天目山と蕎麦粒山

奥多摩ハイキング

山ツツジ咲く鳥屋戸尾根

 

「こんにちは~」と、すれ違うハイカー同士が登山道であいさつをまじ合わせます。
一般的なあいさつですが、他にも大きな意味があるように思えます。
”私は元気ですよ、あなたは大丈夫ですか?” ”大丈夫ですよ、問題ありませんよ” っていう意味を持っているんではないでしょうか。
そういうことでは、こうしたあいさつがお互いの安全状況を確認し合う意味を持っていると思います。
目を合わせて笑顔で対応することで ”お互い大丈夫ですね” という確認なんだと。

久しぶりに奥多摩に行ってきました。
今回は、奥多摩エリアの北に位置する蕎麦粒山と天目山です。
両山とも初めてで、二つの尾根の上り下りと二つの山を結ぶ稜線歩きの周回コースです。

 

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早朝6時奥多摩駅。
東日原行き6時27分始発のバス停にはすでにハイカーが並んでいます。
GWということもあって混雑が予想されますね。
後で登山中に出会ったハイカーに聞いたところ、この始発バスが発車した後に2本の臨時便が出たそうです。
もちろん満車状態ということで多くのハイカーが訪れているんですね。

 

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途中のバス停「川乗橋」で下車。
ここからは一般的に川苔山に登るハイカーが多いですが、私は蕎麦粒山を目指すため途中から「鳥屋戸尾根」(とやどおね)にとりつきます。
この鳥屋戸尾根は、地図上では「破線ルート」なんです。一般的な登山道は実線ですが、破線は難路という意味で表示されています。(山と高原地図)
一応登山道はありますが標識がありません。やはり登山者は私一人でした(笑)

 

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標高を上げていくと向かい側に川苔山(1363m)が見えてきました。

 

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登山道沿いには山ツツジが咲いていました。これからの季節が見頃になっていくんでしょう。

 

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標高1300mを超えると奥多摩三山のひとつ大岳山(200名山)が見えてきました。

 

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この鳥屋戸尾根(破線ルート)は、標識がない代わりに目印のリボン(主に赤色)が取り付けられています。
このリボンさえ見落とさないかぎり道に迷うことはありません。
こうした難路のルートは、特に広く開けた場所が迷いやすいです。枯葉などで登山道が埋まり、どの方向に行ったらよいか判断できない時があります。そんな時に目を凝らして周囲を見るとリボンなどの目印があります。
よく道迷いの原因に下を向いて歩いていると迷いやすいと言われたりしますが、まさにその通りですね。
私もよくそんな時があります(笑)

 

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蕎麦粒山頂上1473m。
登山口(川乗橋)からの標高差1056m。所要時間3時間半でした。登りっぱなしでしたから疲れましたね~(笑)
破線ルート(鳥屋戸尾根)は、地図上に標準時間が記載されていないためどのくらいの時間がかかるのかわかりません。
ヤマレコなどで登った登山者の記録を参考にしましたが、だいたい3~4時間位でしたからまずまずのタイムでした。

 

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今度は天目山に向けての稜線歩きです。
登山道の左側がスパッと切れているので慎重に歩いていきます。すれ違いはできませんね~。

 

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天目山頂上1576m。
一般に「三ツドッケ」と言われる山です。調べたところ三つの剣(ドッケ)の山からなっていることからだそうです。
地理的に東京都と埼玉の県境に位置するので、奥武蔵と秩父方面が眺望できます。

 

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ここまで約5時間の行程でしたから腹減った~。
いつものとおりコンビニのおにぎりで~す。

 

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中央の山が先ほど登った蕎麦粒山      奥多摩三山の大岳山と御前山(写真後方)

 

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南方にはうっすらと富士山が眺望できました。
手前の稜線は奥多摩の石尾根。右側は鷹ノ巣山。

 

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西方には奥多摩の盟主雲取山(日本百名山)が見えます。(写真中央右)

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下山はヨコスズ尾根を下って東日原へ。

 

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東日原からバスで奥多摩駅着。
早朝の駅周辺の静けさとは打って変わって大勢のハイカー達が続々と帰ってきていました。
近くの河原ではキャンプ、バーベキューで賑わっていました。
GW真っ只中の行楽風景ですね。

とういことで、所要時間8時間のちょっとハードなハイキングでした。
これからいよいよ登山シーズンです。
次回は、山仲間たちと雲取山1泊2日の予定です。

 

3 thoughts on “天目山と蕎麦粒山

  1. 今晩は。

    奥多摩とは懐かしいです。都会からも近くて森林浴を楽しめる良いところですね。
    写真拝見しましたが、お山の上はまだ新緑の時期ではないようですが、あと一週間もし
    たら芽が吹き出ることでしょう。

    多摩川には12,3年前までよく行っていました。3月に釣りが解禁になり、
    虹鱒、山女、岩魚を放流しますのでそれに合わせて年会費を払って釣りをしました。
    夫はルアー、私はミャク釣りです。
    虹鱒は取り込みに失敗してもすぐに釣れますが、山女は同じところでは釣れなくなりま
    す。きれいな魚です。
    釣った魚は我が家のワンコが喜んで食べてくれました(猫みたいですね。笑)
    6キロもある大きなヨークシャーテリア(もしかしてミックス犬だったかも)でした。
    たくさん釣れた時は近所の人におすそ分けしました。

    川に沿って今の時期はたぶん、藤の花がきれいだと思います。

    8時間の山歩きとはすごいですね。
    私の姉も山歩きが大好きです。山の話になるといつもなら口数の少ない姉が
    急に話し始めて止まりません。(笑)

    雲取山の報告を楽しみにしています。

    1. Roseさん

      こんにちは。
      そういえば多摩川で釣りをされている方がいました。
      又、私が乗った始発バスで途中下車した方が釣り道具を持っていました。
      最初、え~、こんな所で下車するんだ~って思いましたが、その方だけが知っているポイントがあるんですね。
      私は釣りをしませんが、登山と同じように釣り好きの方にとっては、こうした山奥まで渓流釣りに来るんですね。

      奥多摩周辺では、河原でのキャンプ、バーベキュー、釣り、そして登山・ハイキングなどの光景を目にする季節になりました。
      お姉さまと同じように私も登山の話になると夢中になっちゃいます。話が止まらない気持ちもよく分かります(笑)

      これからの時期、いよいよ行楽シーズンですね。
      何かワクワクしてきます。

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