娘から退職祝いのプレゼント?
パソコンとクレジットカードの個人旅行
「お父さん、退職祝いにアメリカ旅行しない?」と突然娘からのお誘い!
カミサンは「娘から旅行のお誘いなんて今時ないよ。いい機会だから行っておいで」と後押しされ、8日間のアメリカ旅行へ。
旅行会社のツアー企画ではなく、すでに娘は、航空券からホテルの予約、ラスベガスのショーやドジャーズ戦のチケット、現地グランドキャニオンツアーの予約などなど全て自宅パソコンでネット予約完了という具合。 はたまた娘から「ルート66を車で走りたいから、レンタカー予約しておいて」など難問を投げかけられオヤジはパソコンの前で四苦八苦。それも誰が運転するか?するのはオヤジしかいない!トホホ・・・。
左ハンドルの右側走行なんて生まれて一度もしたことがない!カリフォルニアの道路なんて全くわからない!どうしようと言っても後の祭り。
サンデー毎日だからたっぷりある時間だけが頼り。パソコンから地図関連のコピーや旅行ガイドブック、アメリカの運転ガイド本などを購入して学習の毎日。
ツアーで行けば物見遊山で楽ちん旅行が楽しめますが、こうした個人旅行は苦労が多い分思い出に残る旅としていいものであると帰国後あらためて感じました。
ルート66のくるま旅
夕方、ロサンゼルス空港に着き、その日は空港近くのホテル泊。ホテルの窓からは、広い空港駐車場に停めた車が一面満車で見えました。後でわかったことですが、空港利用客の車ではなく、全てレンタカーだったことに驚きました。
翌朝早速レンタカーを借りてルート66に向かいます。目的地のバクダットカフェをナビに登録したのでスムーズに走行。しかし、最初のナビ設定に悪戦苦闘。おもちゃみたいなナビで全て英語。もちろん解るわけない!受付から戻った娘が、自宅の車のナビさえも触ったことがないのに、あっという間に設定完了。それもkm表示と日本語アナウンスまで設定。今の若いもんはすごいね!
さすがアメリカ!キャンピングカーが多いです。大型のトレーラーがビュンビュン走ってます。
日本でいえば旧東海道や旧中山道みたいな道路です。ハイウェイが開通してからは、廃道になったりして一部とぎれとぎれに保存されています。ルート66沿いにある有名なバクダットカフェ。昔、映画の舞台になったカフェで、今でも全米、世界中から観光客が来るそうです。
カフェ店内でハンバーガーランチ。アメリカのレストランやカフェなど、どこに行ってもマスタードとケチャップは定番のようにありますね。
途中、道を間違えて、この先は行き止まり!ナビに入れなくても地図上で道路があまりないので迷うことはありません。ようやく夕方5時過ぎにラスベガス到着。走行距離500kmでした。レンタカーの返却は、指定されたホテルの駐車場へ。立体駐車場の最上階でしたが、レンタカー会社の表示はまったくない。ぐるぐる駐車場内を回ってようやく柱に会社名のらくがき発見。なんともアメリカらしいですね。
ラスベガスのベラッジオでオー・ショー
パリスホテル。エッフェル塔や凱旋門などパリの観光名所を集めたテーマホテル。
ベラッジオホテル内にあるオー・シアターにショーを観にいきました。レンタカーの返却に手間取い開演時間が迫っていたので、宿泊ホテルからこのベラッジオまで全速力で繁華街を走っちゃいました。
ベラッジオホテル正面のコモ湖で噴水ショー。ラスベガスを代表するアトラクションのひとつだそうです。
メインストリートは、夜遅くなっても観光客で賑わっています。
グランドキャニオンツアー
翌朝、ラスベガスから現地のグランドキャニオンツアーに。ガイド兼運転手はアメリカ在住の日本人。客は私たちと日本人留学生(女性)の3人でした。砂漠のハイウェイをボートけん引の車を多く見かけましたが、このパウエル湖で楽しむようです。
この車で3日間、1日600km位グランドキャニオン周辺を走りました。
グランドサークル。この谷をボートで巡るツアーがあるようです。
アンテロープキャニオンの入口。この狭い岩の間に入っていくと、光と岩の芸術が楽しめます。実際の肉眼では普通の土色ですが、カメラで撮ると光(日光)の加減で誰でもこのような写真が撮れちゃいます。
日本人観光客が多かったですね。
パウエル湖ダムと谷に架かる橋。
翌日、早起きしてモニュメントバレーの朝陽を見に出かけました。
現地ナバホ族のガイドの運転でインディアン居住区内をツアー。まさにアメリカ開拓時代の西部劇のまんまでした。
グランドキャニオン・サウス・リム
眼下にはコロラド川が流れ、トレッキングツアーもあるようです。多くの外国人観光客が座って夕日を楽しんでいました。翌朝のご来光は、ほとんどが日本人でしたが、外国人はあまり興味がないのかな?
セドナ。最近脚光を浴びている観光地のひとつ。別荘などが多く落ち着いた街です。
セドナ市街地。メインストリート沿いには、レストラン、ショップが多数。
セグリマン。ルート66で有名な町。ルート66の復興運動を始めたディガルディー兄弟の床屋さんは、観光客でいっぱい。写真左のバスは、日本人ツアー客を乗せた観光バス。このツアーは、グランドキャニオンからずっと一緒。ほとんどの客がシニアの方でした。
ドジャーズ観戦とユニバーサルスタジオ
グランドキャニオンツアーからラスベガスに戻り、もう1泊した翌日にロサンゼルスへ。夕方からドジャースタジアムで観戦。1回終了ごとに電光掲示板やアナウンスでパフォーマンスショーで観客を飽きさせない。スポーツ観戦というより何かのショーを観に来ているといった感じです。アメリカらしいですね。
ユニバーサルスタジオ。写真左の水上ショーは、最前列に座っている客は水をかけられずぶ濡れ。乾燥していて暑いからすぐ乾わいちゃいます。
ロサンゼルス市内観光の交通手段は、ほとんど電車(プリピトカード)かタクシー(カード)。空港までのバスは、カード支払いでしか受け付けない。このため、現金はチップ以外ほとんど持たない旅でした。パソコンとクレジットカードがあれば世界中どこでも行けちゃうのかな?時代遅れのオヤジにとっては驚きと感動の旅でした。