。大リーグもこの時のドジャース戦観戦風景を見て日本以上かな？という思いでした。

大谷もこうしたファンに愛されると思います。