定年退職後の家庭菜園
ご近所の退職者の実施割合 なんと100%!
市街地から離れた郊外に家を建てて33年。当時は、ほとんど周りに家もなく、田園風景が望める土地でした。現在では、畑が潰され宅地に変わり、当時の面影はまったくありません。 町内の自治会は班単位になっています。家を建てた当時から我が班は、9世帯で今でも変わっていません。9世帯中、退職者は私も含め7世帯。その内、私を除く6世帯のご主人は全て家庭菜園を趣味にしています。(私だけがやっていません)
我が家の裏手にあるご近所皆さんの家庭菜園。なす、トマト、きゅうり、さやえんどう、長ネギ、ふきなどたくさんの野菜を育てています。
我が家は、斑の一番奥に位置していて裏側が畑です。その畑は、所有者の好意によりすべて家庭菜園用として開放されています。もちろん使用料として、広さにもよりますが年間2千円程度です。ちょうどこの時期、皆さん野菜の苗を植え、朝早くから毎日のように楽しんでいます。私の家の玄関脇が畑ですので、近所のご主人とはほぼ毎日顔を会わせ雑談です。「畑空いてるからやってみない?」とか「野菜が育っていく様子は楽しいよ」「裏切らないから」など意味ありげな冗談話で盛り上がってます。 夏になると成長が早くなり、ご自宅で消費できないくらい採れ過ぎて、3日に一度位の頻度で我が家の玄関にトマト、きゅうり、なすなど置いてあります。最初の頃は、お礼に伺ったものですが、黙って置いていくので6世帯の誰が置いていったのかわからず、今では、そのままおすそ分けに甘えています。畑の隣が我が家なので置いていきやすいのだと思います。でも、新鮮な野菜が労せず食べられるのでありがたいことですね。
登山と家庭菜園という趣味を考え時、結果としての「登頂=収穫」という喜びはありますが、そこにたどり着くまでのプランや実践、失敗、見直しなどの過程が楽しいんですよね。
トマト料理
今回は、家庭菜園で採れたトマトではなく、同じ班のご婦人から大量にいただきました。アルバイト先のトマト農園で、市場に出せない変形した物や熟し過ぎたトマトを時々もらってくるそうです。トマト好きな私のことを知っているご婦人は、必ず持ってきてくれます。留守の時は、家庭菜園と同様に玄関に置いてあります。
こんなに大量のトマトをいただきました。オリーブオイルでにんにくと玉ねぎを炒め、皮を湯むきしたざく切りのトマトを入れてトマトソースの完成です。調味料は塩コショウだけです。
野菜の中のトマトの年間消費量は、重量でベスト5、金額では断トツトップです。現役時代、小売業の一般食品、生鮮食品にたずさわってきましたが、販売金額でも群を抜いていました。日本人はそれだけトマト好きなんですね。調理方法は、やはり生食が一番多いと思います。カットするだけでサラダとしておかず一品になりますから。 熟したトマトが大量にある時、我が家では定番ですがトマトソースを作ります。その他は、煮込み料理が最も多いです。 トマトソースは、大量に作っておいて残れば冷凍保存しておきます。今では、どこのご家庭の奥様もやられていると思いますが、特にイタリア料理をする時にはもってこいですね。
今回は、いただいた大量のトマトで3品作っちゃいました。
トマトと玉ねぎのサラダ。トマトは輪切り、玉ねぎは薄くスライスして冷水で浸しておきます。トマトと玉ねぎを重ねて市販のフレンチドレッシングを入れて出来上がり。又、生のトマトだけのソースでは、味的にちょっと薄いので市販のトマト缶を入れると美味しくなります。更に、トマトソースをベースに肉とコンソメを入れて煮込めば、そのままトマト煮込みの一品にもなり、野菜にかけても美味しいです。
トマトソースをそのままスパゲティにかけて、バジルの葉をのせればトマトスパゲティ。又、生クリームとトマトソースをからめれば、トマトクリームスパゲティ。
またまた、いただき物でこんなにたくさんの料理ができちゃいました!