初夏の漬物
初めてのチャレンジ?!
娘のダンナの父親とは同い年です。
私と同郷ということもあり、お互い夫婦同士で親しくお付き合いしています。
カミサン同士は頻繁にライン交換し、会えば5時間以上もしゃべりっぱなしという状態なんです(笑)
気の合う友人といった感じです。
静岡の母の様子を見に行った帰りによく立ち寄り、半日ほどおしゃべりしながら過ごすことが多いです。
そんな時、ご主人から自家製の梅干し、らっきょう漬け、味噌をいただいたりします。
毎年この時期になると大量の梅干しと甘酢らっきょうをお土産に持たせてくれます。
ある時、塩らっきょうをいただいたことがありました。
いつもなら甘酢に漬けたらっきょうなんですが、たまたまおじゃました時はまだ甘酢に漬けこむ前だったので、塩らっきょうを食べさせてくれました。
これがなんともいえない美味しさで感動の逸品でした。
この時初めて塩らっきょうの旨さを知りました。
一般的にらっきょう漬けといえば、「甘酢」を指すことが普通ではないでしょうか。
市販されているもののほとんどは「甘酢らっきょう」です。
しかし、私にとってはこの「塩らっきょうの方が好きだな~」と思うようになりました。
箸休めの一品として ”食がすすむおかず” でした。
これから暑い時期を迎え食欲が減退する中、ちょうど良い一品になると思いました。
この時期スーパーでは、生の土付きらっきょうが販売されています。
そして、その横にはビニールにパックされた塩らっきょうが併売されています。
これは、甘酢らっきょうを自宅で手軽に作れるように下処理されたらっきょうなんですね。
だったらこの塩らっきょうをそのまま食べればいいんじゃないかと思い早速購入しました。
これが思ったとおり美味しいんですね~(笑)
そんな塩らっきょうをもっと食べた~い!と思い、今度は自分で作ってみることにしました。
甘酢にする作業工程がないのですぐに出来て意外と簡単なんですね。
下処理された塩らっきょうを買うより安く大量にできることもメリットがあります。
特売で販売されていた「鳥取県産らっきょう」1kg 780円
いつものようにクックパッドのレシピを見ながらの調理です。
水1500CCに塩100gの塩水を煮立たせるようです。
土を洗い流し、一粒づつ丁寧に皮をむきました。
これが意外とたいへんな作業です。カミサンに応援してもらいながら二人でせっせと皮むき!
なるほど、こうした下処理の工程に手間がかかるんですね~。だから製品のらっきょうは意外と高いということが分かりました。
やれやれようやくむき終えて、今度は頭と根を切り落としました。
ボールに入れたらっきょうに先ほど煮立たせた塩水をかけて、しばらくの間冷ましました。
えっ!これで出来上がり?
後は器に移して冷蔵庫で保管するようです。
一般的には梅やらっきょう漬け用の専用保存容器(ビン)がありますが、別にそこまでしなくても家にある容器に入れて保管しました。
さて、美味しい塩らっきょうが出来るまで待ち遠しいです。
ちなみに漬けた翌日につまんでみました。
まだしっかり塩味が馴染んではいませんでしたが、パリッとした食感でちょっと辛みのある味でした。
思った以上に出来栄えは良さそうです。
3日後にまたつまんでみました。
かなりいい感じで漬かっています。意外と早く食べられるんですね。
きゅうりのキューちゃん!?
我が家の裏の畑は地域の家庭菜園として活用されています。
地主さんが地域の皆さんに貸し出ししています。
春を迎える頃から少しづつ畑を耕し、5月以降は野菜の苗を植えて育てています。
最近では毎朝手入れするご近所のおじさんの姿が見られ、コミュニケーションの場になっています。
そんな畑作業中のオヤジさんから、「すーさんも菜園やってみない?」と声をかけられますが、私はあまり関心がないのでいつも丁重にお断りしています。
これから夏を迎える時期になると、きゅうり、なす、トマトなどの夏野菜が急速に育っていきます。
一気に育ちたくさんの野菜ができることから、自宅で食べきれない野菜が私の家の玄関先に置かれる状況が続いたりします(笑)
畑に一番近い家ということなのでしょうか?
新聞紙にくるまれていたり、そのまま置いてある状態ですから、誰がおすそ分けしてくれたのか分かりません。
しかし、それは毎年のことなのでだいたいの予想はできるんです(笑)
会った時には挨拶がわりにお礼を言ってます。
そんな夏野菜のきゅうりを使った漬物は、ぬか漬け、一夜漬けなどありますが、先日友人から「きゅうりのキューちゃん作ったから」といただきました。
友人のお宅も家庭菜園をやっていて、「大量に出来ちゃったから作ったの」と話していました。
「そうか!、きゅうりのキューちゃん作ってみよう」と思い立ち、友人から教えてもらったレシピで作ってみました。
私たちの世代ともなれば、この ”きゅうりのキューちゃん” は、幼かった頃の昭和の時代を思い出しますね。
冷蔵庫にあったきゅうりを取り出し早々に作ってみました。
醤油と砂糖を煮て、熱いこのタレを生姜を添えたきゅうりに漬け込むだけでいいんですね。
これを二度繰り返して出来上がり。
後は冷蔵庫に保管しておけば2日ほどで美味しい漬物ができました。
塩らっきょうもきゅうりのキューちゃんも作る時に一つ大きな共通点があるのに気が付きました。
それは、生野菜に煮汁をかけることです。
らっきょうは沸騰させた塩水、きゅうりは醤油と砂糖の熱い煮汁、どちらも常温で冷めるまで待つこと。
二つの漬物を一緒に作ってみて気が付いたことです。
これからはジメジメとした梅雨期に入り、食欲が減退する夏を迎えます。
少しでも食がすすむ一品ができました。