郷に入れば郷に従え?
タイ南部料理食べ歩き
プーケット滞在中はレンタカーを借りて移動しました。
首都バンコクを問わず、庶民の交通手段というものを教えられました。バンコクには電車もありますが、ここプーケットにはありません。
プーケット自体ひとつの島ですから、公共交通機関というものはそれほど発達していませんでした。
では、地元の人たちの足は?というと、車とバイクが主流でした。自転車に乗っている人はほとんど皆無! 滞在している期間中数人しか見ませんでした。
年間を通して暑い国ですから自転車をこぐこと自体過酷な行為なんでしょう。それよりも手軽なバイクで風を切って走ったほうが心地よいからなんでしょう。
タイの交通ルールは日本と同じ車は左側通行です。これに伴い車は右ハンドルです。
以前、娘とアメリカ旅行した時、レンタカーを借りてラスベガスまで運転しましたが右側通行、左ハンドルのため緊張して運転したことを覚えています。
とはいえ、他国での運転ですから緊張を強いられっぱなしでした。というのもその理由は2つあります。
■信号機がほとんどない!
■縦横無尽のバイク走行!
信号機がないため、交差点ではかなり慎重になりました。一応メイン道路が優先ですが、左右の道路からどんどん無理やり入ってくるため気を使いました。
一番気を使ったのがバイクです。ノーヘル、3人乗りは当たり前。更に、左右問わず追い越し走行がひっきりなしでした。
繁華街の運転は左右のサイドミラーを常に確認していなければなりません。右折するため右ウインカーを出してセンターラインに寄せていても、なんとビックリ対向車が来なければ右側から追い越していく始末です。
こんな状況では事故が多発するのも当たり前で、毎日のように救急車が走り回っていました。
しかし、そんなことをぼやいていてもはじまりません。郷に入れば郷に従えの気持ちで「こういうものか」と割り切って運転しました。
現地に5日間滞在して最終日にスコールを体験しました。
空港に向かう途中、大粒の雨が一気に降ってきました。車で運転していても視界数メートル、ワイパーを最速にしても間に合わないくらいフロントガラスが真っ白状態でした。
道路は至る所冠水状態だったので、時速20~30kmほどに落として走りました。
ビブグルマンレストラン
プーケットはタイの南部に位置し、島エリアのため交易も盛んだったことから近隣国との融合による料理が多いようです。
そんなプーケットには、昔から地元で愛されている食堂がたくさんありました。
娘は結婚前から特に東南アジア地域に旅するのが好きだったため、タイをはじめベトナム、マレーシア、インドネシア方面に度々出かけていました。
そんなことからプーケットグルメツアー?をプランニングしてくれて皆で行ってきました。
ミシュランガイドといえば、豪華な施設や厨房設備を整え絶対に美味しいというお墨付きイメージがあります。
ちょっと調べてみると、その評価を星の数で表す方法ともう一つ「BIBグルマン」(ビブグルマン)という評価があるようです。
これは、カジュアルで手頃な価格で楽しめる大衆的なお店を推薦しているそうです。そんなお店を娘が事前にリストアップしておいてくれました。
市街地から少し離れた道路沿いにある「Baandon」というレストラン
このお店の前の道路はマラソン大会で走った所でした。走りながら、ああ~この場所にあったんだ~と。
日本でも少し知られてきている「バクテー(肉骨茶)」の美味しいお店だそうです。
骨付きの豚肉を野菜と一緒にいろいろなスパイスや漢方(八角、シナモン、グローブ、にんにく、胡椒など)で煮込んだ料理だそうです。
シンガポールやマレーシアの郷土料理ということで、近隣のプーケットでもよく食べられているそうです。
初めて食べてみましたが、トロトロの骨付き豚肉は異国情緒豊かな味わいでとても美味しかったです。
様々なスパイスが溶け込んだスープも今まで味わったことのない料理でした。
翌日、パタンビーチに行く途中、BIBグルマンレストランを目指しました。
目指すお店はカトゥーという小さな町の中にありました。全員初めて行く場所で娘がGoogleナビで道案内。
駐車場はなく店前の道路端に駐車です。バイクや車が道路わきに好き勝手に停めてもこれが当たり前の光景でした。
「カ・ムー・ボラン」というお店
道路沿いに面した地元民が利用する食堂といった感じで、お店にはドアはなくオープンでした。
厨房?といった一角で調理してました。
メニューは限られているようで、トムヤムスープの煮込み豚足麺が人気のようです。
このスープはハーブや香辛料を使って、少し酸味と辛みがありました。麺は細麺でトロトロの豚肉が美味しかったです。
煮豚丼
豚足の煮込みがご飯の上にのった料理。香辛料が香る甘めのタレがかかっていました。
日本人でもたいへん食べやすい一品ですね。
「トーデーンレストラン」
本格的なタイ南部料理レストラン
広大な敷地の中でお城のようなたたずまいのお店でした。お店の食材に使う野菜やフルーツが栽培されていました。
一皿1000円代位の値段。
皆でお皿に取ってシェアしながら食べれば、いろいろなメニューがリーズナブルに食べられます。
料理の名前は忘れました。これでもお腹いっぱいになります。
今回紹介したお店の他にもいろいろなタイ料理を食しました。
欧米などの料理と比べて、同じアジア圏ということから飽きずに食べ続けることができました。
特徴的なのはやはりスパイスや香辛料がふんだんに使われていることですね。今では日本でもこうした料理を食すことができますが、現地に身を置き、そこでの雰囲気を感じながら食べる料理はやはり違うものなんでしょう。
異国での食べ歩きは発見、驚き、美味。楽しいものですね。
ブログ「プーケット観光」つづく
次回は、宿泊したVilaaとホテル、生鮮市場、スーパーマットのお話です。