山と山小屋　(3) – 登山、山歩き、夫婦くるま旅のブログ

名物「西穂ラーメン」だけを食べに！　～　西穂山荘

2011年8月、カミサンと二人で双六岳～笠ケ岳4泊5日の登山に行きました。登山前日は麓の新穂高温泉の登山口に近い深山荘に宿泊。事前の計画では、足慣らしと西穂ラーメンを食べに西穂山荘まで往復する予定でした。新穂高ロープウェイを利用して、山荘までは片道1時間半の行程ですから、ちょうどいいトレーニングになります。

西穂山荘へは、この新穂高からのコースと上高地から約3時間半の二つのコースがあります。山荘からは西穂独標までの登山コースがあり、更に西穂高岳を目指す中・上級者向けの人気コースがあります。その先、奥穂高岳までの縦走は熟練者のみが許される難コースが控えています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　新穂高ロープウェイの終点の展望台からは、真正面に雄大な笠ケ岳、北方には奥穂高岳から西穂高岳までの稜線と西鎌尾根から槍ヶ岳に続く山並みが眺望できます。観光としてここまで行くだけでも北アルプスの展望を満喫することができます。当日は、曇りと小雨の降るあいにくの天候でしたので、残念ながら眺望を楽しむことができませんでした。

写真左：前泊した宿、深山荘。登山口近くにあり便利です。露天風呂がいいですね。　　　写真右：笠ケ岳頂上から西穂山荘が遠望できました。

標高2385mの稜線に建つ西穂山荘と名物「西穂ラーメン」。標高が高いため沸点が低く茹で上がらないため、高山の生麺を使っているということです。さっぱりとした醤油ラーメンは、ダシがしっかり取ってあり、麺もほどよい硬さで美味しくいただきました。ここまで登って食べる価値は充分ありました。ごちそうさまでした！

トイレの臭いがしない山小屋　～　赤岳頂上山荘

山小屋に宿泊するとトイレの臭いが気になることは私だけではないと思います。標高の高い場所で登山者のお世話をしていただき、更にトイレをいつも清潔に保つことはたいへんな苦労があると思います。トイレはピカピカだけれども臭いは難しいと思います。登山中に風向きの影響でその臭いが漂ってくると、そろそろ山小屋が近くなってきたなと思ったりもします。最近では、バイオトイレの導入で今までよりもかなり改善されてきていますね。

2013年10月、山仲間たちと八ヶ岳に1泊2日の登山に行ってきました。この八ヶ岳は、天候に左右されやすく、なかなか良い天気での登山は期待できません。過去に二度赤岳を目指しましたが、途中から天気が崩れ断念した経験があります。　　　　　　　　　　　　　赤岳頂上山荘は、名前のとおり2899mの赤岳頂上に建っています。360度の視界は圧巻です。富士山をはじめ、南アルプスや奥秩父の山並み、更に浅間山を中心に上信越の山々が一望できます。もちろん天気が良ければ北アルプスまで遠望できます。

今回、この頂上山荘に宿泊しましたが、トイレの臭いが全くしない点に驚きました。トイレの清掃状態はピカピカで、個室の中もクンクン臭いをかいでみましたが全くしませんでした。過去に訪れた山小屋では唯一といっていいほどです。普通であれば多少の臭いがすることは当たり前です。又、下界の宿や売店でも多少はそうした臭いはあるものです。　　たまたま宿泊した時だけ天気や気温などの影響で臭いがしなかったということもあるかもしれませんが、やはり驚きでした。