山頂部に高層湿原が広がる奥山
関東方面から苗場山に行く場合、関越自動車道を使います。
関越トンネルを抜けて新潟の湯沢ICから向かえば時間を短縮できますが、月夜野ICから三国街道で向かうこともできます。
三国峠越えになりますが、道路は整備され走りやすく、途中に赤谷湖のある猿ヶ京温泉、法師温泉、貝掛温泉などがあり、観光と紅葉ドライブが楽しめます。
今回の山旅は、苗場山登山口までのアクセスが長く、早朝からの登山開始ということから車中泊の1泊2日で出かけました。
月夜野ICから三国街道(17号線)を走り三国峠越えです。
街道沿いは少しづつ紅葉が始まっていて、見上げる山並みは赤と黄色のグラデーションが見事でした。
途中、法師温泉長寿館に立ち寄り入浴。(大人1000円)
十数年前、カミサンと行って以来でした。ぬるめの湯がいいですね。
苗場スキー場の山は「筍山」だそうです。苗場山はこのスキー場のずっと奥にあります。
オフシーズンでしたが、リフトを使って展望できるため平日でも観光客が意外と多かったです。
道の駅「みつまた」で車中泊です。
三国街道沿いにあり、苗場スキー場から10Km湯沢方面に向かったところにあります。
道の駅の前がみつまたロープウェイの発着所です。(かぐら・みつまたスキー場玄関口)
苗場山往復8時間の山歩き
前泊した道の駅を早朝5時出発。
夜明け前の暗闇の中、登山口の「かぐら・みつまたスキー場」までの狭い林道を約40分かけて車を走らせます。
登山専用駐車場(無料)にはすでに10台ほどの車があり、皆さん登山の準備をしていました。
早朝6時。朝もやの中、スキー場ゲレンデを通って登山口に向かいます。
期待できそうな天気ですね!
標高1700m付近から森林限界になり、いっきに見晴らしがよくなります。
北・南アルプスに比べ森林限界が低いです。地理的に平均気温が低いためでしょう。
標高1800m付近の「上ノ芝」からの上越の山並みと雲海。
昼過ぎの下山の時は、雲海がまったくなくなりハッキリと越後三山が眺望できました。
苗場山の右後方には妙高連峰が望めます。更に、その後方には北アルプス北部の白馬岳方面の山並みが展望できました!
神楽ケ峰からいったん下り、鞍部から見上げる苗場山。
ここから1時間かけて登り返します。
登りきると目の前に果てしなく広がる高層湿原が!
三角錐に見えた苗場山は、実は台地のような平らな頂上になっていました。
この緩やかな坂を登れば頂上です。 苗場山頂上2145m(日本百名山)
山小屋のベンチを借りて早めの昼食で~す。
早朝6時から登り始めているのでお腹が空きますね。コンビニのおにぎりです。
どこまでも木道が続いていました。ゆっくり30分ほど散策です。
下山途中の昼12時頃には、早朝の雲海が消えて山並みがはっきり眺望できました。
群馬方面の山並み 拡大 手前武尊山、左奥:燧ケ岳 右奥:至仏山
標高1500m付近のスキー場ゲレンデと1600m位までの樹林帯の紅葉が見事でした!
紅葉は、これから更に標高を下げて街道沿いまで広がっていくでしょう。
まだ標高の高い場所ですが、10月下旬から11月にかけて三国街道沿いの紅葉が見ごろになると思います。
その頃、ドライブがてら来てみてはいかがでしょうか。
秋晴れの中、紅葉登山が楽しめた一日でした。
「苗場山」 おわり
くろとごまです。素敵な写真、堪能させていただきました。久しぶりの三国峠
で紅葉を楽しんできます。
貴重な情報、ありがとうございました。
くろとごまさん
コメントありがとうございます。
高速道(関越)ではゆっくり紅葉を楽しむことができませんが、
三国街道でしたら好きな場所で車を停めて紅葉見物できますね。
新潟から関東方面に向かうのであれば、くろとごまさんの帰省
ルートは大正解ですね!
天気も安定してきていますから楽しめると思います。
お帰りの際は、運転に気を付けて楽しんできてください。