キャンピングカー=旅行用車両
車は便利に使える旅行のアイテム
今年のくるま旅は、遠距離旅行として計5回28日間で約1万Kmの走行でした(他走行含) くるま旅を続けてきた中で感じることは、車は旅を快適にするための実用的な旅行アイテムのひとつということを再認識したことでした。 かつて欧米から導入され憧れの象徴であった「フル装備のキャンピングカー」は、今や日本の国土や発達した商業施設状況からみて、その必要性に疑問を感じるばかりです。 より大衆的に安価でくるま旅を楽しむことを目的とするのであれば、必要最低限の装備があれば十分だと思います。 もちろんこうした装備の必要、不必要な議論は、個人の価値観ですから、一概に言えるものではありません。
こんなことを思っていたところ、日本RV協会から10月にコメントが出されていました。 今回の調査から、キャンピングカーが”アウトドア”や”キャンプ”を補佐するツールという立場を維持しつつも、より広い場所で便利に使える旅行のアイテムとして認知されてきたことが伺えます。 それというのも、かつては人気装備品の筆頭に挙がっていた装備類が少しづつ注目されなくなってきたのです。 たとえば、キャンプ場での使用を前提とした「サイドオーニング」などは、道の駅や高速道路のSA・PAで仮眠をとるケースが増えるにしたがって装備率の低下につながっているように考えられます。 代わりに、「FFヒーター」「ルームエアコン」といった、道の駅や高速道路のSA・PAで仮眠をとる時の快適性を重視した装備や「冷蔵庫」のように長期間の旅行の時に便利な装備に人気が集まるようになってきました・・・。 今やキャンピングカーはどんな場所でもオールマイティに使える新しい「旅行用車両」として、その存在を示し始めた。 2015年10月5日RV協会HPより
より大衆的で安価な「旅行用車両」が求められる時代
キャンピングカーというと、まだまだ一部の富裕層の贅沢品という感があるように思えます。しかし、言葉を変えて「旅行用車両」ということで、最低必要な装備があれば快適なくるま旅を楽しむことができるのではないでしょうか。 厳しい経済状況や年金制度の改悪が続く中でも、退職以降あまり経費をかけないで旅を楽しみたいと思っている方は大勢いると思います。 その点、くるま旅は、それほど高額な旅費をかけなくても楽しむことができる旅のスタイルのひとつだと思います。 問題は、キャンピングカーとい贅沢品的な車両の改革にあるのではないかと思います。 ユーザーが求める装備だけ揃え、普通乗用車並みに安く購入できるものであれば、より気軽にくるま旅を楽しむことができると思います。 製造販売店側は、そうしたニーズに応えればマーケットは拡大して、需要は更に高まるのではないでしょうか。 一般の乗用車でくるま旅、車中泊されている人がほんとうに多いの?と思う方がいると思いますが、実際に経験した中では、ビックリするほど多いのに驚かされます。 このことは、今年伊豆の道の駅で滞在した時、広い駐車場が車中泊車で埋め尽くされている状態を見ても明らかでした。 私たちが日常生活の中で普段目にしない光景が、こうした場所にあるということです。
キャンピングカー大手情報サイトのRV協会が、こうしたコメントを出すのは多分はじめてではないかと思います。それだけ時代が変化してきている現われだと思います。
「2015年のくるま旅」 つづく
面白かったです。
私のほしいものは、冷蔵庫だけかな…
全部そろうと、家だよね~
やはり、不便を楽しむつもりでないと楽しくないかも。
ところで、28日間1万キロって、すごい!
来年は、どちらへ? 楽しみにしています。
家犬さん
コメントありがとうございます。
家犬さんご夫妻もくるま旅を楽しんでいますから、今の車中泊状況がおわかりかと思います。多少の不便はあっても、いまでは充分過ぎるほどの商業施設やサービスが整ってきていますから、楽しく利用できますね。
来年はカミサンの完全退職を迎え、本格的なくるま旅をはじめようと考えています。このため今年は単独登山に集中した次第です。
来年の春から初夏にかけて山陰・九州、夏は北海道に足を延ばそうと思っています。特に北海道はくるま旅の聖地ですから、今から楽しみにして計画を練っているところです。