人形町の「黒天丼」

食べ歩きシリーズ

行列のできる老舗店が連続!?

 

埼玉の川越から都内で出かける頻度は、退職してから少しづつ増えてきているように思えます。
月1回の時事講演会や山岳セミナー、首都大学講座の受講、又、ジャズライブを聴きに行く時なのです。
そんな時間を利用して、都内にある名店をめぐり食べ歩く習慣ができてきたような気がします。

今回は人形町にある天丼の老舗「天ぷら中山」に行ってきました。
このお店は、以前孤独のグルメでも紹介され真っ黒な天丼が特徴です。

天丼の誕生は、江戸時代末期という説があり、新橋や浅草界隈で親しまれてきた庶民グルメのひとつです。
特に浅草、上野、神田周辺のエリアでは、揚げたての天ぷらに甘辛い丼つゆをどっぷり浸した天丼が主流です。
今まで食べてきた天丼は、どちらかというと天ぷらに丼つゆを軽くかけまわした物だったため、最初浅草で食べた天丼には驚きました。
以来、浅草にある天丼の老舗「尾張屋」「大黒屋」「まさる」「天健」などに足を運んだりしました。

 

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2年前に訪れた浅草の「土手の伊勢屋」
ランチタイムで並んでから食べ終わるまでなんと2時間超えでした(笑)

 

今回はそんなことはないだろうと思いながら、都営浅草線の人形町駅に降り立ちました。

 

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写真左:「玉ひで」親子丼が超有名な老舗。親子丼の発祥のお店と言われているそうです。
人形町駅の階段を上って道路に出ると、すぐ目の前に「玉ひで」ありました。
ラインチタイムすでに長蛇の列が出来ていました。以前、カミサンと行ったことがありますが、う~ん?どうなんでしょうか。人それぞれ好みがありますから・・・。

写真右:「三友」牡蠣フライで有名なお店だそうです。
目指す「天ぷら中山」の場所にたどり着いたら、エッ!なんと長蛇の列!!!。
と、思いきや、なんと「天ぷら中山」の手前(二軒隣り)にある「三友」というお店が長蛇の列でした。
なんだこりゃ?
後で分かったことですが、爆弾のような大きい牡蠣フライが人気だそうです。

 

そんな「三友」のお店の前を通り過ぎた先に、「天ぷら中山」がありました。

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開店15分前(開店11:15)に着いた時には、すでに5人ほど並んでいました。
先ほどの「三友」のような長蛇ではありません。これだったら最初のグループで席に着くことができそうです。
やれやれ一安心です。

 

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人気メニューの天丼(黒天丼)は、税込みで1100円。
浅草や上野界隈の有名店に比べかなりリーズナブルなお値段です。
庶民にとってはやはりこの位の価格でなくっちゃ!

 

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最初に出された味噌汁(しじみ)を一口。
ちょっと出汁が効いていないようなあっさりした味です。しかし、天丼を食べ進めていく過程で、このあっさりした味噌汁がちょうどいいことが後で分かりました。
お新香も実に旨い!ちゃんと細部に渡って仕事してるな~という感じです。
味噌汁といい、お新香といい、手が入った料理は、メインの天丼が期待できます。

 

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おおっと、噂のように真っ黒な天丼です!

何か味が濃そうな感じですが、見た目ほどしつこくない味でスイスイと食べられます。
確かに今まで味わったことがない天丼です。
あまりにも黒いので海老、穴子、キスが一目では分かりませんね(笑)
それほど甘すぎず、香ばしいタレが食欲を増していきます。
ここでさっぱりした味噌汁を一口。ちょうど良い加減の出汁ですね。

 

ということで、今回もまた「孤独のグルメ」で紹介された ”黒天丼” を食しました。

帰り際、「三友」の長~い行列を横目に、次回はこのお店に来ようかな(笑)

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