由比・沼津漁港の秋の味覚

桜えびと獲れたて地魚のお刺身

 

静岡への実家の行き帰りは、いつも駿河湾沿いにくるまを走らせます。
東名、新東名を使えば早く快適に行くことができますが、もし時間があれば高速とほぼ平行して走り、静岡県を横断するバイパスをおすすめします。
高速料金がかからないことや車の流れもスムーズで、海沿いに走らせることから駿河湾・伊豆半島・富士山の眺望を楽しむことができます。
又、なんといってもその途中の漁港で水揚げされた新鮮な海の幸を堪能することができます。

今回は、その中で由比漁港と沼津漁港を紹介したいと思います。
今では、ネットなどの普及で情報も取りやすく、観光化された場所やお店もありますが、昔から地元民に利用されている穴場的な食事処があります。

 

由比港漁協直売所の桜えび

 

桜えびの漁期は、年2回の春漁と秋漁です。今年の秋漁は10月29日からだそううです。
今回訪れたのは10月24日でしたから、まだ秋漁が始まる前でした。しかし、年間通して桜えび料理を楽しむことができます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　由比町は、目の前が駿河湾、後方は山が迫った狭い土地です。そんな町の中は、桜えびの物産店、食堂、加工場などがひしめき、桜えび一色といっても過言ではありません。
今回はその中でも由比漁協が直営する「浜のかきあげや」に行ってみました。

 

　　

由比漁港。この場所に漁協組合が営業する「浜のかきあげや」があります。
バイパス沿いにあるので車かバイクで来るお客さんがほとんどです。東海道線由比駅からも近いです。（駅から歩いて数分の距離）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この「浜のかきあげや」は、地元では超有名でトラックドライバーやライダー、その他家族連れのお客さん達でいつも混雑しています。
由比町には、この他にもたくさんの桜えび専門の食堂やレストランがありますが、漁協直営の立ち食い（テーブル、いすはある）で設備投資などのコストを抑えているため、安価でボリュームがあり人気です。

 

　　

由比どんぶり（単品で750円）　　　　　　　　桜えびのかきあげそば（750円）

 

　　

由比どんぶりセット。しらすと桜えびどんぶり、海鮮汁、かきあげ1コのセット1000円。
営業日は、桜えび休漁期間中＝金・土・日曜日・祭日のみ。10:00～15:00の時間帯。
桜えび漁期間中＝火～日曜日と祭日。時間帯は同じです。
もし行かれるようでしたら、事前に営業日をチェックしてお出かけください。

 

獲れたて鮮魚をその場でお刺身に！～沼津漁港

　

今では「ぬまづみなと」といえば一大観光名所になっています。
首都圏からも近く、清水漁港や焼津漁港も同様に「おさかな市場」というおみやげ屋さんや海鮮料理店が一同に集まるショッピングセンターの様相を呈しています。
20年ほど前、仕事で訪れた時は、今のような賑わいもなく地元民だけが利用する市場でした。しかし、時代が変わればその様子も大きく変貌してきます。週末ともなれば他県からの観光客で大賑わいになっているようです。

 

　　

「ぬまづみなと」　　　　　　　　　　　　　食事した「魚健」さん

 

さて、今回は10月26日（月）のお昼に行ってみました。平日といってもランチタイムの時間帯は観光客で大混雑でした。駐車場もほぼ満車といった状態でした。
こうした市場での食事は、一般的に海鮮料理中心にメニューが決まっています。
例えば、お刺身定食、焼き魚定食、海鮮丼、まぐろ丼、お寿司など・・・。
私たちはお刺身が大好きです。特にその土地（港）で水揚げされた獲れたてのお魚を新鮮なうちに食べられるのであれば最高です。したがって、安くて獲れたれであれば魚種は問いません。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

新鮮なお魚をその場でさばいてもらい、お刺身として食べさせてくれるお店がこの「ぬまづみなと」にあります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　このお魚とこのお魚のお刺身が食べた～い！なんて言いながら、魚を指さししながら指定していきます。そして、その場で調理してもらいお刺身にしてもらいます。
もちろん調理代金は別料金です（1匹200円ほど）。その他、単品でご飯と海鮮汁が250円ですから格安です。

 

　　

こんな感じでお魚がずらり。　　　　　　　　う～ん金目鯛はお高いですね。

 

　　

こんな珍しいお魚もあります。結構安いですね。このお魚も調理してもらえます。

 

　　

この真鯛がいい。一尾380円！　　　　　→　　お刺身にしてもらいます。

 

　　

このヘダイが食べたい。一尾380円！　　→　　これもお刺身にしてもらいます。

 

　　

秋の味覚サンマも食べた～い。一尾180円　→　これもお刺身にしてもらいました。

 

　　

牡蠣もあるの？　1個200円だ～！　　　　→　これはポン酢で食べま～す。

 

　　

指定したお魚が、大皿に盛りつけられて出てきました。カミサンと二人ではちょっと多かったかな？三人前くらいですね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お魚四品の調理代800円込みで2140円でした。この他、ご飯と海鮮汁250円でしたから合計2390円。自分が指定したお魚を調理してもらい、このお値段ですから満足です！

 

ということで、今回は由比港の桜えび、沼津港のお刺身を紹介しました。
桜えびは10月29日から漁期が解禁されます。生の桜えびはもちろん、生で揚げたかきあげは一段と美味しいです。こちら方面に行く機会がありましたら、ぜひ立ち寄ってみてください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　又、「ぬまづみなと」には、こうしたお店もありますのでぜひおすすめします。