秩父の名峰を目指す雪の縦走路
奥武蔵の主といえばやっぱり武甲山ですね。武甲山は石灰岩採掘によって北側斜面が大きく削られ、近くでみると異様な形の山です。しかし、この形が遠く関東平野からもくっきりと遠望でき、オレはここにいるぞー!っていうほどの存在感があります。
北側は石灰岩採掘でこんな形 今回の縦走路から望む南側からの武甲山
以前、一の鳥居(武甲山登山口)から武甲山頂上を経て浦山口までのハイキングを楽しみましたが、今回は大持山、小持山を縦走しながら武甲山を目指すルートです。時期的に雪山登山になるのでアイゼン持参で行ってきました。
登山口の一の鳥居。この中に登山者用駐車場があります。この地点で標高520mあるので車道も雪で凍結状態でした。今回は、掲示板に書かれている登山道一周で~す! タイムスケジュールは歩行時間だけで6時間。一般的に反時計回りの登山者が多いですが、私は武甲山を見ながら歩きたかったので時計周りで行ってきました。7:30スタート。
林道を歩き妻坂峠の尾根道に出ます。いよいよ本格的な登山道ですが、積雪のためここで軽アイゼン装着します。さすがこちらからのルートは少なく私も含め2人だけでした。
尾根道は雪で覆われていますが、トレースがはっきりしているため迷いません。前方に大持山、小持山が見えてきました。
妻坂峠から急坂な雪道を登りようやく稜線に出ました。奥多摩の山並みが一望です。
妻坂峠から1時間30分、大持山頂上。 頂上から望む奥秩父の山並み
ちょっと早いけどお腹が空いたので、景色を眺めながらおにぎりをパクリ。
稜線の途中で視界が開けました!奥秩父の名峰・両神山(日本百名山)が見えます。
小持山頂上。頂上からは武甲山が目の前に見えます。南側から見る武甲山は、北側の石灰岩採掘の山とは思えない自然豊かな山です。
小持山からシラジクボまで約200mほど下り、武甲山を登り返します。この下りは膝まで埋まるほどの積雪でした。
いままで歩いてきた大持山と小持山の稜線 武甲山御嶽神社(頂上直下にあります)
武甲山頂上1304m。(二百名山) 頂上から望む秩父盆地(市内)
眼下には石灰岩を採石するダンプカー 頂上からの下山(表参道)
途中の不動滝。下山14:00 下山後、北側(市内)からの武甲山
奥武蔵でもこの時期1000mを超える山はかなりの積雪です。奥多摩・奥武蔵でしたら雪があっても軽アイゼンで充分です。今回のように天気が良く、風がない状態でしたら、気持ちの良い雪山ハイキングができます。朝早く出発すれば昼過ぎに下山できるコースです。 さて、次はどの山に行こうかな?