東北の秀峰「岩木山」に登る
青森のお祭りとグルメに出会う旅
弘前から眺めた岩木山は津軽富士と呼ばれるだけあって、まことにみごとである。平地に孤立した山であるから、千六百メートルの山とは思えないくらい堂々として、思う存分その裾を伸ばしている。 深田久弥著「日本百名山 岩木山」より
岩木山南麓 たわわに実るつがるりんご
津軽富士「岩木山」登山
不安定な天候が続く中、登山当日(9/5日)、早朝から快晴に恵まれました。本来であれば麓の岩木山神社から頂を目指しますが、今回は岩木山スカイラインを使って8合目まで車で行く楽ちん登山です。
早朝の岩木山。この写真何かわかりますか? 答えはカーナビです。岩木山スカイラインの8合目までの蛇行した道路です。全長9.8Km、69のカーブがあります
岩木山頂上1625m。頂上から津軽平野の弘前方面が眼下に見えました。ガスがかかっていたので360度のパノラマは望めませんでした。
下山後、麓にある嶽温泉に立ち寄りました。
「嶽きみ」(とうもろこし) この地域のブランドとうもろこしです。ちょうど今が旬。 嶽温泉はじめ沿道にはとうもろこし販売の露天が出ていました。週末とあって近隣から買い求めにくる観光客でいっぱいでした。ゆで、焼きともとっても甘く美味しいとうもろこしでした。
嶽きみを販売していた田沢食堂で日帰り入浴しました(400円) なんともレトロな雰囲気の浴室です。入口は男女別でしたが、中に入って奥の浴槽は混浴でした。ちょうどお昼頃で誰もいません。カミサンと二人だけだったので全く気にせずゆっくり入浴させてもらいました。
ねぷたとねぶた
弘前はねぷた、青森はねぶた、ということは知っていましたが、なんでねぷた、ねぶたなのかわかりませんでした。 農作業の忙しい夏に襲ってくる睡魔や、さまざまな災厄を追い払う「眠り流し」という農民行事から生まれ、その言葉がなまってできたそうです。 毎年夏に開催されるお祭りはすでに終わっていましたが、こうした伝統芸能を保存し、観光としても年間を通して見学できる施設がありました。弘前は「津軽藩ねぷた村」青森は「ねぶたの家 ワ・ラッセ」です。この両会館に訪れてみました。
弘前 ねぷた
青森 ねぶた
アップルパイツアー
青森の果実といえば「りんご」ですね。津軽平野をくるまで走ると、見渡す限りのりんご園が広がっているのがよくわかります。これから収穫期を迎え、各農園にはたわわにりんごが育っていました。 りんごスィーツといえばアップルパイです。青森・弘前にはアップルパイをメインに販売しているパン屋さん、専門店、カフェがたくさんあります。りんご好き、パイ好き夫婦にはたまりません。
弘前市内「珈琲はなまる」のアップルパイ。テイクアウトでパクリ!
ブーランジェリーのアップルパイ。りんご「紅玉」を使ってカスタードクリームが入ったパイも美味しかったです
青森市内「Sweets Factory pampam」のアップルパイ。出来立ての熱々サクサクの食感は最高です。
ということで、弘前・青森の自然と文化、そしてグルメに出会う旅を満喫しました。 ちょっと欲張りな旅だったので、浅虫温泉に立ち寄ってゆっくりしています。
「北東北のくるま旅」 つづく
面白かったです。
写真もきれい。
少し前に登った岩木山なので、なつかしかったです。
私が登ったときも、雲っていました。
家犬さん
今回の旅は、全般的に天候に恵まれない旅でした。
岩木山に登った時、下界は晴れているんですが、頂上付近は雲がかかっていて視界はありませんでした。下山してきて昼頃から雲がすっかりとれていました。この後の旅も曇り雨が続きました。
関西から関東エリアも台風の影響ですごかったそうですね。今日そのことを知りました。旅を続けていると世間のニュースや情報に疎くなります。