2020年日本百名山

全国くるま旅・・・そして登山・・

残り6座~今年中に!?

 

子育てが一段落した40代の頃から夫婦の共通趣味として始めた登山は20年ほど経ちました。
最初は近場の奥多摩や奥武蔵の山々をハイキングしていました。
夫婦共働きをする中、お互いの時間をうまく調整しながらの山歩きだったので、宿泊を伴う登山は年1、2回程度でした。

そして本格的な登山を目指したのが黒部立山アルペンルート旅がキッカケでした。
北アルプスの雄大な山岳風景に魅了されたことからでした。

日本百名山全山登頂を目指すという気持ちは、多分どの登山者においても最初からの想いではないと思います。
登山を始めて少しづつ山への親しみを持ち、経験を積んでいく中で次第に ”意識する百” なのではないかと。
百名山だからといって登るのではなく、たまたま登った山が百名山の一つだったことから数え始めるものなのかもしれません。

私は自由な時間を得た退職後に本格的に日本百名山を制覇をしてみようと考え始めました。
働いていた時に登った百名山を数えたところ20座でした。
百名山を意識して登っていたわけではなかったので、山岳書を購入してチェックしたところその数だったというわけです。
又、百名山だけではなくいろいろな山にも登ってみようと思いました。

ブログ固定ページ:「登山、山歩き」(登山履歴)

 

IMG_6234-300x200   IMG_63251-300x200

 

退職後7年間で登った山の数は150座近くになります。
その内、百名山は74座でした。

’13年10座、’14年13座、’15年18座、’16年9座、’17年8座、’18年8座、’19年8座

退職前に登った百名山を加えれば、今までで94座になりました。
いよいよカウントダウンということでしょうか。

退職後、百名山に限らず登山の時には、主に2つのことを意識し行動してきました。
その最も基本になることは、”リタイア後の自由な時間を有効に使う” ということでした。

■全国くるま旅(グルメ・観光)をしながらその土地の山に登ろう
■天気の良い日を狙って山に登ろう

「・・・をしながら」「天気の良い日に・・・」という願いや希望は、”健康と時間” が全てを解決できるものだと思いました。

そんなわけで、登山晴天率は9割近くで登ることができました。
天気の悪い日は登らずその土地の観光をする。天気が良さそうという予報が出たら登山準備をする。
今思えば、長期くるま旅だからこそ可能だったんです。

例えばこんなことがありました。
北海道では、その年天候不順が続きお試し住宅で10日間ほど様子見をしながら過ごしました。いざ天候が回復した時に斜里岳と羅臼岳に登りました。

九州では、天気を見ながら熊本市内やその周辺を観光し、予報が確実に晴れになった時点で九重連山と阿蘇山を目指しました。

四国では、愛媛くるま旅を続けている中で松山観光に向かう途中、2日後晴れ予報が出た時に急きょ予定を変更して石鎚山登山口に向かいました。

4年前、単独で9日間の北アルプス縦走をした時のことです。
天候悪化のため黒部五郎岳を目の前にしながら先を目指したことがありました。
黒部五郎小舎に宿泊したものの天気が回復しなかったため、次の山に向けて出発しました。
帰ってからカミサンに話をしたところ、
「なんで連泊しなかったの?、せっかく行ったんだから天気の回復を待って登れば良かったんじゃない!」

確かに言われてみればそのとおりでした。
先を急がなくても待てばいいんです。
私には、”元気な身体と時間” があったんですから。
そして3年後の昨年夏、登山仲間たちと共に黒部五郎岳を登頂して、北アルプスの百名山全山を制覇することができました。

 

IMG_1305   IMG_0359

 

そんな全国くるま旅を続けながらの百名山登山は、残り6座になりました。

■朝日岳 (山形県、新潟県)
■飯豊山 (山形県、新潟県、福島県)
■大山  (鳥取県)
■霧島山 (鹿児島県、宮崎県)
■開聞岳 (鹿児島県)
■宮之浦岳(鹿児島県・屋久島)

 
20200118_171708

 

地理上で大別すると、東北、山陰、九州ということになります。
関東地方から見ればやはり遠いエリアを残したな~という感じです。

百名山を目指す登山者には、ひとつ大きな共通点があります。
それは、そのエリア(百名山が近距離でかたまっている地域)に登りに来た時、まとめて登山することです。
登山自体が ”登頂数だけを追う” という何か味気なさを感じますが、遠い所からはるばるそのエリアに来るわけですから、できるだけ多くの山に登ろうという気持ちは誰にでもあると思います。

会津磐梯山の頂上で一緒になった長野からの登山者2人は、
「昨日は安達太良山に登ってきたよ、明日は吾妻山に登る予定。天気がもってくれればいいけど」

北海道のトムラウシ登山口で、東北から来られた60代の男性は、
「先週は大雪山と十勝岳に登って、これから雌阿寒や斜里を目指そうとかなと思っているんですよ」

四国の剣山の登山口駐車場で道路地図を見ていた関東在住の60代のご夫妻は、
「石鎚と剣山が終わったから、これから大山に行く予定ですよ」と。
「えっ!これから山陰へ行くんですか?」
「せっかく四国まで来たんだから。なかなかこっち方面には来れないからね」

こんな会話は、百名山の登山口や頂上などで交じ合わされる登山者同士のあいさつ代わりの種なんです。
初対面であっても百名山の話一つで盛り上がるものなんですね。

 
20200118_171327   20200118_171420

山岳専門誌「山と渓谷」の ”百名山をつないで歩くプラン特集”

 

20200118_171256

あなたにとって日本百名山とは。

■文学としての魅力。読んで山に登ると、「ああ、『日本百名山』に書かれていたとおりだ」と思うことが多い。
自分だったら何をその山から受け取ることができることができるかを考えながら登山を楽しんでいる。
(女性・40代)

■日本百名山に挑戦したおかげで、山だけでなく下山後の温泉とビールを堪能できたことに感謝しています。
(男性・60代)

■まさに、「百の頂に百の喜びあり」。完登後は、季節やルートを変えて再訪し続けます。
(男性・60代)

■深田久弥の登った時分と今では、登山道やコースも全然違うんだろうなと思う。
せっかく登るのだから、本を読み、そういう歴史をちゃんと知ってから登りたい。
(女性・30代)

「山と渓谷」2015年8月号より抜粋

日本百名山登頂を志す登山者たちには、それぞれの想いがあります。
私もその一人です。
こうした人たちとの山での出会いは一期一会ですが、同じ志を持つ仲間としていつまでも思い出に残っています。

 

そんなわけで、今年は春~初夏の時期にかけて九州くるま旅+登山を計画しています。
更に夏には東北へと・・・。
さて大山はどうしようか?(笑)

旅を楽しみながら今年中に達成できればと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。