義父の施設入居

高齢者介護施設への入居~ケアマネジャーとの相談

 

退職してから3年間、親の介護に関わる機会が多くなりました。
と同時に「高齢者介護施設」についてもいろいろと学ぶことが自然に増えてきました。
3年前に義母の特別養護老人ホーム(特養)入居、今年に入り実母のグループホーム入居そして今回は、義父の施設入居の検討に関わってきました。

私たち中高年の年代になると少なからず親の介護問題に直面してきます。
親が健在な時は「介護」という言葉すら他人事のように思ってきました。
しかし、いざ親の介護に直面した時、どうしたら良いのかという問題に突き当たります。
同じような悩みを抱えながら友人や会社の同僚などと話題になるのが、この介護問題ではないでしょうか。                                   親の介護離職も年々増え続けている現実が、そのことを物語っていると思います。                                  又、女性の場合は一般的に嫁いだ先の義父母の介護に直接関わり、在宅介護となればその負担は夫以上に重く圧し掛かかってきています。
こうしたことから、私たち中高年の男女問わず何らかのかたちで関わりを持つようになってきています。

 

2016高齢者住宅3  2016高齢者住宅4

 

96歳になる義父は、今でも一人暮らしを続けています。
義弟(長男)が、親の近くに住んでいることから毎週休みの日に義父の身の回りの世話をしています。                                    私たちも月に2~3回ほど様子を見に出かけ一緒に食事をしたりしています。
現在義父は要介護2に認定され、週2回のデイサービス(通所介護)と週2回のお掃除のサービスを介護保険で受けています。                                               年齢的に考えれば一人暮らしはもう難しい歳です。今までなんとか一人で生活できてきたのは、特に持病もなく元気で過ごしてこれたからだと思っています。
しかし、身体的(特に足腰)にはもう限界にきています。

高齢者介護施設にはいろいろな条件によって多くの種類の施設があります。
身体的な介護度合、病気の状況、認知症、費用・サービスの高低などの条件から、選択肢がたくさんあります。                                                                  私たちのように介護に関わる素人では、どういう風な施設に入居したら一番良いのかその判断は難しいものがあります。                            今まで経験してきた中で分かったことは、やはり専門的な知識と直接介護者の身体状況を把握している担当のケアマネジャーのアドバイスが一番良いのではないかと思います。

 

サービス付き高齢者住宅

 

担当のケアマネジャーと相談する中、義父の生活や身体状況から判断して「サービス付き高齢者住宅」に入居する方向で話をすすめました。

サービス付き高齢者住宅とは、バリアフリー対応の賃貸住宅で、主に自立(介護認定なし)あるいは軽度の介護状態の高齢者を対象に生活相談員が常駐し、入居者の安否確認やさまざまな生活支援サービスを受けることができる。
HOME’S資料より

この施設のポイントは、賃貸住宅、バリアフリー、出入り自由、要介護サービス付きという点で、普段の生活を送りながら希望に沿って介護サービスが受けられるシステムです。
基本は賃貸ということですから、入居者や家族の判断で退去も自由にできます。

 

2016高齢者住宅1  2016高齢者住宅2

 

今や65歳以上の高齢者が人口の25%を占め更に拡大する中、老後生活に不安を感じる方々が増えてきています。                              自分たちの親の介護施設を探すことはもちろんですが、近い将来介護が必要となる自分たちの生活をどのようしていくかということで、このサービス付き高齢者住宅が拡大してきているということのようです。                                     つまり自立して生活できる状態の内にこうした住宅施設に入居する高齢者が増えてきているということになります

このサービス付き高齢者住宅は、建物構造や設備、サービスの内容によって賃貸料の高低があります。その料金はピンキリと言っても過言ではないと思います。
それだけ多くの高齢者賃貸住宅が新設されているのが現実で、意外と予約待ちなしで入居できるようです。

今回、義父の施設入居の話をすすめる中で、3ケ所のサービス付き高齢者住宅を見学しました。                                       3ケ所とも同レベルの施設で月額利用料は14~16万円(家賃、共益費、食費全て込)でした。                                                少しでも快適に不自由なく過ごしてもらいたいと思いますが、費用がこれだけかかりますから現実的には厳しいものがあります。                        こうした状況や条件面などで苦慮されるご家族の方は多いと思います。
資産や年金が十分あって全ての条件を満たし満足のいく高齢者住宅に入居できる方はいると思いますが、一般庶民にとってはやはり難しい面もあるのではないでしょうか。

今の義父の身体状況からみれば早期に入居した方がいいのではないかと家族で話し合い、利用料金のこともありますが、現在その方向で進めています。

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