泳いで、漕いで、走って
苦しい競技だけどクセになる!?
大会当日小雨が降る中、予定通り開催されました。
トライアスロンはスイム、バイク、ランと立て続きにレースが行われます。
そのため、それぞれの競技に使用する装備・備品類と事前の設置が必要になるスポーツです。
単体での水泳、サイクル、持久走とは異なり、スムーズにレース展開するための準備が必要という点では他のスポーツと大きな違いがあると思います。
最初はスイムから始まるということから、開会式は海岸で行われました。
少し肌寒さを感じる気候でしたが、400人を超える選手や応援の人たち、更には大会関係者も含め、熱気と緊張感を感じさせる雰囲気がありました。
海岸と道路(コース)の間にバイク設置場所があります。(第1バイクトランジット)
各自のバイク装備品を準備しておきます。
参加者が多いため、スイムは年代別にグルーピングされ時間差をおいてのスタートです。
写真は、10~30代の第一ウェーブグループです。これだけの選手が一気に泳ぐわけですから、かなり迫力がありました。
ローピングされたコース上周辺には、安全な競技が行われるために多くの係員が配置されていました。
ちなみに、スイム中に何らかの体調異変があった場合、助けを求めるために ”選手は両手を挙げる” ことを説明会で確認されていました。
1500mを泳ぎ切った選手たちが続々と砂浜に上がってきます。
少しでも時間短縮するために、バイク設置場所までウェットスーツを脱ぎながら走っていきます。
いよいよ私たちスプリントのスタートです。
この部門は、年齢に関係なく53人がいっせいスタートでした。
グルーピングの目印は、参加者全員に支給されたピンクのキャップをかぶりました。
スプリント競技は、200m泳いで一度砂浜に上がり、設置されたコーンを折り返します。
再び海に入って200m泳ぎスタート地点に戻るコースでした。
淡水に比べ海水とウェットスーツを着ているため浮力が増すのか?泳ぎやすいです。但し、少し波があるため呼吸に注意しなければなりませんでした。
400mを泳ぎ砂浜に上がってきました。
前回の豊田トライアスロンでは疲れ切って歩いてしまいましたが、今回はまだ余力がありました。
後方からカミサンが、「走れ~」と激励の声が!
ちなみにスプリントに出場した60代以上の選手は9人いました。若い人たちはすでに先行し、後方を泳ぐ最後のグループはシニアの人たちだったようです。私もその中の一人でした。年相応の泳ぎだったのでしょうか(笑)
エイジの部選手、スイムからバイクへ。
ウェットスーツを脱いで、皆さん裸足のままバイクにまたがります。
ペタルに設置・固定されたシューズに足を入れて漕ぎだす本格的なレース態勢なんですね。
ドラフティング禁止レース
トライアスロンやバイクレースの場合、よくドラフティングという言葉を耳にします。
ドラフティングとは、先行する選手の真後ろについて、空気抵抗を避けて走行するテクニックのことです。
このドラフティングをすれば後方を走る選手にとって体力温存できるという不公平なものです。
こうしたことから、ほとんどの公式レースは、”ドラフティング禁止” というルールが適用されているようです。(下記の図)
今大会においてもルール説明会の中で徹底されていました。
もしこのルールに違反した場合ペナルティがあります。(タイムで+2分間)
この写真は、スイムからバイクスタートに切り替わった時の画像なのでまだ本格走行の態勢に入っていませんが、各車一定の距離を保ちつつ走行することが義務づけられていました。(ルールはキープレフトで10m間隔)
初心者の私はランニングシューズに履き替えてようやくバイクにまたがりました。
ここではほんどの選手はスピード重視のロードバイクでしたが、私はいつものようにクロスバイクです。
本格的なスピード走行がまだまだ不十分な私にとっては、ドラフティングルールは全く関係ないですね。
先行する車両についていけないし、ましてや追い抜く力量はありませんから(笑)
バイクを走り終え第2バイクトランジット(バイク降車と設置場所)に戻ってくる選手たち。
この後、指定された通路を駆け抜け、ランコースを走り出します。
スイム、バイクを走った後でかなり疲れているようですが、皆さん果敢に走っていました。
さすが鉄人レースですね!
私もバイクを終えて、ようやく走り出しました。
思うように足が前に出ませんが、周囲で走っている選手を見れば元気がもらえます。
この雰囲気がなんとも言えません。これがレースの楽しさと醍醐味なんでしょうか。
カミサンが、「行け行け!ガンバレ~」と声援(笑)
続々とゴールインする選手たち。
私も走り終えやっとゴールに!
疲れてはいましたが、走り切った達成感がありました。
庄内産のメロンや山形名物玉こんにゃく、大鍋で作られていたカレーなどが選手たちに振る舞われていました。
走り終えた後、シニア世代(60代後半?)と思われる人から声をかけられました。
この方は仲間7人で群馬から来たと言っていました。
15年前からトライアスロンを始め、今では群馬の仲間と一緒に日々トレーニングして、トライアスロンツアーしていると話していました。
私と同じスプリントに出場した方のようで、後で調べたところこの人以外に70代の人が数人群馬からの出場者でした。
この年齢になってもこんな厳しいスポーツにチャレンジしているんですね!
別れ際、「タイムや順位は二の次、このやりきった!という達成感がいいよね。ちょっとクセになるよね(笑)」と。
全く同感でした。
またいつの日かこの方とどこかのレースでお会いできるかもしれません。
レースが終わり帰る途中、ようやく鳥海山を望むことができました。
また来年来てみたいと思います。
「みなと酒田トライアスロン」 おわり
今晩は~お久しぶりです。
すーさんのチャレンジ精神には「万歳!!!」の言葉しかないです。
それにしても過酷なレース、トライアスロンとは、泳ぎは好きですが・・・
マラソンは苦手です。(;^_^A
山好きの姉が言っていましたが、登山レースもすーさんの故郷近くの人が
いつも優勝するとか言っていました。持久力があるのでしょうね。
何よりも楽しそうに参加されていますね~♪
さて、私事ですが、6月11日に両股関節の置換手術をして、7月4日に退院してきました。
私もせめて、里山歩きには再チャレンジしたいので、近くの病院で今月は
リハビリしています。
手術は腕の確かな医師でしたので、この世にお別れを告げるまで持ちそうです😊
何しろ60代後半まで手術も入院もしたことがないので、ビビっていましたが・・・
整形病棟は「いたたた・・・」の声はしますが、明るく、何だか最後の頃は
居心地がよくなっていました~(笑)
医療の現場で働く人の温かさに感激しました。
まだ、杖に頼っていますが、痛みのない生活はありがたいです。
Roseさん
お久しぶりです。
手術が無事終わってなによりですね。
これからはリハビリですが、ゆっくりじっくり治してください。
里山歩きの再チャレンジとのこと、そうした思いや願いがあってこそ治りが早いと思います。
私の家内は、昨年末腱板断裂の手術をして今年春ごろまでリハビリしてました。
「こんな身体じゃ楽しいくるま旅ができない!」と言って一生懸命リハビリに通っていました。
その後も毎日のようにカーブスに通って基礎体力をつけてきました。
その甲斐あってか、今では通常に生活を送ることができるようになりました。
自分がやってみたいこと、楽しいことなどの思いや願いがあれば、それに向けて一生懸命になりその結果回復も早くなるものなんですね。
前向きな気持ちの持ち方ひとつで変わってくるものなんでしょうか。
里山歩き、ぜひチャレンジできるよう願っています。