むせ返るような甘さとコク ~ 巨峰の産地へ
初秋の9月25日、関越自動車道から上信越道に入り長野東御市(小諸)を目指しました。 毎年、この時期になると巨峰を栽培する友人を訪ね、秋の味覚を堪能させてもらいます。 ちょうど収穫時期に当たるため年間で最も忙しく、時には収穫や箱詰めなどのお手伝いをして、ちゃっかりたくさんのお土産をいただいてきちゃいます。実は、これが目当てなんです(笑) 今回は家族三人でおじゃまさせてもらいました。
ぶどうの産地といえば、山梨、長野、山形などが有名です。その中でも巨峰の生産量は長野県が全国一位です。そして東御市の巨峰は、むせ返るような甘さとコクが特徴です。 昼夜の寒暖の差が大きく、粘土質の土壌、更に日照時間も長い土地柄であるため巨峰の栽培には適しています。私も長年職業として小売業に携わり、こうした商品の仕入れや販売にも関係してきたこともありますが、個人的にもこの産地の巨峰が、品質・味という点でNO1ではないかと思っています。
上信越道の軽井沢を抜け、佐久・小諸あたりから左手(南方)の盆地に、一面ぶどう農園が広がっています。高速道路からも見渡す限りのぶどう畑が見えます。
ずっしりと重い巨峰がたわわに実っています。果皮に白っぽい粉が付着していますが、これは水分の蒸発を防ぐためのブルーム(果粉)というものです。この粉がまんべんなく付いているぶどうは鮮度が良い証拠です。
この緑のぶどうはシャインマスカットです。5年前に植えてようやく今年この大きさまで実ったそうです。そんな大事な大事なぶどうを収穫させてもらいました。このぶどうも喉がむせ返るくらいの甘さです。
赤色のぶどうは安芸クィーンです。こんなにたくさん収穫させていただきました。 自分たちが収穫したぶどうをその場で箱づめして友人・知人宅に発送しました。これぞまさに産地直送ですね。鮮度抜群!自信を持って発送させていただきます。
来年も豊作を祈り、雲に隠れた浅間山を横目に見ながら初秋の小諸を後にしました。