蒸し暑く、活気ある街
タイバンコク観光2日間
スリランカまでの直行便はありますが、旅客機の料金が高いのでバンコク経由を利用しました。
バンコクからスリランカ行きのトランジットが長いため、「どうせなら2日間ほど滞在して観光しよう」ということになりました。
今回の旅は、私たち夫婦と友人夫妻、そして旅を企画したガイド役の知り合いです。
知り合いとはバンコクスワンナプーム空港で待ち合わせでした。
当初、スワンナプーム空港から市内まで電車で向かう予定でしたが、鉄道工事のため使えずタクシーを利用して行くことになりました。
市内の交通渋滞の話は聞いていましたが、到着早々その洗礼を受けることになりました。
通常タクシーで40~50分位で行ける距離ですが、なんと2時間30分ほどかかってしまいました(笑)
インフラが整備されないまま急速に発達したバンコク市内は、すさまじい交通状態なんですね。
「いきなりかよ~」と思いましたが、”郷に入っては郷に従え” と言うことわざどおり、全てを受け入れて旅をすることが肝要なことなんですね。
この後2週間ほど続く旅の教訓になる出来事でした。
今回の旅は知り合いが企画した個人旅行(スリランカ・ナビ)でしたので、宿泊する場所も一般的なツアー旅行と違って安いホテルやゲストハウスから高級ホテルまで利用する旅でもありました。
バンコク市内中心部にある「ティンツ オブ ブルーホテル」(一泊朝食付き ツイン12415円)
このホテル(2泊)を起点にしてバンコク市内観光を楽しみました。
このホテルは、BTSスクンビット線のアソーク駅近くにありますが、通りから路地に入った場所にあることからホテル専用のトゥクトゥクで送迎してくれます。
しかし、夜遅い時間帯は運行していないため、暗い路地をホテルまで歩くことになるのでちょっと怖いですね(笑)
ホテル側も深夜の歩行はなるべく避けるように言ってました。
こんなところが「海外に来たんだな~」と実感するものでした。
ホテル屋上にはプールがありました。
屋上からはバンコク市内が一望できます。日本に比べかなり湿度があり夜でも蒸し暑いですね。
このホテルは料金の安さの他に朝食が人気ということで、ネットの口コミで世界各国からの観光客が来ていました。
サイトには日本人観光客のコメントも多くあり、場所がちょっと不便でもこうした口コミの広がりで利用する人が増えているんですね。
市内観光は、電車、タクシー、トゥクトゥクを利用しました。
外国人観光客が市内観光する場合、タクシーを利用するのもひとつですが、交通渋滞を考えると格安な電車が便利ですね。
メーターのないタクシーや交渉で値段を決めるトゥクトゥクの場合、観光客は料金をふっかけられるのが当たり前のようです。
その点、長期滞在経験のある知り合いは、乗る前に必ず料金交渉をしてから利用していました。
少しでもふっかけられるような値段だったら「NO!」と言って、こちらから希望料金を指定して交渉していました。
最後は運転手も諦めて手のひらを返して「OK」と言う感じでした(笑)
トゥクトゥクに乗ってしばらく走った後、運転手は途中で路肩に停めました。「この先に観光スポットがあるからいかがですか?」と言ってきます。それにのせられた観光客はプラス料金をしっかり取られるようです。
そんな運転手の常套手段を知り尽くしている知り合いは、ハッキリ「NO!」と言って断っていました。
最初に交渉で決めた目的の場所と料金(全員の合計料金、一人当たりの料金ではない)は、絶対に守らせることが必要のようです。
案の定目的地に到着した時、運転手は一人当たりの料金を言ってきました。
ワット・ポーと王宮
昨年2016年、タイ国民から敬愛されていたプミポン国王が亡くなられ、現在でもタイでは国家的な喪に服していました。
一部の一般市民や特に公務員の服装は黒服でした。
テレビ番組もほとんどが王宮の行事一色という感じでした。
そんな王宮と隣接するワット・ポーに行ってみました。
両方とも観光客が大勢訪れていましたが、特に王宮周辺は物々しい警備体制で訪れる観光客の持ち物検査や道路の封鎖がありました。
タイといえば仏教の国ですね。
せっかくタイに来たのだからあまり関心のないオジサン、オバサンでも一つぐらいはお寺巡りをしてしまいます。
タイに来てここに行かな人はいないというくらい有名なワット・ポーを訪れてみました。
黄金の長さ46mの巨大な寝釈迦像!
涅槃仏とは、釈迦が入滅する様子を仏像としてあらわしたもの。
寝仏、寝釈迦像、涅槃像とも呼ばれ、主にタイの寺院などで見ることができる。
ととんどの像容は、右手を枕とするか、もしくは頭を支える姿である。基本的には頭は北向き、顔は西向きとされる。これが後に、一般の俗人が亡くなった時に「北枕」とされる由縁となった。
ウィキペディア
仏教国らしい一面に触れることができました。
まだ喪に服しているため、王宮周辺の広い道路は封鎖されていました。
歩いているのは観光客がほとんどでした。
王宮の中は世界中からの観光客で賑わっていました。
最も多いのは、世界中どこに行ってもやっぱり中国人なんですかね~。ガイドを先頭にした団体ツアーばかりです。
あの甲高い声(発音)とごった返した団体さんの影響でゆっくり観て周るどころではありませ~ん!
早々に王宮を退散して、一般道路に出るまでの歩道は、王宮に向かう中国人観光客ツアーの団体が波のように押し寄せてくるばかりでした。
さすがにうんざりしましたね(笑)
気を取り直して、タクシーで近くにあるカオサン通りに向かいました。
ここは世界のバックパッカーたちの聖地と呼ばれているそうです。世界中のバックパッカーたちが必ずといって良いほど足を運ぶのが、この「カオサンロード」のようです。
大きなリュックを担いでいるバックパッカーらしい人たちがかなりいました。
私たちもゆっくり見て歩き、買い物を楽しみました。中国人観光客がいないためホッとしましたね(笑)
各お店の前の歩道は、全て出店や屋台で埋め尽くされていました。街頭での商売はなんでもありなんですね。
バンコク市内食べ歩き
バンコク市内にあるカフェ&レストラン
一年中暖かな(暑い!)気候のせいかオープンカフェが多いです。ちょっと一休みにいいですね。
タイ料理以外でも世界各国の料理がすべて揃っているのが、このバンコクなんだと思いました。
汁なしのまぜ麺で有名なお店だそうです。バンコク市民にとっては人気があるそうです。
なかなかいけますね!
こちらは屋台が集まった一角です。
日本で言うラーメンですね。やっぱり日本のラーメンが美味しいです。
今回は旅は、一応なんでも食べることが目的でもありますから(笑)
電車とタクシー乗り継いで行った人気のあるレストラン。
ほとんどが現地のタイ人ばかりで、観光客はほとんどいない日本で言う居酒屋のようなお店です。
安くて美味しいのが売りのタイ北部料理専門店だそうです。
中国料理の影響を受けた空心菜の炒め物。マンゴーにもち米を添えた、タイでは定番中の定番デザート。
実に美味しいですね。
バンコク最後の夕食は、ホテル近くにあるタイ料理専門店でした。
こちらは外国人観光客や日本人駐在員にも人気があるお店だそうです。
料理名はよくわかりませんが、トムヤムクンだけは覚えていました。
辛くて酸っぱい味は独特ですね~。
夕食後、ホテルまでの帰り道に、あの有名な?「ソイカウボーイ」通りを歩いてみました。
知り合いが面白い所に連れて行ってあげるということで通った場所が、ニューハーフ嬢がズラリと並んだ歓楽街でした。
もちろん通っただけで中には入りませんでしたが(笑)
タイでのお土産は「ナラヤ」で買い物。
装飾雑貨、小物類など安くて品揃えが豊富でした。
ということで、バンコク滞在2日間半、とても暑く活気ある街というのが印象的でした。
本場タイマッサージも体験してみました。
ちょっと旅で疲れた身体を整えて、さて次はいよいよスリランカです。
スリランカ着は深夜0時です。
スケジュールもハードな面白い旅になりそうですね。
次回「スリランカ旅行 (2)」へ つづく