道東からの秋の便り
能取湖のサンゴ草
道南の知内町からオホーツク海に面した能取湖(のとろこ)がある網走まで3日間のくるま旅でした。
サンゴ草の見頃を迎える9月中旬、網走市の「能取湖サンゴ草まつり」が開催されました。
能取湖のサンゴ草群生地
もっと赤く色づいていると期待していましたが、ま~こんな感じですかね。
係りの人に聞いてみたところ、寒暖の差があればもっと色づきも華やかになると話していました。
今年の北海道は9月に入ってからも暑い日が続いたためでしょうか。
サンゴ草は、正式名アッケシソウ。
明治24年に厚岸町厚岸湖のカキ島で発見され、その地名にちなみアッケシソウ(厚岸草)と命名されたもの。
オホーツク海に面した能取湖にもアッケシソウの群生があり、例年9月中旬に赤く色づく頃に「能取湖サンゴ草まつり」が開催されます。
北海道STYLEより
ではなぜ「サンゴ」の名称で呼ぶの? と思い、よく見ると形がサンゴに似ているんですね。
今回、写真がうまく取れなかったので画像を転用しました。※北海道STYLEより転用
しっかり見てみると確かにサンゴの形によく似ていました。
サンゴ草まつり
主に地元の漁業・農業協同組合の出店があり、網走市で特産品が販売されていました。
能取湖やオホーツク海で獲れた海の幸が格安で販売。
生ホタテ貝10枚でなんと500円で激安! 大粒の焼きホタテが1コ200円!
網走湖産しじみのみそ汁とホタテご飯も美味しかったです。
その土地の特産品をその土地で食べるのがいいですね。
出会いと再会の旅
昨年の夏、お試し住宅で過ごした清里町に立ち寄ってみました。
網走から車で1時間、斜里岳の麓に位置し大規模農園が広がる町です。
斜里岳を望む清里町
昨年夏1ケ月滞在したお試し住宅とオーナー夫妻が経営する「ベリーの森工房」
ご夫妻とも元気でベリー農園とカフェを営んでいました。
積もる話をしながら、フレッショなベリージュースと新製品のベリージャムたい焼きをいただきました。
昨年お試し住宅滞在中、毎朝各種ベリーをつまみ食いした農園は、今年も豊作だったそうです。
ご主人が作っているブドウのハウス栽培。
プルーンとバイオチェリーもその場でいただきました。甘くて美味しかったです。
今年豊作のシーベリー
高級ブドウのシャインマスカットもたわわに実っていました。
今年もお試し住宅は、6月~10月頃まで予約で埋まっているそうです。
現在入居しているご夫婦は名古屋から来られたそうです。
9月からオホーツク海沿岸でサケ釣りが解禁になったことから、毎日のように釣りに出かけているそうです。
夏だけでなく秋の観光もこうした釣りができる所ということで人気が高いようです。
清里町を後にして釧路に向かいました。
途中、標茶町(しべちゃちょう)を通過しました。
タンチョウヅルが生息する標茶町
この標茶には、娘と保育園から中学まで同級生だった○○君が高校教諭として赴任していると聞いていました。
子ども達が保育園の頃には家族ぐるみでバーベキューやレクレーション活動をした仲でした。
高校の名前だけは聞いていましたが、連絡先は全く分かりません。
標茶町の町並みや田園風景、タンチョウヅルを写真に収め、帰ったらご両親に旅話をしようと思っていました。
そんな思いで車を走らせていると偶然にも高校の看板が目に入りました。
アレ、ここじゃない!
立派な正門と大学のキャンパス並の広大な敷地です。残念ながら週末で門は閉まっていました。
近くで部活動していた生徒さんと教師に尋ねたところ、「○○君家ならすぐそこだよ」と自宅まで案内してくれました。
え~こんなにうまく話がつながるなんて!
なんと在宅していました!。30余年振りの再会です。
「突然ですが、誰だか分かりますか?」と聞く私たちをジッと見ながら「○○さん?」
ヤッター!(そうですそうです)
彼は結婚して3人の子の父親になっていました。
その幼い長男が彼の保育園時代にそっくり!
突然の再会!これも旅の良さなのかもしれません。
標茶町を後にして、早速娘にラインで写真を送りました。
「面影あるね~」と返ってきました。
「2019北海道ステイandくるま旅」 つづく