3千m峰が続く天空の道をたどる山旅へ
※次回のブログアップは7月下旬になります。
今年最大の登山「南アルプス百名山七峰縦走」に行ってきます。 一昨年より計画していたこの山旅は、私自身の憬れのルートでした。 予定では8泊9日の旅になり、約80Kmを超える山岳歩行距離になります。
静岡県の畑薙ダムから入山して、一日かけて茶臼岳のある稜線まで登ります。 2日目からは日本百名山の光岳~聖岳~赤石岳~悪沢岳~塩見岳~間ノ岳~北岳までの七座を走破して、山梨県の広河原に下るルートです。
南アルプスのこの山岳地帯までのアプローチは、北アルプスと比較して距離、時間とも困難な場所にあります。 このため、これらの頂き(百名山)を目指す登山者は、一回の登山で1~2座の登頂に限られ、何度かチャレンジして達成する場合がほとんどです。
今回の登山では、それらの峰を一気に走破しようという試みです。 「せっかく稜線まで登ったから降りたくな~い」という気持ちがあります。 登りと下山にそれぞれ丸一日かかり、稜線歩きが約一週間かかりますから、長期間の山旅ということでのリスクがあります。 予備日も含めて最低10日くらいの日数がかかり、働いていればなかなか出来るものではないと思います。 退職して有り余る時間があるということが、メンタルな面での余裕が出てきます。 できればそうしたもの(時間)を有効に使い、先を急がずどっぷりと山の中に身を置いてみたいと思っています。 急激な天候の変化によって登山が厳しい状況になった時は、山小屋にもう一泊、更にもう一泊する余裕をもって逆らわない山旅が理想です。
昨年8月、南アルプスの北岳、間ノ岳、農鳥岳の白峰三山縦走。 今年の南アルプス百名山七峰縦走のための予行練習を兼ねて2泊3日の山旅でした。
長期山旅の装備品の準備
約10日間近くの山旅では、短期間の登山と異なりそれなりの準備が必要です。 山小屋泊といっても南アルプスの場合、避難小屋を利用することがあります。 宿泊することはできるが食事ができない小屋があります。 (避難小屋:夏季の期間限定で管理人が在住するだけ。布団の設備のみなど) このため、食料・水・炊飯道具などの準備が必要になってきます。 テント泊の場合、こうした装備は当たり前ですが、60歳のオヤジではテント用品も含め重量がかさみ長期間の山旅は難しいです。 なによりも出来るだけ快適に登山を続けるためには、やはり山小屋泊まりが最適です。 小屋のご主人や同宿した登山者同士での語らいもまた登山の楽しみのひとつだと思っています。
地図、コンパス、計画表など 寝袋、ダウン、スパッツ、レインウェア
衣類もたくさんになりました。 食料、炊飯用具 帰りはバスと電車なので、別に「帰り用の衣類一式」を準備しました。汗臭い汚れた衣類を着て公共交通機関を利用したくはないですからね(笑)
虫よけ、日焼け止め、医薬品も。 ザックの重量は12Kgでした!
ということで準備万端です。 ひとつ気がかりなのはデジカメの充電です。写真は数百枚になるので充電がもって3日間くらいです。(今までの経験上) 山小屋によっては充電設備(電源)がないところが多々あります。 同じ機種の充電器を別に用意しておけば良かったのですが、手配するのをうっかり忘れてしまいました。このため予備にもう一台小型のデジカメを持っていくことになりました。 また、スマホのカメラでも対応できるので、使いまわししたいと思ってます。
次回のブログアップは、今回の山旅から戻ってきた後になりますので7月下旬になります。 次回予定「南アルプス百名山七峰縦走」です!
気をつけて行ってきてください。
次回の投稿を楽しみにしています。
お一人で登られるのですか?
天候に恵まれて無事下山されるよう祈っています
美しい写真の数々やお土産話を楽しみに待っています
行ってらっしゃい
mittyさん、桂川さん
コメントありがとうございます。
今日27日の夜、無事に戻りました。
今までになく素晴らしい山旅でした。
10日間という長い縦走の旅を終え、たいへん充実した気持ちです。
早々ブログにアップしますので楽しみにしてください。